右舷側方展望室 第三回
2001/01/01〜2001/04/13

ナレーション「無限に広がる大宇宙、煌く星ぼしの狭間に様々な生命が生まれ、栄え、滅んで行く。地球もまた、その例外ではない。」
スターシャ「私は、青き星イスカンダルの女王スターシャ」
相原義一「真田さーん、変なノイズが発生しているんですけど・・・」
真田志郎「何・・うん、こりゃノイズだ!」
スターシャ「こおらぁ〜っ・・ちゃんと聞かんかい!へぼ通信士!」
証人「(へぼ通信士)ひえええ・・ドスの利いた声が〜〜〜〜!!!(とびびりまくる)」
サーシャ「お姉さま。落ち着いてください。」
スターシャ「そうでしたわね・・ここで通信を切ってしまってはお話が終わってしまう・・」
古代進「相原!どーせノイズしか拾わないならうるさいから切っちまえ!」
真田志郎「古代・・・お前の後ろ・・後ろを・・」
古代進「何ですか!?真田さん?ってどわあっ!!」
ナレーション「そこにはモニターいっぱいに女の顔が・・」
スターシャ「んったくも〜・・・だからノイズじゃないっていってんだろ!!!!!んったくもう・・・」
サーシャ「おねーさま!!!!!(モニター越しの古代達を見て)あらごめんなさいね。お姉さま、気が短くて・・・ほほほ。」
古代進「・・・・・・・・・・・・・・・・(顔面蒼白)」
スターシャ「おほんっ!私はイスカンダルのスターシャ・・」
古代進「で・・何のご用でしょうか?」
島大介「(なんだか、すっごくやな予感がする・・・・)」
森雪「てゆーか、正体不明の艦隊が接近中です。」
沖田十三「森君、報告は正確にしたまえ。」
森雪「だってえ、本当に正体が判んないっていうか〜〜」
古代進「雪!こんな時に、コギャル語を使うな!」
森雪「えー、うそー、バカみたい、信じらんない、チョーむかつく〜〜〜」
真田志郎「・・・太田、おまえが報告してくれ」
沖田十三「太田、すぐに詳細データをよこしてくれ。」
スターシャ「グオラァ!人の話をきけっつ〜の!!!!おい。」
効果音「バシューン。バシューン。<レーザーの撃つ音>」
土門竜介「くそっ。撃ってきやがった。」
太田健二郎「ええっとですねえ・・・」
沖田十三「島、回避だ!」
島大介「取り舵、ようそろ!」
太田健二郎「ああ・・・・」
観客「(第一艦橋クルー)・・・・・・?」
太田健二郎「お腹減ったなあ・・・」
沖田十三「真田!おまえがレーダーも見ろ!」
太田健二郎「お待たせしました!全国の女性太田ファンの皆様方!今年はこの太田健二郎が主役をはらさせていただきます!もうサブクルーなんていわせないぜ〜〜!!」
島大介「太田、ぐたぐた言ってないで仕事しろ!」
沖田十三「太田、艦長命令だ!貨物室の掃除をしろ!」
古代進「主砲全開。目標右30度」
徳川彦左衛門「若いもんにはかなわんのう」
効果音「ぴっかーん」
真田志郎「なんだこのエネルギーは!?」
ナレーション「その声の直後、真田の姿は第一艦橋から消えていたのであった」
島大介「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ。真田さんがきっきえたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
効果音「ぴかぴっかーん」
相原義一「こ、今度はユキさんがぁ!」
スターシャ「オホホホホ・・・」
古代進「艦長!あの船に強行接舷し、白兵戦で血路を開きましょう。」
スターシャ「私を無視するからこうなるのです・・!いい気味ですわ!」
古代守「おい、スターシャ!そりゃ、いくらなんでもやりすぎだぞ!」
サーシャ「そうですよ、お姉さま。いくら地球の方々と新年のお祝いをしたいからって・・!」
真田志郎「いてててて!ここはどこだ?!」
真田澪「お義父さま〜」
揚羽武「おとうさん!」
民衆「え、誰が!?(驚愕する第一艦橋クルー)」
沖田十三「ワシではないぞ。」
徳川彦左衛門「わしも違うぞ。」
佐渡酒造「わしも酔った勢いで・・・・!!!ないぞ!」
相原義一「さ、真田さん!今どこにいるんです?ユキさんも一緒ですか?」
古代進「私も違います。」
真田澪「私、揚羽さんと・・・結婚します!」
真田志郎「・・・ところで、君、誰?私には子どもはいないのだが」
土門竜介「ぐっ、ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。頭が割れそうに痛い。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。」
森雪「あらやだ、これ最近流行の宇宙病の一種よ!発病してから一週間以内にワクチン打たないと・・・!!」
相原義一「打たないと・・・?」
森雪「天然ボケの二乗になってしまうのよ。」
古代進「そのワクチンはここにあるのか?」
佐渡酒造「えーと、たしかここにおぉっあったぞ。」
古代進「そ、そfれは・・・・・・・・・・・・・・・」
真田志郎「どこからか覚えのある声が聞こえるが・・・回りに人影はないしな。どこなんだろう?ここは」
真田澪「さま・・・。お父様・・・・。」
真田志郎「澪、大丈夫か?」
真田澪「ハァ、ハァ、なんだか苦しい・・・・・。」
森雪「真田さん・・そこにいらっしゃるの・・ここはどこ?・・わたしも苦しい・・」
古代進「俺は何ともないんだが・・・島、お前は?」
ナレーション「だが、島の目の前には、誰もみえなかった。ただ弟の次郎の幻がうつっていた。」
島大介「次郎・・・・・・・」
島次郎「お兄ちゃん!早く帰って来て!」
島大介「次郎!どうしたんだ!次郎!」
古代進「島!・・島っ!・・・・おい、正気に戻れ!」
島次郎「もう、誰もいないよぅ。みんな死んじゃったよぅ。」
島大介「あぁ・・・・。じっ、次郎。」
古代進「どうなっているんだ・・・雪、島・・・沖田艦長は?」
沖田十三「母さん、飯はまだかのう・・・・・」
古代進「お、沖田艦長まで・・・・・・・・・・・・・・・」
スターシャ「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。体が、私の体がとけていく。きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。」
ナレーション「そのころデスラーの家では・・・」
デスラー「ジュラ、こんなところで何をしているのかね?」
脇役「あっ、あらお父様。」
デスラー「そうか。この一見展開がむちゃくちゃな出だしはお前が原因だったのだね。」
脇役「(ジュラ)ジュラも、お父様のお手伝いをしようと思って・・・」
デスラー「そうか。でもいくらなんでもやりすぎだぞ。」
脇役「(ジュラ)だって、だってお父さまクリスマスもお正月もお仕事だって、おうちに帰ってきてくれなかったから・・・寂しくて」
デスラー「これも全て大ガミラスの栄光のためなのだ。判ってくれ、ジュラよ。」
脇役「じゃ、プレゼント頂戴!お父様。」
ナレーション「その頃、地球では・・・・」
藤堂平九郎「私の出番がないな・・・・」」
脇役「(参謀)長官、それだけ平和という事なんですよ。」
藤堂平九郎「そういえば、謎の電波を調査するために発進したヤマトはどうなっているのかね?」
脇役「(通信士)いぜん、応答がありません。ヤマトに何かあったのでは?」
相原義一「定時連絡です!ヤマトは現在謎の電波とからの攻撃を受けています!艦内多少の混乱はありますが、負傷者はおりません!!」
藤堂平九郎「古代を出してくれ。」
古代進「長官。古代です。」
藤堂平九郎「古代か。負傷者はいないとの事だが、一体何が起こったのかね?」
古代進「はぁ・・。(後ろの方からやたらと叫び声が聞こえる)」
島大介「次郎〜〜〜!!!お兄ちゃんはきっと帰るからなぁ〜〜!!」
沖田十三「ワシの飯はまだかぁ〜〜!!」
古代進「っと、このように艦内は混乱しております。第一艦橋でまともなのは自分と相原、太田、南部だけのようです!」
藤堂平九郎「そうか。君達だけでも影響を受けていないのは何よりだ。すぐにその宙域から離脱したまえ。」
古代進「了解しました!太田!島の代わりに操縦を頼む!」
太田健二郎「りょ、了解。やったー!ヤマトの操縦だ。くくっ、思えば苦節五十年、さんの変わりに」
古代進「ま、まさか太田!おまえまで、言葉も意味不明になってるし・・・」
南部康雄「離脱もいいですけど、行方不明になった真田さんはどうします・・・?」
相原義一「あの・・・「ヤマト技師長行方不明につき探してください」と全宇宙に向け発信したら、きっとあらゆる宇宙人が血まなこになって探すのではないかと。」
古代進「そんなことができたらすげーよってムリだって。」
ナレーション「だが、その頃白色彗星では・・・」
ズオーダー「探せ探せ探せ探せぇ〜!」
古代進「その前に、いやな予感がしないか?デスラーみたいな奴に見つかるとまずいぞ。相原」
ナレーション「その頃、暗黒星団帝国でも」
スカルダート「大至急探し出せ!必ず手に入れるのだ!」
アルフォン「手に入れてどーするんです?」
メルダーズ「いずれ分かることもあろうよ、アルフォン少尉」
アルフォン「はあ・・・・・」
ナレーション「一方こちらはボラー連邦。」
ベムラーゼ「うむ、これぞ千載一遇のチャンス!あのサナダとやらを我々の仲間にできれば、わがボラーの弱点である「科学力の不足」がカバーできるぞ。」
古代進「なるほど、よし!相原、長官に伝達だ!『真田さんを捜索後帰還する。これは地球の危機である。』そう伝えろ!」
相原義一「了解!こちら、宇宙戦艦ヤマト、こちら宇宙戦艦ヤマト、地球防衛軍司令本部、応答願います。」
藤堂平九郎「何だと?真田君を捜索?彼がいなくなったとでも言うのかね?!」
相原義一「実はその通りです、長官。」
藤堂平九郎「古代!何としてもその任務を遂行するのだ!地球の危機!わしの首の危機だ!万が一彼が敵の手に落ちるようなことがあれば、総員格下げ減給処分、相原君のムコの話はなしだ!」
相原義一「そっそんなぁ・・・・・・・・。グシュン」
ナレーション「当然、ディンギルでも」
ルガール「なんとしてもあの男を手に入れるのだ!そうすれば確実に銀河は我が国のもの!」
ルガールJR「父上! 私という出来のいい息子がいながらディンギル帝国の行く末をたかが一人の地球人ごときに左右させるのですか!!」
ルガール「馬鹿者!そういう男を部下として使いこなせてこそ一人前の支配者!おまえにはまだそのことがわからんのか!」
ナレーション「再びデスラーの家」
脇役「(ジュラ)・・・なんて大勢の悪い宇宙人さんたちが頑張っているようだけど、お父様はどうされたいのかしら?」
デスラー「ジュラ、心配しなくてもいいのだよ。彼らに対してはすでに手を打ってあるのだよ。それに、探すのは宇宙最凶の科学者だ。」
脇役「最凶・・・?最高じゃなくて?」
デスラー「それは地球人の見方だな。あの男のおかげで痛い目にあった者からすれば・・・」
脇役「(ジュラ)なぁーるほど!流石はお父様。」
デスラー「(ふるふるふるふる:わずかに震える拳。どうやら思い出してはいけないことを思い出したらしい)」
ナレーション「いっぽうヤマトでは。」
相原義一「で、どうやって真田さんを探すんです?」
古代進「手ががりもなにもなしに、いきなり消えてしまったからなあ。」
佐渡酒造「そう言うときは酒を飲むんじゃよ古代」
古代進「んな馬鹿な・・・・」
佐渡酒造「手がかりもなしにああでもない、こうでもないと行き当たりばったりに行動したり、余計な事を考えているとかえって事態が悪化するだけじゃ。それより酒でも飲んで落ちついてたほうがずっといい。」
古代進「そうは、言ってられません。佐渡先生。これは地球連邦政府命令ですから。太田、イスカンダルの鉱石反応に注意しろよ。」
太田健二郎「はぁ?何です、それ?」
古代進「イスカンダルから持ち帰った鉱物資料の一つだよ。研究用に持っていると聞いたんだ。」
南部康雄「それって、資料をちょろまかしたってことじゃ・・・?」
アナライザー「カタイコトハ言ワナイ。ソレジャ大物ニナレマセン、南部サン。古代サン、ココハコノ私ニ任セテクダサイ」
南部康雄「大丈夫か、アナライザー。こいつは地球の危機なんだぞ。」
アナライザー「私ハ最高ノ頭脳ヲ持ッテイル。マカセナサイ」
太田健二郎「っと!古代さん、イスカンダル鉱石反応です!場所は・・・大工場???」
新米俵太「え?これですか?今度開発する「こんなこともあろうかと」のために、より詳しい鉱物分析をしておくように技師長から預かりまして・・・あの・・・?」
古代進「それだ!原因はそれだ」
テレサ「うっふーん (はだか)」
太田健二郎「わっ!島さん、「それ」頼みます!」
南部康雄「古代さん、原因って、真田さんが消えた原因ですか?」
古代進「みんながおかしくなったのはそれが原因だ」
太田健二郎「そうだよ。そいつをぶっ壊せばぱーっと終わりになるんだ。」
新米俵太「それはかまいませんが・・・これ、下手な壊し方するとヤマトが吹き飛びますけど。なにしろイスカンダリウムの結晶化したヤツですから」
古代進「宇宙にポイしてしまえ!」
森雪「まって!もしかしてコレは謎の電波と関係あるんじゃないかしら?」
古代進「おい、新米!大至急、そのイスカンダリウムの塊を調査せよ!」
アナライザー「アノ、私ノ出番ハ?」
太田健二郎「あれ!雪さん、さっき消えたはずじゃ・・・」
森雪「いい女は不死身なのよ♪」
古代進「雪、君は無事なんだね。良かった。」
森雪「決まってるじゃないの!いやねえ、古代君。」
ナレーション「といって雪が話しかけているのは、なぜか南部であった。」
南部康雄「あのう、雪さん?(大汗)」
古代進「あ、雪、コンタクトレンズ忘れてるぞ。」
森雪「いやーん。どうりで古代君にしては背が高いと思ったわ。」
古代進「(ず〜〜〜〜〜ん)」
新米俵太「こちら大工場!イスカンダル鉱石が・・・うわぁっ!!!」
古代進「どうした、新米!」
効果音「ドカーン」
島大介「まさか、巨大化したとかは無しだよな。」
新米俵太「そ、そ、そうじゃなくって、まるで異次元のトンネルが開いたような・・・わああああああ!」
古代進「新米っ!新米ー!」
ナレーション「そして工場からの声は途切れたのであった」
古代進「南部、戦闘指揮代われ!島、太田に操縦桿代われ!島、コスモガン持って大工場に行くぞ!」
島大介「じろおおおおおおおお」
古代進「こいつ、まだ直ってない」
ナレーション「その頃、新米は真田と再会していた」
真田志郎「新米!?おまえ今どっからわいて出た!?」
新米俵太「さ、真田技師長こそ・・・・・いきなり消えたと思ったら、一体何をしているんです?!」
真田志郎「何をって・・・・見れば判るだろ、飯を食ってるんだ。」
新米俵太「あれれ?言われてみれば。ここ、どこなんです?」
真田志郎「うむ、どうやら異次元空間にでもまよいこんだのかもしれん。」
新米俵太「とにかく、ここから脱出しましょう、ヤマトのみんなが心配してます」
真田志郎「俺が今まで何もせずメシ食ってたと思うのか?」
新米俵太「え?い、いいえ、とんでもありません。」
真田志郎「・・・・・・実はそうなんだ。」
新米俵太「・・つまり脱出の方法がない、ということなんですね」
真田志郎「ここにイスカンダル鉱石さえあれば、こんな事もあろうかと密かに開発しておいた超小型ワープ装置「どこでもワープ君」でヤマトに帰れるんだが・・・うーむ」
新米俵太「すみません、先輩から預かっておきながら置いてきちゃいました・・・」
ナレーション「で、その大工場に向かった古代と島は・・・」
古代進「なんだ!このばかでかい穴は!!」
島大介「おお〜、じろーはあの中だ〜、ぼく入っちゃお〜。」
古代進「馬鹿!(島の襟首がっちり)ここはアナライザー調査してもらう必要があるぞ!!」
脇役「(名も無い科学班員)(通信装置)こちら、大工場。第1艦橋へ、そこに居るアナライザーをこちらに向かわせてください。」
太田健二郎「それがそのーアナライザーは佐渡先生とお酒飲んじゃって酔っぱらってます。使い物になるかどうか・・・」
古代進「かまわん!こっちへよこしてくれ!」
相原義一「僕を無視した古代の命令なんか、誰が聞くか、といってますけど」
古代進「アナライザー、アナライザー様、分かったよ、お願いだから来てくれ!」
加藤三郎「アナライザーが来るまで、声でもかけてみるか。おーい!誰かいないのかー!」
効果音「(しばらくたって「おーい、誰かいないのかー!」」
加藤三郎「・・・・・こだまが返ってきた。こりゃ、相当深い穴だぞ。」
古代進「加藤、探査装置を下ろしてみよう。」
加藤三郎「そんじゃ、よいしょ・・・おわっ!わわわわわわ〜!」
島大介「わーい。加藤が落ちたぞ〜。」
古代進「うわぁあぁあ!!加藤!!大丈夫かぁああ!!?」
ナレーション「加藤の返事はなく、ただこだまが返ってくるだけだった・・・。」
古代進「早く来い!アナライザー!!(ちょっと怒)」
ナレーション「そのころ加藤は真田と新米と再開していた。」
加藤三郎「真田さん・・・おつむが詰まってるだけあって、固いですね・・・(涙)」
真田志郎「つぅ〜。目から火花が…。」
脇役「ほほほほっ。わらわは、ダーククイーンである。大暗黒城へようこそ地球人たち。」
新米俵太「だれでしょう、この人?」
加藤三郎「趣味の悪い服装をしたオバサンという事だけは、確かだな。」
真田志郎「ふーーーーーーむ。こんな敵は今まで見た事がない・・・・」
加藤三郎「オバハン、早いトコここから出してくれん?みんなが心配しってから・・・。」
サーベラー「きぃいい!!ダーククイーン様!やっちゃっていいですか?この生意気な角刈り頭!!」
サーダ「そうよ!!やっちゃいましょ!!(怒)」
真田志郎「おっと!この手の女性は逃げるに限る!加藤、新米、走れ!」
ナレーション「その頃ヤマトでは・・・」
古代進「おい!アナライザー、いい加減にしないとコスモガンで穴だらけにするぞ!」
アナライザー「ヒック。ワカリマシタヨ、何ヲスレバイインデス?ウィ。」
古代進「この穴の分析をしてくれ。」
アナライザー「ハイハイ・・・・ア、古代サン、穴カラ何ハ」
板東平次「古代さん、例のイスカンダル鉱石の波動と思われます。」
アナライザー「何ダ!俺ノ仕事ダゾ!」
板東平次「おまえにまかせていたらいつまでたっても敬愛する班長と新米先輩が帰って来ないじゃないか!」
アナライザー「ダッタラオマエガヤレ!オレハモウカエル!セッカクサドダイセンセイトイイキブンデヨッパラッテタノニ!」
古代進「二人とも、喧嘩をするなよ。協力してやればいいじゃないか。」
アナライザー「コンナ奴ト協力ナンカデキルカ!(蹴飛ばし>板東)」
板東平次「いてっ!…うわわ!…わぁぁぁぁ〜…(落ちていく奴)」
アナライザー「セイギハカツノダ!ワハハハハハハ!」
島大介「ば、馬鹿!工作班にそんなに欠員だしてどうする気だ!」
古代進「お、島、元に戻ったのか!?」
島大介「ああ、大丈夫だ。」
古代進「心配したぞ、急に次郎君がどうしたとか言い出したもんだから・・・」
島大介「そうだ、次郎!次郎はどこへ行った!?」
古代進「うっ・・・治ってなかったか。」
ナレーション「一方、敬愛する上司と再会する部下。」
加藤三郎「青いのばっかり集まっちゃってなあ。」
板東平次「はんちょぉ〜〜ご無事だったんですね(泣)」
新米俵太「板東君、イスカンダル鉱石は?」
板東平次「アナライザーに奪われてしまって・・・すみません」
真田志郎「帰ったら、あいつ一度オーバーホールしないと。」
サーベラー「見つけたわよぉぉぉ〜!」
板東平次「誰です、この歳を食ってるくせに恥ずかしげもなく臍出しルックなんかしてるおばはんは?」
サーベラー「きいー!このガキはホクロなんかつけちゃって生意気だわー!」
真田志郎「板東、コスモガンでこのオバハンを撃っても良いぞ。」
加藤三郎「・・・当たるのか?」
真田志郎「宇宙戦士訓練学校で一通りの訓練を受けてるから、多分・・・・な。」
板東平次「う、う、う、撃っちゃうぞ!撃っちゃうぞ!」
加藤三郎「ありゃ駄目だ。気迫で負けてますよ。」
ナレーション「のんびりと見物している真田と加藤の背後にしのびよる怪しい影…」
サーダ「見つけたわよっぉおおおお!!でも、よく見ると、いい男じゃなぁい?うふふふ!!」
加藤三郎「あんた誰?ついでに、どっちをいい男って言ってるのかな?」
真田志郎「そうか。このオバサンが出てきたときはもう四郎の方だったからな。」
加藤三郎「その前に、こんな得体の知れない女なんか、嫌ですよ。」
ナレーション「その時、一同がふりむいた先には、炎の燃える大きなかまの上になんとルダ王女がつりあげられていたのだ。」
新米俵太「・・・誰ですか、あれ?」
真田志郎「ぐたぐた言ってないで、助けよう。」
サーベラー「お待ち!ここから先は通さないよ!」
加藤三郎「板東は・・・ありゃ、のびてら。真田さん、板東とあの女の子、どっち助けます?」
真田志郎「とりあえず、坂東の守りを頼む。俺と新米はあの女性を助けることにしよう。」
加藤三郎「危なくなったら、5・6発コスモガン撃っても良いですよね。真田さん」
真田志郎「加藤なら大丈夫だろう。」
新米俵太「先輩、どうやって助けます?」
真田志郎「彼女の場合、ここで悟りを開いてもらえると実体がなくなって楽なんだが。」
新米俵太「般若心経でも唱えますか?」
真田志郎「彼女は教祖サマだから。揚羽がいると助かるんだが…(上を見て)落ちてこないかな。」
ルダ・シャルバート「あぁぁっ。熱い。アゲハさん・・・・・。助けて・・・・・。」
揚羽武「うっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。」
加藤三郎「お。飛んで火に入る揚羽蝶。」
ナレーション「しかし、残念なことに揚羽の落下地点はダークイーンをはさんで、ルダ・シャルバートとは反対の方だった。」
効果音「ごきーーーーーーん!!!(揚羽の衝突音)」
加藤三郎「・・・使えない奴。」
真田志郎「まるで、20世紀にあったと言われるド○フだな。揚羽は。」
揚羽武「ル、ルダシャルバート・・・・・僕は貴方を・・・・・(ドテ!)」
サーダ「あ〜ら。またいいオトコが降ってきたわ。」
真田志郎「ええい、そこをどけ!どかんか!(←”永久に”関連の敵には妙に燃える技師長)」
加藤三郎「おまけに相手が機械のカラダとあっちゃあ、ね。」
効果音「ズキュー―――――――ン!(真田技師長、サーダに向けて一発撃った音)」
サーダ「ふふっ・・・・・・。<どたっ>」
サーベラー「しっかりなさい!あなたのカラダにとって、こんな傷が何だというの!」
真田志郎「こんなこともあろうかと対アンドロイド用の強化弾だ。機械人間など一撃だ」
サーベラー「おのれぇえぇえぇえぇ!」
加藤三郎「オバハン、諦めて王女さまを降ろしなさいって。」
新米俵太「た、大変です!あっちから敵兵が沢山でてきました!」
真田志郎「加藤、コスモ手榴弾を敵兵に向けて投げろ!」
加藤三郎「了解!そりゃあーーーーー!」
効果音「ドカーーーーーーーーン!」
脇役「(敵兵)うわあわあああああああ!」
加藤三郎「ビンゴ!・・・・・・・また出て来た!技師長、どうしよう!コスモ爆弾はあと三つしかないんだ、これじゃ足りないよ。」
真田志郎「フッ…白兵戦に関してはプロだぞ、俺は。(コスモガンちゃき☆)」
ナレーション「だがその時!」
加藤四郎「うわーーーーーーー!!!!」
ナレーション「見事に真田の上に落下してきた加藤四郎。いや、真田が身体を張って四郎の地上激突を防いだのだろう。ああ美しき師弟。」
真田志郎「ヴーっ。そこをどいてくれ。ところでけがは、ないか。君。」
加藤四郎「君?君って、俺に言ってるんですか教官?・・・ああ、目が怒ってる!」
加藤三郎「お前まで降ってきてどうするんだよ。あーあ、青いのと黒いのが集まっちゃって。」
アナライザー「ヒョェェェェェェェェェェッ。オチルゥゥゥゥゥゥゥゥッ。」
真田志郎「い、いかん!逃げろ!あの下敷きになったら「痛ぇ」じゃすまん!」
効果音「ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!(アナライザーの落下音)」
新米俵太「ああ、バラバラになっちゃった!」
加藤三郎「まったく肝心な時になあ。ところで真田さん。ウチの弟が降ってきて忘れてましたが・・・俺達をぐる〜っと取り囲んでいただいてる、この無数の敵兵さんはどうしましょうねえ・・・?」
サーベラー「お〜ほっほっほっほ!」
脇役「サーベラー、失礼のないように連れてお行きなさい!ホッホッホ。」
ナレーション「一方、次々欠員を出しているヤマトでは…」
古代進「太田、島の調子はどうだ?」
太田健二郎「ダメです!まだ、弟さんの事で何か言ってます!」
島大介「じろ〜。兄さんは兄さんは手紙を書くぞ〜。」
古代進「佐渡先生を呼んで、治療してもらうようにしろ。太田。」
太田健二郎「それがその、佐渡先生は・・・・・」
古代進「佐渡先生までおかしくなったのか!?」
太田健二郎「いえ、ただちょっと酔っ払ってまして。」
古代進「なら大丈夫だ。佐渡先生は酔ってた方が調子がいいんだからな。」
森雪「あら、わざわざ先生においでいただかなくても、私が・・・」
島大介「(いきなり雪の手を握りしめ)雪、ぼくは君のことがずっと・・・」
太田健二郎「太田!直ぐ佐渡先生に来てもらえ!」
古代進「島、雪に触れた以上、覚悟は出来ているだろうな!」
南部康雄「古代さん、これ以上欠員出しちゃいけませんよ!」
古代進「そ、そうだな・・・・」
太田健二郎「古代さん、これ以上犠牲が出る前にこの穴塞いじゃった方がいいんじゃないですか?」
古代進「ほ〜。じゃあ太田、お前が真田さんの代わりをやってくれるんだろうな?」
南部康雄「そうじゃなくってですね、このままだとヤマトが空になっちゃいますよ。」
古代進「ふ〜む。それも一理あるか。でもできるか?そもそも艦底に近い大工場にとてつもなく深い大穴が開くっていうのがおかしいんだから。」
ナレーション「その時、進の目の前にいまは、なき父と母の幻が現れたのだ。」
古代進「父さ〜ん!母さ〜ん!今帰るか・・・じゃない、何なんだよ!僕を惑わそうというのかい?」
古代あき子「進、大きくなったね。私たちは、あなたを惑わすつもりは、ないわ。」
太田健二郎「ねえ南部、どうする?」
南部康雄「サ-ベラーさん好きだ--------------------------------------------」
古代進「南部君、このまま艦外に放り出そうか?」
太田健二郎「南部って結構惚れっぽい性格だったんだな。」
ナレーション「もはや、ヤマト艦内は誰にも収拾のつけようがなかった」
ズオーダー「むわはははは!あの技師長は不在、混乱錯乱狂乱のヤマトなど敵ではない!踏みつぶせ!」
古代進「波動砲、発射用意!」
南部康雄「無理ですよ、機関室に大穴が空いてる状態で波動砲なんか撃ったら大変なことになります!」
ベムラーゼ「ほ〜ら、おしおきだべ〜!」
古代進「ええい、こんな時にか!」
古代守「進、あのぶよぶよのオッサンに向けて、砲撃しろ!見るに忍びない。」
古代進「兄さん、今までどこに潜んで・・・まあいいか、南部!主砲発射だ!」
ナレーション「その時、島は、正気に戻った。」
島大介「俺は何を?…いかん!敵に囲まれている!ワープだ!」
古代進「バカ、もう主砲発射用意させている。それに、機関室に大穴あいているのに何でワープが出来るんだ?」
島大介「大穴っていっても物理的に隔壁が吹っ飛んだわけじゃないだろう?エンジンは正常に動いているぞ!」
古代進「でも、こんな大穴だぞ・・・・・それに今まで、真田さん、新米、坂東にアナライザー、加藤兄弟と揚羽、合計7人もあの穴に落ちているんだ。もし、衝撃で閉じたりしたら・・・・」
古代守「真田がいるなら何の心配があるものか!いないこっちの方がよっぽど心配だろうが!」
南部康雄「げっ!守さん鋭い!」
古代進「でも、兄さん、真田さん何も持ってなかったけど。」
南部康雄「・・・古代さんも、たまには鋭い。」
古代守「進。何年、あいつの世話になっているんだ?「こんなこともあろうかと」でなーんにもないところからバズーカ砲くらい平気でだす奴だぞ。」
古代進「そ、そういう事はあったか?南部(汗)」
森雪「あっ、艦艇の大穴から真田さんたちがでてきました。」
加藤三郎「よっ。ただいまー。」
太田健二郎「いったい、どうやって・・・」
加藤三郎「げに恐ろしきは女のヤキモチだな。いい男ばっか落ちてきたもんだから、オバハンたちが喧嘩になっちまってさ。」
新米俵太「先輩や加藤さんがおばさん達の目を引きつけている間、僕とアナライザーで出口を探索したんです。」
古代進「よく出口を見つけられたなあ。」
アナライザー「エッヘン。私ニ感謝シナサイ。」
真田志郎「うーむ。今回頑張ったのはアナライザーだったからな。」
板東平次「でも女性陣に相手にされなくてヤケで頑張ったんですよ。」
古代進「で、その穴はもう塞いだのか?」
真田志郎「穴は今塞がせているんだが、誰か俺のイスカンダル鉱石を知らないか?」
ルガールJR「はははは!イスカンダル鉱石は私が戴いた!」
島大介「どうします?追いますか?」
古代進「放っとけ、あんな奴では爆発させるかがオチだ。」
ナレーション「その時、相原の前に故郷にいる母の幻がでてきたのだ。」
相原義一「父さーん!母さーん!以下いつもと同じ!」
森雪「大変よ! 相原君がヤマトの外に!!!」
真田志郎「心配ない!こんなこともあろうかと相原の宇宙服はこちらからコントロールできるようにしてある!」
ナレーション「そのころ相原は、一人宇宙を歩んでいた・・・・・つもりになっていた。」
新米俵太「相原通信班長、着艦完了、収納します。」
真田志郎「それにしてもまだイスカンダル鉱石の影響が残っているのか?」
島大介「みたいですね・・・でも真田さん、あんなもん持って歩いててよく正気でいられましたね」
古代進「そりゃあ真田さんだから、強い意思で耐えぬいたんだよ。」
真田志郎「石になんか負けてたまるかって、強い意思を持ってたんだ。」
南部康雄「・・・恐いから言うのは控えましょう・・・。」
太田健二郎「レーダーに爆発反応!位置からするとさっきのボウヤだな。」
ルガール「・・・・・JRよ、お前は一体なにを拾ってきたのだ?(爆発のせいで真っ黒)」
古代進「な、言った通りになったろ。島。」
ルガール「こんな石コロなど捨ててしまえ!(船外にぽい)」
太田健二郎「レーダーに反応!…イスカンダル鉱石だ。どうしましょう、こっちに戻ってきますよ?」
沖田十三「古代!波動砲で撃てっ!」
真田志郎「待ってください!波動エネルギーとイスカンダル鉱石が化学反応を起こして何が起こるか分かりません!異次元への大穴くらいではすまされないかもしれません!」
板東平次「えぇ。班長の言う通りです。」
沖田十三「ええい、じれったい奴らめ!わしが撃つ!」
古代進「機関長、全エネルギー停止!」
徳川彦左衛門「艦長!いつでも撃てますぞ!」
沖田十三「こんなこともあろうかと、艦長席にトリガーがあるんじゃぁ!発射!!」
新米俵太「ああ、まだ波動砲のストライカーボルトの修理が・・・・・!」
効果音「チュドオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!」
ナレーション「西暦2XXX年、ヤマトは永遠の旅に旅立つ前に自ら粉々になる・・・・」
真田志郎「・・・・ところだった。(大汗:寸前で沖田艦長を止めるのに成功)」
沖田十三「ぎぬ〜〜〜離せ〜〜〜」
島大介「まったく寿命が縮まったよ・・・おい!その鉱石がまっすぐ第一艦橋に向かってくるぞ!」
古代進「島、面舵30度!」
島大介「ようそろ、面舵・・・・・・古代、舵が効かない!」
真田志郎「むかってくる・・・?舵が効かない?あ、そうか。すまん。多分こいつと引き合っているんだ。(コンソールのポケットからひとつ取り出して見せる)」
太田健二郎「でえええええええええ!」
南部康雄「真田さん、それは一体・・・・?」
古代進「ま、まさか、もう1つイスカンダル鉱石があったなんて無しですよ。」
真田志郎「かつてひとつだった物の片割れだ。鉱石の部分的性質が奇妙な磁力線を発生させていることに気が付いて、それが分割された場合の電子的流動速度と相対…簡単に言えばあっちがプラスでこっちがマイナスだ。」
太田健二郎「そ、それらがぶ、ぶつかった場合、どうなるんですか!!!!」
真田志郎「まだそのテストは終わっていないんだ。」
新米俵太「先輩の予想としては「くっついて、おしまい」じゃありませんでしたっけ?」
真田志郎「これまではな。だが、片方であれだけの大穴をぶち開けるとなると…」
古代進「真田さん!すぐに、艦外投棄して下さい!」
島大介「いや!ワープで逃げるぞ!みんなつかまってろ!ワーーーープ!」
ナレーション「ヤマトは緊急ワープを行った。だが、大方の天球儀常連の予想通り、もう一つのイスカンダル鉱石も一緒にワープ空間に巻き込んでしまった」
島大介「・・・で、ここはどこなんだ?」
太田健二郎「座標の確認はあとにしましょう。相変わらずイスカンダル鉱石がこっちに向かって飛んできてますから…」
古代進「とにかく、そのイスカンダル鉱石の片割れはすぐに艦外放棄してください!真田さん!」
アナライザー「モウ危険デス!私ガヤリマス!」
ナレーション「有無を言わさず真田から鉱石を奪い、艦外に出たアナライザー。しかし、それを宇宙空間に投げようとしたとき!」
アナライザー「コウセキノジリョクデ テカラ ハナレナイ!」
真田志郎「アナライザー、どうした!」
アナライザー「真田サーン!いすかんだる鉱石ガ私ノ手カラ離レマセーン!」
真田志郎「だーったく!ちょっと待ってろ!」
太田健二郎「ああ、イスカンダル鉱石が直ぐ側に!」
古代進「機関長、波動砲拡散噴射による後進全速!!」
新米俵太「波動砲拡散噴射って、それじゃ鉱石と反応してしまうんじゃ?…ああ先輩は行っちゃったし!どうすればいいんだよぅ!」
南部康雄「この際アナライザーは諦めるか?!」
島大介「ダメだ!真田さんまで船外に出てしまった!これじゃぁ真田さんごと・・・・!!」
ナレーション「その時、イスカンダル鉱石がドッキング・・・!真田とアナライザーの運命やいかに!」
森雪「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ。真田さん、アナライザー。」
太田健二郎「甲板で猛烈なエネルギー反応!」
古代進「新米!空間磁力メッキ作動!!」
新米俵太「は、はい!」
島大介「おい新米!真田さんまでメッキされたりしないだろうな?!」
新米俵太「え、ええっと・・・・・もう、作動させちゃいました。」
太田健二郎「ああっ!くっついたイスカンダル鉱石が、拡散噴射による波動エネルギーと反応しあって最大反応!いや、測定不可能です!!」
島大介「いかん!取り舵、一杯!」
徳川彦左衛門「こちら、機関室。その反応で、計器が うわっ」
古代進「もしかして爆発するのか?!どうしましょう、さな…うああ〜。」
ナレーション「艦内のあちこちでは、計器が壊れプラズマが飛び交っていた。」
佐渡酒造「ワシの酒がぁ〜〜!!」
幕之内勉「今日のメシがめちゃくちゃだァ!」
真田志郎「ええい!騒ぐな!落ち着け!!」
古代進「しゃ、しゃなだしゃぁ〜〜ん゛!!(半泣き)」
真田志郎「俺は大丈夫だ。しかし酷く損傷したなぁ・・・。修理に時間が掛かるぞ。これは。」
山崎奨「機関部も酷くやられてます。波動エンジン出力低下、通常の30%でしか航行できません!!」
南部康雄「まさかとは思うけどぉ・・・。こんな時に敵が現れたりなんかしちゃったりしちゃって・・・。んなわけないよ・・・ねぇ?(ビクビク)」
太田健二郎「それを言うと、出てきたりすることになってるんだよなぁ」
デスラー「行くぞ!タラン!」
タラン「は?ヤマトを襲うのですか?」
デスラー「撃沈されたくなければ技師長を渡せと要求するのだよ。フフフ、これであの男がわが帝国のモノに・・・」
古代進「加藤、哨戒機を出せ!」
佐渡酒造「加藤なら重傷じゃい!出撃どころではないぞ!」
南部康雄「これって・・・次々とまた敵が出てきて『技師長くれたらたすけてあげる♪』ってパターン?」
沖田十三「いらぬ詮索をするな!南部!」
ズオーダー「わははははは!ご名答!」
サーベラー「大帝!今それどころではありません!」
ズオーダー「何?」
サーベラー「大帝の女性問題がスクープされました!支持率低下が心配です!先に足元を固めてからでもよいかと。」
スカルダート「くわっはっはっ!すけべぃ親父は引っ込んでいてもらおうか。」
脇役「(スカルダート付武官)(お前も大差ないんだよ・・・(-,-) ボソッ)」
真田志郎「・・・美人でしとやかで料理の上手い優しい嫁さんを世話してくれるなら考えてもいいかな・・・?(ぼそ)」
南部康雄「そんなこと南部重工(株)の力で探し出しますよ!!!」
証人「南部重工は平安美人が多いです。」
効果音「ピーン ピーン」
新米俵太「レーダーに反応しません!!」
南部康雄「そんなことはない!南部重工には美人で優しい女性が一杯いますって!」
真田志郎「どうせ売約済みなんだろ?(ジト眼)」
脇役「()」
森雪「たいへんです!南部重工株が大暴落しています!!」
南部康雄「何やったんだクソ親父?!」
デスラー「フフフ。その条件、我がガルマンガミラスならいとも簡単。しかも職場にはフラウスキー少佐はじめ『有能な』(←非常に強調)同僚揃い。いかがかね?」
サーベラー「アラ?デスラー。私の美貌にかなうものが全宇宙にいるとでも思いまして?おほほほほ!!!」
観客「だんだんあやしくなるなぁ・・・・」
島大介「真田さん。無視して、ヤマトの修理といこうじゃありませんか。」
真田志郎「それはそうなんだが・・・島。俺の腕知らないか?」
島大介「大工場でまた作れば良いんですよ。そうか、ミー君でもくわえていきましたか?」
真田志郎「(ごちん☆>島)空間磁力メッキから間一髪で逃げたんだが、片方だけメッキされてしまってな。修理のため外しておいたんだ。」
古代進「そういえばアナライザーはどうしたんです?」
アナライザー「やまとニモイノチハアルノカ (バコン←オーバーヒートで壊れる)」
真田澪「美人でしとやかで優しいお嫁さんが欲しいだなんて・・・ひどいわ!私を捨てるのね!!」
真田志郎「澪!お前、密航したな?!」
古代守「サーシア、判ってやりなさい。真田もそういう年頃なんだよ。」
徳川太助「応急修理終わりました!しかしメインエンジンの修理はドックでないと無理です!!」
真田志郎「澪、持ってる腕を返しなさい!」
真田澪「やだ!べーだ!!」
脇役「(ベーダー卿)呼んだか?」
古代進「誰だ、こいつ?」
佐渡酒造「どうしたんじゃ?古代。」
デスラー「こら〜。私への返事はどうなったんだ〜!」
タラン「総統。この調子では完全に忘れ去られていたとみるのが適当かと。」
古代守「つかまえたぞ!いたずら娘め!」
真田志郎「(腕を装着しながら)澪!俺はお前をそんなドロボウ猫みたいに育てた覚えはない!」
山崎奨「で、エンジン応急修理完了です。聞いてました?」
真田志郎「いかがします?艦長!(この場合ダレなんだ?と思いながら)」
土方竜「よし!古代!全速前進!!」
効果音「シュぅゥゥゥゥゥ(エンジン緊急停止音)」
古代進「どうしたんだ!?機関室!!」
山崎奨「・・・太助。またやったんじゃなかろうな?」
徳川太助「ちっ、違いますよ。エンジン内になにか異常物体が入りこんだようですよ。」
山崎奨「異常物体?・・・まさかな・・・技師長。あの鉱石はどうなったんです?」
真田志郎「ええ?あれは・・・・・・・・しまった!さっきの爆発のショックで無くしたままだったんだ!」
島大介「だからってなんでエンジンの中に・・・」
徳川太助「機関長!とりあえず、一度解体しないと確認できそうにありません!」
観客「(前見えてるか〜太助〜早く気づけ!!)」
古代進「その間、補助エンジンは動くのか?太助!」
徳川太助「出力50%以上は保障できません!」
古代進「仕方がない、どこかの惑星基地ドックで修理だ。」
島大介「そういえば鉱石を回避するのにワープしたんだった!太田!現在地確認!」
効果音「ピコーンピコーン(探振音)」
真田澪「でました!え〜っとここは・・・・」
太田健二郎「それどころじゃないので代わってもらいました」
真田澪「エ!!まさか・・・・・惑星ディンギルです。」
太田健二郎「島さん。素晴らしい腕ですね・・・。」
ナレーション「その時、ヤマトの前方100宇宙キロに巨大な水の塊が襲ってきた。」
脇役「(第三艦橋の乗組員)そろそろ上に逃げる用意したほうがよさそうだな。(-,-) ボソッ」
古代進「職場放棄は重罪で軍事法廷行きだぞ!!そこの第三艦橋の戦闘員〜〜!!!」
脇役「(第三艦橋乗組員)(どうせやられ役なんだから、情状酌量してくれよなぁ・・・と思いながら)破損箇所の補修補助に向かいます!」
ルガールJR「何だあの戦艦は?」
脇役「(」
ルガールJR「われわれの前を行くものはすべて敵だ!全艦攻撃準備!」
ルガール「まて!周りをよく見ろ!ほかの星域の艦隊がいる。事後処理がめんどくさいから、それらが離れるまで待機!」
太田健二郎「他の星域の艦隊って・・・まさか、敵さんがうようよ・・・?」
森雪「あっ、前方99宇宙キロで他の艦隊が水の塊に飲み込まれています。」
ベムラーゼ「おしおきだべ〜って、これじゃ逆だべ〜!」
ルガールJR「わが艦のみでも突撃する!ひるむな!」
ディンギル少年「お兄ちゃん一人で突っ込んで行っちゃったけど、大丈夫かなあ?」
効果音「ザバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ(水が襲いかかって来る音)」
ベムラーゼ「うわあああああああああああ!(哀れ」
ラム「ううむ(ベムラーゼを助けに行こうか行くまいか、思案中)」
ルガール「アクエリアスが・・・(ぶつぶつ)」
脇役「(コ*・*ーラの配達員)ちわっす!アクエリアス1ケースお持ちしました!!」
ルガール「なんじゃ、お前は?」
脇役「(コ*・*−ラの配達員)あれ?ご注文されたと思ったのですが・・・・違いました?でも引き取ってもらわないと困ります!なにぶん不況なもので・・・・」
ラム「知らん!注文もしとらんものに金を支払う義務なぞない!」
脇役「(コ*・*−ラの配達員)でも・・・・(殺伐とした雰囲気におびえながら伝票を見せる)」
ルガール「と・・とにかく、アクエリアスを強引にでもいいからワープさせよ!このままではわが母星が・・・・・」
古代進「何か、変な事態になっているようだ。」
相原義一「デスラーから入電です。」
デスラー「久しぶりだなヤマトの諸君。貴艦の下部に敵がいる。しかも、目の前の星の寿命は尽きかけているようだ。物質瞬間移送機でも貸そうか?修理できる場所がなかろう?」
古代進「(何でここまで詳しく知っているんだ・・・・?技術の差か?)」
フラウスキー「ま、そういうことですな。」
古代進「デスラー。とにかくこちらは、ワープアウト直後で状況がわからないんだ。解説してくれ。」
デスラー「まぁ、かくかくしかじかでな。」
島大介「・・・分かったか?古代?」
古代進「かくかくしかじかって言われても・・・フキフキ A^^;」
デスラー「古代。とにかく瞬間物質移送機はいるのかいらないのかはっきりしてくれたまえ。本星を空同然にしているから心配でな。」
効果音「ドカーン」
脇役「(第三艦橋乗組員)報告します!第三艦橋が爆発しました!原因はいまだ不明です。(早く逃げておいてよかった・・・・)」
相原義一「レンタル料金を聞いてからにした方がいいと思いますよ」
デスラー「なに、古代と私の仲だ。高いことは言わない。その真田技師長の身柄で十分だ」
タラン「総統。真田だけは辞めたほうが・・・技術盗むだけ盗んでさよならとかやりそうですので・・・・・沖田を来させて戦争談義でもしているほうがよいのでは?」
デスラー「そうだ、古代・・・君がきたまえ。君の恋人も一緒でかまわん。」
古代守「古代って俺でもいいんだよなぁ・・(-,-) ボソッ」
ナレーション「しかし、デスラー総統にとって「古代」とはあくまで「古代進」の事であった。」
古代守「じゃ、俺は?」
ナレーション「さあ・・・?よくて「スターシアの下男」ぐらいの認識なんじゃないでしょうか?」
古代守「下・・・・下男とは無礼な!!」
古代進「俺の恋人・・・・???ヤマトのことかな?」
森雪「そ、そうだったのね、古代君!」
島大介「ま、二人して行ってこいよ。こっちは俺と真田さんとでやるからさ。」
ナレーション「これが古代との最後の別れになろうとは・・・誰も想像だにできなかった。」
古代進「ちょっと待て。縁起でもないナレーションつけないでくれよ。」
ナレーション「何も進とはいっておりません。あしからず。」
古代守「なんだとぉ???」
真田志郎「お前、またドッカーンといく気か?(疑いのまなざし)」
デスラー「とにかく早くしてくれないか?古代。」
ルガール「そろそろ目前にある敵艦隊に攻撃するかな・・・・。邪魔だ。」
効果音「ズギューン(ニュートリノビーム発射音)」
真田志郎「話の邪魔をするな!波動スクリーン展開!」
新米俵太「技師長!それってまだ未完成ですよぉ」
効果音「うにょにょにょにょ〜ん(瞬間物質移送機発動音)」
タラン「ヤマトを強制ワープさせました!ワープアウト地点は計算を後回しにしたため不明です。」
効果音「シュンッ(ワープ完了音)」
南部康雄「ここ、どこでしょう?」
島大介「・・・気のせいか、また真田さん行方不明になってないか・・・?姿が見えないけど・・・」
真田志郎「第一艦橋応答せよ!こちら真田!!」
相原義一「こちら第一艦橋!真田さん、どちらなんです?」
真田志郎「(溜息)デスラー艦ブリッジだ。」
ヒス「総統。真田は本艦にいるようです。探しますか?(気配がないんだが・・・)」
森雪「周囲の光学探知終了。現在地は、太陽系外アステロイドベルトです。」
アナライザー「ユキサン!ドコ?ドコ?(デスラー艦内をウロウロ)」
効果音「ガッツン☆(勿論アナライザーが真田とぶつかった音)」
真田志郎「イテッ、気を付けろ。」
デスラー「なぜこんんことになったのかね?フラウスキー」
フラウスキー「当初、総統は真田技師長の身柄を要求しておられましたので、操作員が瞬間物質移送機の対象設定を彼にしまして、うっかりリセットし忘れたようです。」
ナレーション「その頃真田のいないヤマトでは、誰が修理の指揮を取るかで大もめにもめていた」
古代進「ここはやっぱり艦長代理たる俺が・・・・」
新米俵太「それくらいならぼ、僕がやります!」
相原義一「新米は危ないんじゃないか?いくら技術班とはいえ。」
板東平次「か、艦長代理よりは新米先輩の方が・・・技術的なものなら徳川さんとか山崎さんの方が艦長代理よりは・・・」
古代進「そ〜ん〜な〜に〜信用しないのかお前は!(板東はがいじめ)」
島大介「古代!やめろ。艦長代理なら代理らしくしたらどうなんだ?」
沖田十三「(・・・・こいつら、わしがいる事は完全に無視しとるな)」
徳川太助「機関の修理だったら自信があります!」
徳川彦左衛門「そういうお前が一番心配なんだ。」
山崎奨「まあ、エンジンの故障ですから徳川さんと私でやりましょう。」
徳川彦左衛門「うむ。しかし真田君がおらんと相当時間がかかるのう。」
沖田十三「古代。念のためアステロイドリングを発動させておけ。」
古代進「わかりました!・・・ってスイッチ、どれだっけ?これだったかな?」
効果音「ドーン!!(ロケットアンカー発射音)」
沖田十三「何年ヤマトに乗っているのだ?古代。」
古代進「何年だっけ?雪。」
森雪「何度も改装されているとわからなくもなるわよねぇ・・・古代君(古代君のところだけやけに甘い言い方で)」
古代進「これかな?ポチッとな。」
南部康雄「た、対空機関砲が発射されました!」
加藤三郎「哨戒の邪魔しないでください!殺す気ですか!!」
加藤四郎「そうですよ。誰なんです?われわれを邪魔するのは?」
古代進「(な、何もいえない・・・・・・・・)」
ナレーション「そのころ、デスラー艦では再び瞬間物質移送機の準備が進められていた。」
真田志郎「フラウスキー少佐、大丈夫でしょうね?嫌ですよ、着いてみたらボラーの要塞の中だった、なんてことは。」
フラウスキー「事故ってのは予期せぬ時におこるものですからな。保証は出来ませな。ほい、ぽちっとな」
真田志郎「アナライザー、ここはどこだ?」
効果音「キュンキュンキュン(アナライザー探振中)」
アナライザー「ナニカノ浮遊惑星ノ神殿ノヨウデス。」
ディンギル少年「あ〜!!なぜこんなところ(都市衛星ウルク)にいるの!?」
真田志郎「・・・やはりガルマンガミラスも徹底的に全滅させておくべきだったかもしれんな・・・」
アナライザー「ドコカラカ信号ガナガレテイマス。私ハクイーンエメラルダスト。」
真田志郎「そういうのは構わなくていい。ヤマトからの信号はないのか?」
アナライザー「ワタシノれーだーニハ感知シテイマセン。マルデ別ノ場所ノヨウデス。」
真田志郎「・・・・・・さて、どうしたものか?」
ディンギル少年「おじさん、遊んで。」
真田志郎「おじさんて・・・」
ナレーション「(流石にちょっとショックだったらしい)」
真田志郎「と思うか?これでも人の父親になったんだ。今さら、だな。」
アナライザー「その変な機械なに?おしゃべり人形?」
ナレーション「さて、ヤマトでは。」
古代進「アステロイドリングを始動させるのは・・・・このボタンだ!」
効果音「ポチっとな」
沖田十三「うわ〜ーーーーーー(艦長席が艦長室に戻される)」
森雪「あらあら、もうお休みですか?艦長」
古代進「え〜っと、ヤマトのマニュアル本はどこいったかなぁ・・?(ゴソゴソ)」
島大介「こうも、改造されつづけると・・・・・・・」
徳川彦左衛門「わしみたいな年寄にはつらいんじゃがのう・・・・・」
太田健二郎「いつも使う機器類は同じだし、結構、分かんないのあるよね。イザっていう時さぁ・・。」
南部康雄「ぜんぶ理解してるのは真田さんくらいじゃないっすか?」
島大介「その真田さんがいなくて困ってるんだとなぁ・・・。あ゛!このマニュアル本は前回の航海のだ!」
古代進「え〜っと、今回のはぁ・・(ゴソゴソ)」
ナレーション「その頃デスラー艦では・・。」
フラウスキー「しまった!真田達を都市衛星ウルクに運んでしまった!!」
デスラー「タラン。その都市衛星ウルクとはどこにあるのかね?」
ヒス「総統。私はそのようは星など聞いたことがありません!フラウスキーの妄言でありましょう!」
フラウスキー「それは、ヒス副総統がPartTでおっ死んでしまったからでしょう。」
デスラー「え〜い!!二人とももうよい!下がれ!私はタランに聞いておるのだ。」
ナレーション「いっぽうヤマトでは。」
古代進「これが今回のマニュアルだ!ん?『このマニュアルは機能改良のため、予告なく内容を変更する場合が多々あります』…」
島大介「結局、どれ見ても同じ〜じゃないのぉ・・?」
古代進「アステロイドリング発生装置・・・あっ!これかぁ!!」
効果音「(ポチっとな)」
ナレーション「なんと!艦長室がふっとんでしまった!沖田艦長の運命は!」
沖田十三「ここは・・どこだ?ん・・・・・なになに。なんだ、冥王星基地じゃないか。」
森雪「これで、正式に古代君が艦長ね♪」
沖田十三「お〜い。冥王星基地司令よぉ!戦艦の一隻でも回してくれないか?早急にヤマトに戻らねばならぬ。」
ナレーション「ところが沖田艦長は冥王星基地がいつもどおり敵の手におちていることを知らない。どうなる沖田艦長!!」
沖田十三「仕方が無い、1隻かっぱらうとするか。」
ナレーション「そこには高速戦艦が一隻あった。」
沖田十三「私一人では動かせんなぁ・・どうしたものか・・・」
土方竜「あれ、沖田じゃないか?」
ナレーション「土方か????信じられん。ナゼこんなところにいるんだ?」
土方竜「パトロール中に奇襲攻撃を受けてしまってな。恥ずかしながら捕虜になってしまった。」
沖田十三「そうか。それは大変だったな。」
土方竜「さて、この戦艦を動かして、脱走しないと・・・・・。」
沖田十三「見るからにくず鉄だが?いいのか本当に?土方君。」
効果音「ウォーーーーンウォーーーーン(冥王星基地の緊急警報)」
土方竜「しかし、他に船がない。この際贅沢はいっておられんだろう?」
沖田十三「うむ。では戦艦強奪作戦開始といくか。」
メルダーズ「何やつ!?そこのもの!名を名乗れ!」
沖田十三「見つかったか。沖田、実は山南君まで捕虜になっているのだが、どうしようか?」
土方竜「人のセリフを取るな。ひさしぶりにマトモな登場をしたからずれているな?」
メルダーズ「ますます怪しいやつ!ものどもかかれ!」
沖田十三「何の!この沖田十三、見かけほど老けておらんぞ!」
土方竜「こいつら、異常に体が硬いな。」
沖田十三「なんの!これしきぃ!!とりゃ〜〜〜!!(背負い投げ)」
脇役「(メルダースの部下)にぃ〜〜〜!!(パタ)」
山南「助太刀いたすぞ!沖田さん!土方さん!!!」
沖田十三「おお!これで、われら爺組トリオが揃ったぞ!!えぇい!脱出だ!!」
ナレーション「爺さん方がいきりたってる、その頃・・・地球では・・。」
島次郎「ヤマトはどこいったの?」
ナレーション「別に何事もなく平和な日々を謳歌しているようだった」
メルダーズ「全冥王星基地の構成員に告ぐ!当基地に進入した不確定因子を何が何でも排除せよ!!脱走者を抹殺せよ!」
沖田十三「そう簡単に捕まらないもんね〜!!土方、山南、出航準備はいいか?!」
山南「久し振りに腕がなりますな・・!!現役時代を重い出します。」
土方竜「エンジン良好だ。すぐにでもワープできるぞ!」
沖田十三「よし、ワープして追っ手を振り切ろう。この船見かけはボロイが、中身は結構整備されてるじゃないか。」
効果音「うにょにょにょにょ〜んドシャーーー(反射衛星砲発動音)」
メルダーズ「ガミラスなぞと違って、われわれの反射衛星砲には死角がないのだ!死ねぇ!」
山南「あぁっ、強力なエネルギービームがこっちに向かって来ますぞ。」
沖田十三「左60度回頭、全速回避!」
土方竜「ようそろ、左60度回頭!」
効果音「どかーーーーん!!(艦尾部被弾音)」
山南「いかん!エンジンが・・・・どうします?沖田さん。」
メルダーズ「それ!とどめだ!反射衛星砲連続発射!」
効果音「うにょにょにょにょ〜んドシャーーー(反射衛星砲発動音)」
沖田十三「こしゃくな!この程度の攻撃、我らヤマトの3大艦長の威厳で跳ね返してくれるわ!!」
ナレーション「発射寸前の反射衛星砲の真上にワープアウトしてきたのはなんとディンギルの要塞都市だった!」
山南「横からレーザー光線・・・・早急に逃げないと本艦が危ないです。上の大陸みたいなのに退避できるようならしたほうがいいとおもうが・・・どうです?ご一同。」
沖田十三「土方、あそこに強行着陸できそうか?」
土方竜「う〜むこの艦では無理だな。脱出用ロケットでもないかな。」
メルダーズ「そ〜れ♪そ〜れ♪どんどん撃つのだ!!」
沖田十三「このボタンは何かな?(ぽちっとな)」
土方竜「うわ〜〜〜〜〜〜(トイレの水が逆流)何をする!誰だ?」
沖田十三「お?こっちのはなんじゃろな?(ぽちっとな)」
山南「うが!(天井からかなダライが落下)いっ、痛い!!」
沖田十三「ふむ・・、個人用脱出ロケットは・・、コレかな?(ぽちっとな)」
効果音「バシュ(個人用ロケット発射音)」
土方竜「ありゃ・・・・・勝手に出てしまいましたなぁ・・どうする?沖田君。」
山南「なんで私ばっかり被害にあうんですか!?」
沖田十三「他にないか?面白そうなボタンはないかぁ?」
土方竜「どうせなら、一気にHPが2倍になるボタンとか押してくれ。」
沖田十三「よし、任せろ!(ぽちっとな)」
効果音「はい」
真田志郎「お?なんじゃ?これは・・。」
ディンギル少年「僕の家だよ。おじさんひどいなぁ・・・・」
脇役「(ディンギル軍人)ルガール様、ワープ計算を間違えてしまいました・・・・・・うぎゃーーーーーーーっ!」
ルガールJR「ニュートリノビームを克服した(?)わが部隊の力を思いしれ!!」
アナライザー「何ヤラどんぱち聞コエマスネ。(ピピピ)真田サン、落下物きゃっちシマシタ!個人用ろけっとガコチラニ向カッテキマス!」
効果音「ちゅっどーーーーーん!!!!」
真田志郎「や、山南さん?!」
山南「さ、真田君。」
ベムラーゼ「ヤマトよとどめだ!ブラックホール砲連続発射!!」
古代進「島、来るぞ。左、30度。」
島大介「よし、左30度、了解!」
ナレーション「いっぽう地球では・・。」
藤堂平九郎「ズズズ・・、(緑茶)あぁ、この金ツバは美味しいねぇ・・。で、ヤマトと連絡とぎれたまま?」
脇役「はあ、さっきから・・・・」
藤堂平九郎「まっ、ヤマトの事だから、無事でしょ、どうせ。おい!そのウグイス餅は私のだ!勝手にとるんじゃない!」
藤堂晶子「なによ!一つぐらいいいじゃない!ケチッ!!」
藤堂平九郎「だめだ!これは私のだ!」
藤堂晶子「ね〜、いつ結婚させてくれるの〜???もういいかげん待ちくたびれちゃったんだけど!?」
藤堂平九郎「まあ、しばらく待ちなさい。」
藤堂晶子「相原さんもイマイチ煮え切らないし・・、こうなったら、強行策に・・。」
ナレーション「一方、ヤマトでは・・。」
相原義一「ヘェ〜っクッション!・・・おかしいな、風邪ひいちゃったのかなあ???」
太田健二郎「あ、真田さん、ここですよ今評判のお見合いサイト「見合ってポン!」ここなら真田さんにピッタリのお嫁さん見つかるかも。」
南部康雄「すごいな、地球人からガミラス人、ガトランティス人にディンギル人・・・ほぼ宇宙全域にわたっているぞ!」
古代守「しかしな、もし真田が地球人以外の女性を愛してしまったら,真田の国籍(?)が変わってしまう訳だから,われわれは・・・。」
古代進「兄さんは人の事言えないでしょうが・・・・」
太田健二郎「とりあえず、真田さんの名前、登録しておきます。プロフィールは・・・。」
南部康雄「怪しげな科学者、でいいんじゃない?あと、子育て経験(有り)って。」
太田健二郎「あとは、アクセス待ちですね・・。(カタカタ・・)←打ち込み中」
古代進「好みのタイプとか聞かなくていいのか?真田さんに。」
南部康雄「今まで登場した美女に微動だにしなかったもんな。」
太田健二郎「すると…黒髪の日本美人ってとこか。(カタカタ…)性格は控えめで、シスコンなんだから年上だよな。(カタカタ…)」
相原義一「ヤマトではこのタイプ、登場しそうにないね。」
南部康雄「実は、登場しちゃったりして。ククッ・・・。」
太田健二郎「え?いついつ?どこどこ?」
脇役「(黒髪の女性)あら、私を呼んだ?」
古代進「相原、南部・・・・・、い、今、何か見たような・・・・・」
太田健二郎「あっ、早速書き込みありましたよ!なになに?『私は黒髪の、推定年齢30歳強の女性です♪貴方のような科学者を捜してました。是非お話したいわ♪』だって!!」
南部康雄「国籍は・・?彗星帝国・・?んん?」
島大介「そんな奴いたっけか?」
徳川太助「何か臭くないですか?匂いません?」
相原義一「『是非お話ししたいわ♪』か。どう返事します?勝手なことすると後がすっごく怖いけど?」
ザバイバル「クックック誰も私の隠された趣味だというのを気づかぬようだ・・面白そうだからこのまま黙っておこう♪(爆)」
斉藤始「このお姉ちゃん、何かうさんくさくねえか?(本能らしい)」
真田志郎「怪しいな・・・・・・・・、おい斉藤、テレザートで戦ったあの将軍の名前知ってるか?」
斉藤始「そんな昔のことは忘れたぜ。技師長さんよ。ドザール・ド・ザールだっけか?」
相原義一「何でもいいけど真田さん、どこから話してるんですか?」
真田志郎「あぁ相原か?アナライザーからだ。」
相原義一「じゃぁ意外に近所におられるんですね?真田さん。」
太田健二郎「南部・・・やっぱりやめようよ。真田さん、いつどこでこっちのこと聞いてるか分からないからさ。(汗)」
真田志郎「いやわからん。しかし、こんなこともあろうかと、アナライザーの通信機能を強化しておいてよかったよ。あいかわらずこいつの性格は悪いけどな。(笑)さっき斎藤が喋ったあたりからしか聞いてない。こっちには艦長トリオもいるんだ。そう簡単に変なことができるわけがないだろう。」
南部康雄「さっすがぁ。」
サーベラー「っち!上手く行くと思ったのに・・!!」
沖田十三「真田君。何をぶつくさ言っているんだ。ヤマトに帰る手段を考えるのじゃなかったのがね?」
サーベラー「ザバイバル将軍。もういいぞよ。」
ナレーション「しかし、完全にネカマに目覚めてしまったザバイバルであった。」
サーベラー「よいと言っておるだろうが!!ゴチンッ★」
ザバイバル「キュゥ〜・・バタン★」
ナレーション「いっぽうヤマトでは・・。」
古代進「何しとんじゃ!!今は戦闘中だぞ!太田、相原、南部、島!!!」
島大介「いきなり正気に返るな!」
南部康雄「あんれ?そうだったっけ?相手は誰だった?横道にそれるとすぐ分からなくなるんだよ、俺。」
新米俵太「あの〜真上に浮遊大陸みたいなのがいますけど?あれなんですかね?反射衛星砲を代わりに食らってくれているようですが・・・・」
島大介「よし、反転退避だ!」
加藤三郎「こちら加藤!上部浮遊大陸に艦長トリオと技師長が・・・・・(プツッ(回線切れる)」
古代進「どうした?加藤!」
山本明「加藤さん行方不明です。撃墜された模様!」
加藤三郎「お、俺だって緊急脱出ぐらいできるんだ!・・・・後は、後は頼んだぞ!」
民衆「(ウルク住民)もうこんなのやだ〜〜〜!!なんかローン組んでも追いつきやしない!!」
真田志郎「で・・・加藤。何で二度も俺の頭の上に降ってくるのかなぁ?」
加藤三郎「す、すいません。わざとじゃないんです。いてて。」
ディンギル少年「わあ!また角刈りのおじさんがきた!」
加藤三郎「またとは何だよ。」
真田志郎「この子に言わせれば俺もお前もおじさんなんだ。」
加藤三郎「うー。分かるけどやだなあ。」
沖田十三「真田君。私はお兄さんだよね・・・・・じゃなくてヤマトに帰る手段はどうしたんだ!」
アナライザー「ソウデス。私ノ性格ヲ悪イト言ッテイル場合デハアリマセン!」
真田志郎「手段ですって?・・・アナライザー。下のヤマトに俺達を迎えに来るよう、連絡を入れろ。・・・以上、終了です。」
民衆「(そこにいる者一同)おお、その手があったか!」
アナライザー「上ノ反射衛星砲ミタイナノニアタッテシマイマス。ムリデス。今ノやまとデハ耐エラレマセン」
山南「何だこの穴は?」
沖田十三「あまり、得体の知れないものには触れないほうが良いぞ、山南君。で、アナライザー、この要塞を盾にして、ヤマトを呼び寄せる事は出来るか?」
坂本茂「(ピッ)こちら、坂本、航行中の高速戦艦、応答せよ。」
土方竜「オイ!沖田君。航行中の高速戦艦がいるらしいぞ・・・・逃げるか?われわれのは故障で不時着しているから、われわれのではないらしいし。(通信傍受中)」
真田志郎「この穴に病院船を来させるしかないですね。沖田艦長。」
加藤三郎「真田さん!この穴には引力反応があるようですが・・・大丈夫なんですか?」
アナライザー「応答セヨ!やまと!雪サ〜〜〜〜ン!!早ク!!」
真田志郎「う〜〜〜ん・・・・この浮遊大陸自体に引力があるようだから、きっとそのことだろう。気にしないで行こうか。Mr.加藤。」
加藤三郎「なんですか、そのMr.加藤ってのは?」
真田志郎「四郎君との区別だ気にするな。病院船はこの引力には・・・ぎりぎり行けるかどうかだな。やってみないとわからないな。」
土方竜「応答せよヤマト!こちら土方!けが人(加藤)あり至急病院船よこされたし!場所は、上部浮遊大陸中央!くりかえす・・・・・(しつこく繰り返すので略)」
メルダーズ「ほほう・・ほう・・・・そうか・・・・面白くなりそうだ(最初から通信を傍受していたらしい)」
坂本茂「(ピッ)こちら、坂本、そこに不時着中の高速戦艦、応答せよ。」
土方竜「おお、こちら不時着中の高速戦艦だ!…長くて言いずらいな。」
山南「仮の名前をつけませんか?コンゴウとか、キリシマとか・・・」
メルダーズ「反射衛星砲軌道修正!目標!不時着中の高速戦艦!撃て!撃って撃って撃ちまくれ!」
効果音「ボワ〜〜ン(反射衛星砲エネルギー充填音)」
メルダーズ「発射。」
脇役「(敵兵士)あ、いけね!シャッター閉まったままだった!」
メルダーズ「な、なにぃ!?うぎゃ〜!!!!!(反射衛星砲は発射したビームをシャッターにはじかれて内部より自滅してしまったのだ!)」
効果音「ドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!」
メルダーズ「・・・・・・とこんなことにならないように周到に準備の上攻撃するのだ。わかったな!」
観客「しかし、なんでさっきまで猛攻かけていた反射衛星砲にシャッターが下りているのだろうか・・・」
脇役「だって、空けとくと埃がたまるから閉めろ閉めろって司令官が・・・・」
ナレーション「そのころヤマトでは、」
森雪「50万宇宙Kmに、エネルギー反応が」
古代進「ミサイルだ。しかも、でかいぞ」
効果音「ガッチョ〜〜〜〜〜ン(ドリルミサイル着弾音。場所は、メインエンジン射出口)」
徳川太助「機関部より艦長!みんなずっこけました!!」
山崎奨「だから使わん時はふたを閉めて置けっていっただろう!」
徳川太助「とにかく技術屋が新米さんでは爆発を指をくわえてみていないといけないんでしょうか・・・」
新米俵太「ひ・・・・ひどい・・・・(号泣。艦に強烈な震動がはしる)」
脇役「(第三艦橋乗組員)第三艦橋大破!」
効果音「チチチチ・・・・・(ドリルミサイル時限装置)」
相原義一「な、なんかこの音って時限爆弾の音じゃ・・・・。(沈黙)」
真田志郎「救急艇はまだか?ヤマト!」
ナレーション「いっぽうドリルミサイルが着弾したヤマトでは。」
古代進「よし、ドリルミサイルの中に入って回転を逆転させるんだ!」
島大介「ヤマトのコンピューターを利用しよう!」
新米俵太「あの・・・私は何をすればよろしいんで?」
板東平次「先輩、一緒に真田副長を迎えに行きませんか?こっちはほっといてもよさそうだし」
森雪「敵機来襲、数12000」
加藤四郎「じゃ、新米さん、板東。俺が救命艇を操縦しますよ。」
島大介「敵機があんなにいるのに救命艇なんかで出たら危険じゃないか?」
古代進「・・・・あ。おい、加藤、新米、坂東。出撃は停止だ、戻れ!」
加藤四郎「大丈夫ですって!どーせ敵はヤマトしか見てませんよ!」
スターシャ「私はイスカンダルのスターシャ」
古代守「へ???」
スターシャ「私はイスカンダルのスターシャ(暇ねぇ・・・・)私はイスカンダルのスターシャ(今回出番なさそうね・・・・)私はイスカンダルのスターシャ(じゃぁ帰ります・・・・)」
古代進「兄さん、義姉さんにいきなり行動しないように言ってくれない?・・・って、この隙に救命艇が発進してるよ!」
古代守「俺も寝耳に水なんだ。」
真田澪「ミミズ?」
森雪「ヤマト農園に行けば実物見られるけど、どうする?」
証人「ヤマト農園は、昨日の食中毒騒ぎで閉園しています。」
古代進「あのなぁー!(呆)」
真田志郎「早く救急艇を・・・艦長トリオがうるさいんだ・・・これだからご隠・・・いえなんでもありません。沖田艦長。(沖田。じろっとにらみすえる)」
民衆「(艦長トリオ)真田君いつものこんなこともあろうかとはどうしたんだわしはもう腹が減っていい加減こんな寒い所にいると腰が冷えてわやわやわや。」
加藤四郎「お待たせ〜!救命艇、到着ぅ〜!」
ディンギル少年「すごーい!また角刈りのおじさんだ!」
加藤四郎「なんです、この子は?」
土方竜「名もない一少年だ。気にせず行こうではないか。」
ディンギル少年「ふん!地球艦隊全滅させたくせに!(拗ねる)」
ナレーション「おぉーっと!ディンギル少年、いきなり、土方艦長に爆弾発言!!」
土方竜「はっはーっ、気の強い子だ。気に入った。」
ディンギル少年「うわ〜〜〜〜〜ん!!あのおっちゃんがいじめるよぉ〜〜〜〜(と四郎に抱きつく)」
土方竜「おっちゃんだとお!ナイスミドルを馬鹿にするな!全国の女性ファンを何と心得る!」
山南「真田君、何とかしたまえ。子供の扱いは経験済みだろう?」
真田志郎「このタイプは専門外(?)ですので・・・」
ディンギル少年「(土方にたたかれたしりが赤い)幼児虐待だ〜〜〜〜訴えてやる〜〜〜〜うわ〜〜〜〜ん!!角刈りおじちゃんたすけて〜〜〜」
ナレーション「いっぽうヤマトでは。」
斉藤始「あちらこちらで火が出てるぞ!消火は?修理は?どうするんだ?古代さんよぉ!」
古代進「とにかくエンジンだ!機関部を最優先にしろ!(大汗)」
島大介「(溜息)沖田艦長の「真田君、修理を急いでくれたまえ」で済んでたからなあ。おまけに新米も板東も出ていったっきりだし。」
島次郎「何か漏れてるよ・・・ここ(といって島を連れて行ったとき・・・)」
効果音「ド〜〜〜〜〜〜ン(機関部なぞの大爆発)」
山崎奨「どこが謎だ!ドリルミサイルが爆発しただけだろう!誰だ!ドジ踏んだのは!!」
徳川太助「だって艦長代理が「これ切ってこっちに繋げ!」って・・・」
ミーくん「ミ〜ミ〜(ドリルミサイルの近くでごろごろと)」
佐渡酒造「少しでもいいからこっちに人をよこしてくれ・・・怪我人が多すぎる!斎藤!ヤマトカクテル作ってくれい!」
観客「ドリルミサイルが爆発したら、ヤマトは終わるんじゃないのか?」
森雪「前方に潜宙艦反応!」
沖田十三「おい加藤の小さいの!さっさとヤマトに戻るんだ!わしらが加われば、あんな戦況すぐ立て直してくれる!」
加藤四郎「いやですからこの救命艇、墜落したもんで・・・・」
沖田十三「真田君!早急に修理だ!」
真田志郎「了解!新米、板東、手伝え!」
アナライザー「ワタシハ、ナニヲテツダエバイイノデスカ、サナダサン」
真田志郎「まだ周囲の状況が気になるな…。敵が近づいていないかどうか良く見張ってくれ!」
ナレーション「そのころヤマトでは。」
太田健二郎「あ、そ〜だ!ドリルミサイルの回転と逆回転でヤマトそのものを回転させたらドリルミサイルぬけるんじゃない?」
古代進「島、ドリルミサイルと逆回転にヤマトを回転させろ!」
島大介「…本気で言ってるのか?」
古代進「何を言う!コミック版では有効だったんだぞ!」
島大介「どう考えても変な気がするな。まあ、やってみるか。ヤマト、回転!」
南部康雄「ミサイルも同方向に回ってませんか?あれ。」
相原義一「僕、はやいとこ真田さんとアナライザーを連れて来た方がいいような気がしてきた。」
太田健二郎「ねじ込む早さが上がっているような・・・・?」
南部康雄「ひょっとして「抜ける方」じゃなくて「閉まる方」に回転してません!?」
島大介「それを言うなら締まるだろ。・・・・・ええっと、ネジが緩むのは反時計周りのときだから・・・・こうやって・・・良いはずなんだがな?」
太田健二郎「島さん、あのドリルミサイルのネジ、地球の標準とは逆に溝切ってあります。」
相原義一「いや違う・・・どうも可変式らしい。こっちがどう回ってもしまるように細工してあるようです???目の錯覚かな?」
南部康雄「何だか目が回ってきた・・・。」
古代進「まさかぁ・・・・うぐっ、げほっ げほっ!(血を吐く。)」
斉藤始「こりゃひどい。急げ!医務室直行だ!佐渡センセ〜〜古代サンを頼む・・・・う???なんじゃコリャぁ!!」
佐渡酒造「おぉ斎藤か。麻酔の在庫が切れての焼酎で消毒することにしたんじゃ・・・・そうしたらみんな酒乱でなぁ・・・・(笑)」
ナレーション「解説しよう!医務室では包帯姿の乗員がくだを巻いていたんだな。」
古代進「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・、こうなったら、あのドリルミサイル、容赦せん!!」
真田志郎「こちら真田!誰かドリルミサイルに入ってパスワードを入れろ。パスワードは「イスカンダルの噛んだる!」だ!一字一句間違えるな!即爆発するぞ!」
南部康雄「国語!国語に強い奴誰だ?!」
太田健二郎「みんな理系です!!」
古代進「南部、お前は外見文学少年みたいだから、お前やれ。」
南部康雄「イスカンダルの椅子噛んだる!じゃないんですね・・・・めもめも。」
佐渡酒造「さいとぉ〜〜ヤマトカクテルぅ・・・・」
斉藤始「念のために俺が護衛してやろう。で、誰が行くんだ?」
森雪「もりく〜〜〜ん頼む!」
佐渡酒造「ありゃ・・雪まで酔っ払ってしまった・・・困ったなぁ・・・誰か助けてくれい!人手が足りん!」
相原義一「じゃあ、僕行きましょうか?」
ナレーション「その頃真田達は」
加藤三郎「俺はこれでも(?)怪我人だぞー。早くヤマトに帰って治療してくれよー。」
真田志郎「救急艇が治るまで我慢しろ!加藤。」
アナライザー「モンクヲイウナラ、ヤクニタツコトヲシロ」
ナレーション「そのころ、ヤマトでは血を吐く乗組員が続出してた。ほとんどが原因不明の宇宙病にかかってしまったのである。」
島大介「おい、このままではヤマトは撃沈される前に宇宙病にやられるぞ!」
太田健二郎「血を吐くなんて・・、何か本物のSFな感じになってきたぞ・・!!」
島大介「壊血病の一種か?これは。」
南部康雄「とにかく無事な俺はパスワード入力しに行ってきます!斉藤、援護頼む!」
ナレーション「その頃真田達は救急艇の修理を終えようとしていた」
沖田十三「真田君。この部品はここでいいのかね?四郎君。周りの様子はどうだ?」
加藤四郎「気付かれてません、と言いたいところですが、どうもこっちを笑って見てるような気もしますね。」
土方竜「なぜだ?なぜ我々を見て笑う!」
山南「手作業だからじゃないのか?土方。」
真田志郎「飛び立ったら落として差し上げよう、じゃないか?いずれにしても四郎、お前の腕次第だな。よし、修理完了だ!」
加藤四郎「了解!オレの腕しだいか・・・・。(ボソッ)」
新米俵太「先輩が操縦した方が確実な気も・・・(ぼそぼそ)」
板東平次「でも真田さんに操縦任せてしまうと、その場に適した戦略を立てる人がいなくなってしまうんじゃないですか?(ぼそぼそ)」
ナレーション「いっぽう、ヤマトでは。」
南部康雄「しかしドリルミサイルにどうやって入ればいいんだ?太助!入り口知らんか?」
徳川太助「知りませんよ・・・・・でも、親父が言ってたかな?」
南部康雄「うーむ、これってやっぱりドリルミサイル改とかいうのだろうか?」
徳川太助「まさか「ヒラケ ゴマ」なんてね。」
南部康雄「…ひらけ、ゴマじゃなさそうだが、ここに書いてあるぞ。「きーNoヲ入力シテクダサイ」だってさ。」
太田健二郎「キーナンバーか・・・・何だろうね?」
古代進「面倒だ!適当に押してしまえ。(ピポパポピピピポパポピ)」
南部康雄「あ、続きがあったんだ。なになに、「アヤマッタキーNoヲニュウリョクスルトカイテンガゾウソクスルノデチュウイスルコト」・・・え?」
効果音「キュイイイイイイイイイイイイインンン!!!!(猛烈な勢いで回転を始めたドリルミサイル)」
古代進「キーNo、間違ってたのかな?」
真田志郎「こちら真田!ドリルミサイルのキーナンバーを言い忘れた!数字は何でもいいから、足して22になる数を入れるんだ!それから22かける44のこたえを入れたらいけるはずだ!」
南部康雄「どこからそんな情報を得たんだろう・・・・太助!計算頼む。」
徳川太助「ふぇっ?足して22?じゃ、じゃあ単純に11と11。で、22かける44は…968ですね。」
南部康雄「一桁のゲージが5つあるぞ?もう一度考えなおしてみてくれ。」
徳川太助「なんでこんな時に板東も新米先輩もいないんだよぉ!艦長代理の馬鹿野郎!」
ナレーション「と、ヤケを起こして太助がコンソールを蹴飛ばしたとたん、「ぷしゅ」という情けない音と共にドリルミサイルの回転が止まったのであった」
南部康雄「うをぉ!太助!お前大手柄だぞ!!」
古代進「早速、逆転開始だ!!」
南部康雄「・・・誰がやるんです?」
古代進「俺がやる。南部、太助、サポートを頼む。」
島大介「古代を止めろー!あいつだけにはやらせるなー!」
効果音「チチチ・・・(今にも爆発しそうなドリルミサイルの時限装置音)」
徳川太助「大丈夫です!押さえ込んでます〜〜!!」
南部康雄「えっと、真田さんから教えられたのは…何だっけ?」
徳川太助「イスカンダルにイカ住んでる。違いますね。イスカンダルのイカサンダル。違うよな。イスカンダルのイカ噛んでる…ちょっと惜しいかな。」
島大介「おい!メモ取ったんだろう!?南部!」
古代進「(太助の押さえ込みを振りほどいて)イカスンダルのイスカンダル!っと!どうだ、正解だろ?」
効果音「(チチチ・・・ドリルミサイルの時限装置、停止)」
南部康雄「え、正解だったんですか?!」
古代進「へへん。任せておけと言ったろう?」
ナレーション「さすが主人公と皆が感心しかけた瞬間・・・ドリルミサイルが物凄い勢いで回転を始めた!」
効果音「ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!」
古代進「・・・・・・やっぱり間違っていたかな?」
徳川太助「うわあ、波動エンジンが!」
効果音「バキベキボキバキ!(ドリルミサイルにこわされていく波動エンジン)」
南部康雄「このままでは危険です、非難しましょう!」
徳川太助「どこに・・・誰を」
古代進「機関員は全員退避!くりかえす、機関員は全員、急いで機関室から脱出しろ!」
真田志郎「だから・・・・・いわんこっちゃない。」
効果音「ピタッ・・・・・・(突如回転が止まるドリルミサイル)」
真田志郎「「こちら真田!誰かドリルミサイルに入ってパスワードを入れろ。パスワードは「イスカンダルの噛んだる!」だ!一字一句間違えるな!即爆発するぞ!」のはずなんだが・・・爆発しないな。俺が直々に解除してくるかな。無理か・・・時間がない。山崎さん!代わりに頼みます!」
観客「一人で三人分喋ってるよ・・・・・真田さん。」
脇役「第一真田さんは現在救命艇を修理してる最中だろ?」
真田志郎「そんな事はどうでも・・・・良くない。おい、新米、坂東、修理はまだか?」
新米俵太「(櫛で髪の毛をとかしながら)どんな時でも身だしなみ、おばあちゃんの遺言だ♪」
森雪「パスワードは、私に任してください。こう見えても小学校の頃は国語が得意でしたから。」
効果音「ギュイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン(回転再開しているが空回りしている感じのドリルミサイル)」
徳川彦左衛門「大分やられとるが、今ならまだ修理できそうだぞ。」
古代進「よし、今度こそ!パスワードは”イスカンダルの噛んだる!”だな。南部、太助、間違いないな?」
南部康雄「”イスカンダルの噛んだる!”・・・はい、間違い無いです。」
徳川太助「”イスカンダルの噛んだる!”・・・大丈夫です!」
古代進「いくぞ、”イスカンダルの噛んだる!” これで、よし!」
効果音「・・・・・・・ギギュギュギュギュアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!(空回りから、前にも増して猛スピードで回転を始めたドリルミサイル)」
南部康雄「駄目です、逃げましょう!」
古代進「何が駄目だったんだ?パスワードは確かに合っていたのに?」
徳川太助「波動エンジンが、波動エンジンがあああ!(涙)」
効果音「バキバキバキバキバキ!ギュウウウウウウウウンンン!(ドリルミサイルに順調に壊されて行く波動エンジン)」
脇役「こりゃもう完全にバラバラだな・・・・真田さんでも修理不可能だよ。」
徳川彦左衛門「なあに・・・補助エンジンはまだ生きておる。真田くん。早く帰ってきてくれたまえ。」
北野哲「なんだ?このスイッチは?」
効果音「ギュウウウウウウウウンンン!・・・・・ガガガギュインギュインギュイン・・・・・・(突如逆回転をはじめるドリルミサイル)」
古代進「こら!北野!早く逃げろというに!命令違反だ・・・・・ぞ・・え???えらい!よくやった!!」
太田健二郎「さすが航海班期待の新人!」
島大介「(ぼそっ)太田より役に立つかもな・・・・。北野は・・。」
ナレーション「一同フリーズ・・・・。」
効果音「スポッ・・・・・・・・・・・ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!(爆発するドリルミサイルだが爆風でヤマト飛ばされる)」
真田志郎「こちら真田!ありゃ?通信が通じない・・・・なにがあったんだ???」
古代進「真田さん、今、ヤマトは私が操縦しています。ただ・・・・・・・・・、島が・・・・・・・」
島大介「じろ〜〜にーちゃんは今帰るからな〜〜」
古代進「それと、太田が・・・・・・・・病院送りに・・・・・」
太田健二郎「お腹すいたなあ・・・」
古代進「あと南部が・・・」
南部康雄「め、眼鏡が!」
新米俵太「・・・先輩、ヤマトはもう見捨てた方がよくありませんか・・・?」
真田志郎「そうかも・・・・・・いや、駄目だ。それでは”宇宙戦艦ヤマト”ではなくなってしまう。」
沖田十三「真田くん。修理を急いでくれたまえ。」
藤堂平九郎「長官参上!」
古代進「うわ!びっくり!!」
藤堂平九郎「ヤマトは廃艦じゃ!よって次週より宇宙戦艦アンドロメダじゃ!」
脇役「(他の乗組員)ヤマト廃艦はんた〜い!!われわれの権益を守れ!!」
真田志郎「長官。大和にはまだ使い道があります。廃艦には断固反対です。さもないとまた何か起こしますよ。」
沖田十三「だから君は修理の方を急いでくれ!藤堂はわしらが引き受ける!」
真田志郎「新米!アナライザー行くぞ!」
アナライザー「リョウカイ!サッサト、シュウリスルゾ」
板東平次「え〜ん。僕も連れてってください〜」
島大介「はっ、おい古代!前方450宇宙キロに国籍不明の艦隊がいる。充分に注意しろ。」
古代進「南部、艦首ミサイル発射用意だ!」
山崎奨「補助エンジン出力で攻撃できたっけか?」
徳川彦左衛門「しかし、スクリーン投影以外で長官が来るとはおかしいのう・・・・・」
土方竜「そうだそうだ・・・・こんなところに長官が来るはずがない!こやつは誰かのクローンだ!みなの者!出あえ出あえ!」
古代進「南部、手空きの戦闘要員を第1艦橋に呼べ!!」
南部康雄「戦闘要員ですか?えーと・・・加藤兄弟以外はいるんだよね?」
古代進「山本を呼べ!」
山本明「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーーーーーーン!」
古代進「山本、さっさとそこにおられる長官のクローンを取り押さえてくれ。俺は、今手が離せないんだ。」
山本明「何でこんなトコに長官のクローンがいるんだよ?…『空間磁力メッキ作動!』」
藤堂平九郎「(ぴくぴくぴくっ)おのれぇ〜〜〜!」
山本明「同じ声した誰かさんの贈り物とみたぜ。」
古代進「とすると・・・・・・・・まさか、まさかな、ハハハ・・・・・・・」
沖田十三「古代。いらぬ疑いはいらぬ血を流す元になるぞ。気をつけろ。」
山本明「『総統。ヤマトに祝電を打ちましょうか?』(←楽しんでいるらしい)」
藤堂平九郎「ヒ・・・山本君。君は、馬鹿かね?」
古代進「お、おい・・・・・ 大丈夫か?山本」
沖田十三「君は、馬鹿かね・・・・・・・・・・、悪い趣味は止めるんだな。デスラー」
古代進「南部、君は馬鹿かね?」
南部康雄「太田君、君は馬鹿かね?」
ナレーション「そのころ・・・ガミラスでは・・・・」
デスラー「こら〜貴様ら!俺を軟禁しやがって、なにをする気だ!?」
ヒス「総統はお疲れのようだ。しばらくご静養願おうかな。くっくっく。われらが母星を見殺しにした罪は重ですぞ。」
デスラー「おのれ、このままではおかんぞ!・・・ヤマトに送ったロボットはちゃんと使命を果たして私の危機を伝えただろうか?連中が話しやすいように地球防衛軍長官の姿をさせたのだが・・・」
ヒス「それでは諸君。総統閣下を特上の座敷牢にお連れ申し上げよ。では総統。ごゆるりと。クックック」
タラン「ヒス副総統・・・・・貴方を射殺します。ズキューーーーン!(ヒス副総統を射殺した音)」
ヒス「タラン。次は我が身だぞ!」
タラン「なんとでも言え・・・次の総統はドメル将軍だ・・・・・。よろしくドメル将軍。」
デスラー「タラン。私を助けるのではないのかね?」
タラン「革命には反対ですが、総統の休養には賛成です。しばらく私どもにおまかせくださいませ。総統。」
脇役「(一般兵)ジュラ様との仲を邪魔されたくないからって、タラン将軍もあくどいことするよなぁ・・・」
民衆「(ジュラ)一般兵さん・・・幻覚の世界でお遊びなさい・・・」
脇役「(一般兵)そ、それって例えば綺麗な女性とあんな事やこんな事ができるんですか?!」
民衆「(ジュラ)貴方の好き勝手に、出来ますよ。」
タラン「そこの脇役諸君。すべてはガミラスのためだ。かってなことを言わないでもらいたい。(なぜか震える声)」
脇役「うおーーーーーーーーーーーー!す、スターシア様が、あんな事やこんな事を!」
民衆「え、いいんですかメラ様!じゃあ、私・・・・・ああああ、至福だああ。」
脇役「(ジュラ)タラン将軍。これでヒス副総統の息のかかった者はすべて戦闘不能に…。ドメル将軍を総統になさって、お父様をゆっくり休ませてあげてください。」
デスラー「俺はそのようなことは認めん!認めんぞぉぉぉぉぉぉ(心からの叫び。しかし、座敷牢の中)」
脇役「(ジュラ)だって、お父様と一緒に遊園地とかいった事がないの。」
デスラー「じゃかましい!だから私は子供が嫌いなんだ。ぶつぶつ・・・・。」
ドメル「それでタラン殿。私は何をすればいいのだ?」
ナレーション「いっぽうヤマトでは。」
真田志郎「やれやれ、やっと修理が終わったぞ。機関長、波動エンジンを始動させてください」
効果音「フォ〜〜〜ンフォ〜〜〜ンフォ〜〜〜ン(機関部員集合信号)」
真田志郎「ついでに波動エンジンの強化もしておきましたので。」
山崎奨「親父さんのほうですか?技師長。」
徳川彦左衛門「技師長・・・・なんじゃねこのずらーっと並んだ自転車みたいなものは?」
真田志郎「良くぞ聞いてくれました!これは私が長年そのプランを練ってきた、夢のエンジン・・・・その名も「足漕ぎ波動エンジン」です!」
徳川彦左衛門「誰に、漕がせるのじゃ?」
真田志郎「それはもちろん、機関部員と生活班員が総出で・・・ジョークですよジョーク!これは運動不足の解消のためです。」
太田健二郎「ム、レーダーに反応あり!前方360宇宙キロに戦艦の反応!形は太平洋戦争時の日本海軍の戦艦金剛の形です!」
島大介「こいつはベテラン陣に頼んだ方がよくないか?艦長連中はどうしたんだ?帰ってきてるんだろう?」
沖田十三「な、なに!日本海軍戦艦金剛じゃとぅ!」
土方竜「金剛型と言うと、でかくて名前ばっかし有名な大和型戦艦と違って大奮戦した戦艦だな。」
山南「あの装備であの大きさで収まるほうが無理なのだがな・・・・本当は。」
土方竜「しかし、そんな船が何故ここに・・・?」
沖田十三「太田、ここはサルガッソーかね?」
徳川太助「機・・・機関車が空を飛んでる・・・・錯覚かな?」
森雪「艦長!前方450宇宙キロに加賀形の空母がいます!」
ナレーション「スクリーンには確かに、200年前の太平洋戦争のミッドウェー開戦で沈んだ空母加賀がいた。そこからなんと零戦が飛び立っていたのである。」
古代進「お、コスモゼロのご先祖さまじゃないか!」
島大介「どういうことなんだ?太田、現在位置は出たか?!」
真田志郎「幻覚波か?」
観客「どこかで聞いたような話だなぁ・・・」
島大介「古代。見とれてないで、何とかしようぜ。」
古代進「何とかとしろと言われても・・・・・・・」
南部康雄「そうだ!廻りに米軍はいませんか?そいつをやっつければ・・・・」
古代進「南部、いくらなんでもヤマトは霊体に対しての武器は持ってないぞ。」
南部康雄「真田さ〜ん!何かありますよね!?」
真田志郎「ない。あっても使えないぞ。米軍だろうが日本海軍だろうが、同じ地球の艦だからな。」
島大介「とすると、一刻も早く脱出するしかありませんね。」
真田志郎「ひょっとしてここは・・・・次元のはざまじゃないか?さっきの異変の原因もこれだとすると合点が行く。」
古代進「・・・・・・島くーん・・・・・・・(不敵な笑み)報告書、忘れないように!!(段々、怒りモードに)」
島大介「何だ!俺にばっか責任をなすりつける気か!そもそも艦を統制するのはお前の仕事だろう!(艦長がぞろぞろいることは忘れているらしい)」
ナレーション「その頃デスラーはジュラに遊園地に強制連行されていたのであるが・・・・・」
デスラー「休みではないか・・・・帰るぞ。ジュラ。」
脇役「(ジュラ)違います。私たちの貸切です。休みではありません。」
デスラー「で、どうやって、貸切にしたのだ?ジュラ」
脇役「(ジュラ)お父様と私用の遊園地ですわ。」
デスラー「お前は私の健康を考えてくれていたのではなかったのか?子供の遊園地に付き合うなど、政務よりはるかに疲れるのだぞ。」
脇役「(ジュラ)おとうさまのいじわる。いいもん、そんな事言ってると・・・・(念を込め出す)」
デスラー「ま、待て!!そ、それだけは・・・・」
効果音「ズルズル・・・・・・(デスラーを引きずる音)」
ナレーション「その頃タランは、ドメルに業務の説明をするのに躍起になっていた」
タラン「ですからですね、この場合はこのはんこが必要な訳でして・・・」
ドメル「タラン将軍、ひとつだけわかったことがある。総統の任務は君がやるべきだということだ。後は任せたぞ」
タラン「駄目です!わたしはそういう、はなばなしいのには向いていないんです!」
ドメル「それを言うのなら、私とて内勤には向いていないのだ。では、頑張ってくれたまえ。」
タラン「総統ほどの人気と実力があるのは将軍しかいないのです!そこをなんとか!(はために見て哀れなほど懇願)」
ドメル「ではこうしよう。私が総統、君が総帥だ。」
タラン「二元政治は国力の低下を招きますぞ!」
ドメル「うーーーーん、どうすればいいのだろうか。」
ナレーション「いっぽう、ヤマトでは。」
沖田十三「ここは攻撃だ!」
土方竜「いや、様子を見るべきだ。」
山南「先制攻撃!もたもたしていると好機を逃してしまうぞ。」
古代進「相手がよくわからないのだから、まず調査だな。」
相原義一「あのう、艦長・・・?」
沖田十三「どうしたのだね、将来は出世街道驀進間違い無しのモテモテ色男の相原君?」
相原義一「金剛からモールス信号にて通信です。「降伏セヨ」どうします?」
山南「馬鹿ネ!といってやれ!」
沖田十三「向こうの司令長官と直談判したほうが早そうではあるな。」
相原義一「では、向こうにつなぎましょうか?艦長。」
土方竜「どのみち向こうの攻撃なぞ、今のヤマトには蚊が刺したほどのダメージも与えられんよ。無視しておこう。それでいいだろう?沖田君。」
沖田十三「南部!南部牛追い歌だ!早く歌え!小説版発進編で歌ってたろ?」
南部康雄「へ?なぜにどうして?」
沖田十三「向こうの望郷の念を駆り立てるんだ!はやくしろ!」
南部康雄「相原の「北上夜曲」の方がよかぁないですか?」
脇役「(第一艦橋に居た人物全て=南部&沖田艦長除く)あ然・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
古代進「…コホン。真田さん、島。この次元のはざまからの脱出計画を練ろうか。」
効果音「ガッシャァァァン!!」
古代進「なんだなんだなんだ???」
真田志郎「ヤマトにおける戦闘シーン恒例のガラスが割れる音か?」
佐渡酒造「あぁ・・・・・・わしの酒が・・・・しくしく・・・・・」
ナレーション「どうも、佐渡先生の酒瓶が割れた音らしい。」
効果音「ビーッ わ ビーッたしは、金剛のビーッ司令長官ビーッただちビーツ降伏ビーッせ・・よ。(かなり雑音)」
相原義一「どうします?直談判しますか?無視しますか?」
沖田十三「無視はできんな。かといってかまってるとややこしくなるし・・・・・。ふむぅ・・・・」
太田健二郎「ああ!あれは戦艦大和・・・に見える。」
効果音「BGM:軍艦行進曲 by金剛以下聯合艦隊」
山南「相原君。「やかましい!周りの迷惑を考えろ!」と打電してくれ。強烈に暗号化してな。あの時代の暗号システムはすべてわれわれの時代ではネタが上がってるんだ。可能だろう?」
脇役「えー、それは違うよ。」
ナレーション「山南のいる2100年前後の時代の話と言う事で。その頃にはわかっていても不思議じゃない。(^_^; アハハ…」
相原義一「では…ヤカマシイ!周リノ迷惑ヲ考エロ!…と。大丈夫かな。向こうと機能が違うから、ちゃんと暗号化できるかな?」
真田志郎「それ以前に出力の差で向こうの受信システムが吹っ飛ばないか?」
相原義一「それは通信班の領域です。任してください。出力を極微量に絞ればいけるでしょうから。」
森雪「艦長!武蔵型の戦艦が接近してきます!」
沖田十三「よし、戦闘準備だ!」
土方竜「馬鹿な。まずは敵情偵察だ。」
山南「何を言う。こちら側に戦う意志のないことを伝えるんだ!」
古代進「あー、もう面倒くさい!主砲発射ぁ!! 「ポチッ」(発射ボタンを押した音)」
沖田十三「きゃあああああああああ!!!」
古代進「島、平行砲戦だ!右30度、転進!」
佐渡酒造「おーとととと・・・、酒がこぼれるじゃないか。なーにしとるんじゃ、古代」
斉藤始「先生 俺にも飲ませてくれよ」
新米俵太「あわわ もうすきにして〜」
効果音「ズガーン(ヤマトの左舷に武蔵から発射されたレーザー砲の着弾音)」
徳川彦左衛門「(トイレにて)なんじゃ今のは!振動のせいで小便がズボンにひっかかっちまったわい!」
真田志郎「なぜ武蔵にレーザー砲が?どこかの星の偽装艦隊かな?」
南部康雄「よし!反撃だ!」
坂巻浪夫「あんにゃろぅ!なめやがってぇ!(キレる寸前)」
アナライザー「マアマア、オチツイテ。」
相原義一「やはり、こちらからの返電したほうがよいのでは?」
坂巻浪夫「返電するんすよ!通信長!なめんじゃねぇーって!!!!!!!」
南部康雄「(ガツン>坂巻)お子様は黙って見てろ。」
坂巻浪夫「言いましたね!それをー!」
古代進「全艦、戦闘配置!!」
島大介「だまれ!!」
太田健二郎「まったく戦闘班は血の気が多くていけないや。」
古代進「島、ここで座して死を待てとでも言うのかっ!!」
加藤三郎「航空攻撃はどうなさいますか?出ますよ!?」
古代進「やっちまえ 加藤ぅ」
効果音「ドカ〜〜〜ン」
徳川太助「だめで〜す!コスモタイガー発進口付近に何か大きなモノが衝突した模様により、発進口開きません!ちょっと調べてください!」
古代進「大きなモノ?」
徳川太助「それが何かわからないんですが、発進口を抑えているようであかないんです〜」
デスラー「ふっふっふっ・・はっはっはっはっはっ」
真田志郎「デスラーか。相変わらず奇襲が得意だな。どこから来たんだ?」
デスラー「この先26宇宙キロのところに次元の割れ目を発見してね。ガミラスの科学力をもってすれば簡単に見つけられたよ。」
真田志郎「島。向かえ。」
太田健二郎「どうでもいいですが、包囲がきつすぎて逃げられないようですが?下は邪魔だし。」
古代進「フフフ・・・・・、島、フルダウン!!デスラー艦をどかせろ!」
太田健二郎「あれ???下がらない。向こうは上がってきている???」
徳川太助「圧搾空気バルブ・・・いや、ブラストタンク ブローじゃない・・・・え〜っと・・。」
赤城大六「あら、よっと。(ガゴン)」
古代進「島、艦首をデスラー艦へ向けよ。めり込んでも構わん!!波動砲、発射用意!」
真田志郎「近すぎる!危険だ!こちらにも被害がでるぞ!」
島大介「そうですね。古代、相打ちは遠慮するぞ。」
沖田十三「デスラー艦に通信を開け。」
相原義一「了解、通信回線開きます。」
古代進「真田さん、ちょっと。(小声で耳打ち)デスラーだって、相打ちは遠慮のはずですから、当然、離脱するはずです。それを見越しての機動ですよ。島!そのままだ、そのまま艦首のみを90度下方に向けるんだ。艦尾を後退させながら90度持ち上げるんだ。」
真田志郎「やめとけ、無駄だ。島、今の古代の発言を無視しろ。」
島大介「い、いったいどっちの言うことを聞きゃ〜イイんだぁ〜〜〜!!。「ドスン」(その場でひっくり返る)」
沖田十三「艦長命令には絶対服従だ。島。」
島大介「(ぼそ)・・・ヤマトの最高実力者って、誰だと思う?」
太田健二郎「順当にいけば、沖田艦長だとおもうんですが・・・・」
南部康雄「僕は本命沖田、対抗土方、三番手に古代さんで大穴が山南さんだと見てます。」
沖田十三「それは、指揮官に異常事態があるときだ!現状を直視しろ相原!わかったか?島!」
相原義一「私は何も・・・・古代さんでしょ?たてついたのは?沖田艦長。」
山南「わしは影が薄いだけじゃなく、発言権もそれほどないのか・・・正式に艦長拝命してたのに・・・(──┬──__──┬──)」
沖田十三「何でもいいから早く通信しろ!相原!」
ナレーション「その頃。当のデスラー艦では・・・」
デスラー「どうした!ヤマトに白兵戦をしかける手筈はどうなっている!!」
ゲール「ちょっとあまりにも無理がありませんか?シュルツ殿(偽デスラー)。」
シュルツ「それを言うな!せっかく、廃艦寸前の旧式デスラー艦をかっぱらってきたのに・・。俺たちにはまだヤマトへの恨みはまだあるんだからなぁ・・・」
スターシャ「ちょっと!デスラー!!!」
デスラー「なんだ?スターシャ。私はジュラのおもりで忙しいんだ。用件があるならあとで聞くから・・・」
脇役「(ジュラ)次はコーヒーカップに乗りたい!」
スターシャ「え!?貴方、そこにいるの?じゃ、ヤマトに攻撃を仕掛けているのは・・・・・・・・・・・」
デスラー「何かあったのかな?スターシャ。」
ナレーション「(ジュラ)お父様〜〜〜次は観覧車に乗りたい〜〜か・ん・ら・ん・しゃ♪」
デスラー「チッ・・・・。」
ナレーション「いっぽう、ヤマトでは。」
森雪「古代君、デスラーに直接ケータイで話し合ったら?知らない仲じゃないんだし。」
真田志郎「古代。第三艦橋から下に降りろ。通信傍受されると厄介だ。」
南部康雄「ふ〜〜〜む上にはなにもな・・・・え???何もないんじゃないのか?雪さん。上の索敵御願いします。」
森雪「な〜んにもないわねえ〜。ほんと。」
太田健二郎「「はらへったな〜。」」
真田志郎「何もない・・・まさか・・・・無の世界か?」
太田健二郎「あ、あそこに白い物体が・・・・・?」
古代進「はぁー、ドメル艦隊旗艦だ。」
真田志郎「何がなんでも上にあがるな!ヤマトが消滅してしまうぞ!無の世界は解明されていないんだ!何が起こるかわからんからな!」
効果音「ピーン ピーン(レーダー反応音)」
島大介「何だ?!敵か?!」
森雪「上方より何かがヤマトに接近して来ます!」
南部康雄「さっきまでレーダーには反応は無かったのに・・・デスラー戦法か!?」
真田澪「上部より岩石襲来!!」
沖田十三「島、急速上昇!!全速でだ!」
島大介「岩石はどうするんです!?艦長!大破しますよ!」
効果音「ビーッ ビーッ(警報音)」
太田健二郎「全速前進!」
古代進「艦首ミサイル発射!目標前方の敵艦隊!!」
沖田十三「いかん!同じ地球の同胞を沈める気か?」
古代進「弾頭をはずした威嚇攻撃ならいいでしょう?艦長。」
沖田十三「古代。煙突ミサイルと主砲の一斉正射で上部岩石の破壊を優先せよ。」
真田澪「岩石多数確認。早急なる対処を!!」
古代進「坂巻!主砲発射準備!」
坂巻浪夫「了解!!主砲、発射準備!!」
効果音「ウイーン(砲塔回転音)」
古代進「主砲、発射!」
真田澪「岩石郡第二波です!」
相原義一「・・・・・入電です。ド・・・メ・・・・ドメルです!パネルにまわしますか?艦長。」
沖田十三「放っておこう、私は霊現象関係は好かんのでな。」
ドメル「やかましい!こらぁ!!!!」
ディンギル少年「また角刈りのおじさんだ!!!」
ドメル「沖田ぁ、ガチンコ勝負じゃい!!!」
タラン「ヤマトの艦長はいずこに?この方は、代理総統のドメル氏です。デスラー閣下の休養の間よろしく御願いします。ちなみにそれに到ったわけはかくかくしかじかこうこうこういうことです。」
古代進「代理??じゃあ、この戦いはデスラーの本意じゃないということか・・・?」
ドメル「沖田ぁ!俺と戦えぃ!!」
効果音「じゃ〜ん!!「沖田VSドメル」対戦用特設リングが登場する!」
ドメル「ふっつふっつふっつ!沖田ぁ!!お前をこのマットの血の海に沈めてやるぜぇ!」
古代進「か、格闘で決着を!?K-1かい!」
真田志郎「多量の破壊、環境汚染、ならびに戦死者、難民を出さずに最小限の力で両軍の雌雄を決する方法か・・・考えたな、ドメル将軍。」
南部康雄「ずいぶんハンデありそうだけど、負けるとどうなるんだ?」
ドメル「まけたら・・・・この銀河を漂流してもらおうか。」
古代進「勝ったら?」
ドメル「ガミラスの勇猛果敢な将軍のうち、誰か一人お望みの人物を差し上げよう。無論、こちらが勝った場合は逆にもらうからな。」
沖田十三「白い〜〜マットのぉ〜〜〜(意外に乗り気らしい)」
森雪「なんか、怖くなってきちゃった。」
古代進「もう、誰も止められん。」
ナレーション「そして、この世紀の一戦は全宇宙に生中継されることになった!」
藤堂平九郎「勝算はあるのかね?沖田君!」
沖田十三「腹ごなしにちょっと運動してきます。長官。」
土方竜「よし、セコンドは俺が引き受けた!」
民衆「yosi,」
ナレーション「燃える老戦士たちに比べ、若い方は意外にあっさりしていた。というより…」
南部康雄「勝てっこないじゃーん。」
ナレーション「若い方はハンデが重すぎて動けない・・・・」
ドメル「待て!これは何だ!」
島大介「何だって・・・ふぇ。」
古代進「右手にゲール、左手にガイデル、背中にしょってるのはプチバラノドンか。」
アナライザー「ヒキョイ・・・。」
沖田十三「俺はよぼよぼのじじいじゃないぞ!見よこの体!常に宇宙戦士としての猛訓練を続けてきたんだ。そう簡単にやられるものか・・・」
佐渡酒造「そうなんじゃ。艦長がよぼよぼじゃしめしがつかんし、士気に影響するとか言って、食事療法も行って体力増加に励んでおられたからの。」
古代進「・・・真田さん・・・」
真田志郎「どうした?」
古代進「(ボソボソ)人体改造手術って、できますよねえ・・・?」
真田志郎「仮面ライダーの様にか・・・古代!?」
古代進「どうみたって、艦長のほうが・・・(汗)。」
沖田十三「あまいぞぉ!古代ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!このバカ弟子めがっ!!」
タラン「あの・・・ハンデきつすぎませんか?こちら側。」
古代進「ごめんなさい。・・・しゅん。」
ドメル「俺が信じられないのかな?タラン殿。」
古代進「・・・でも、やけにそちら側は自信たっぷりですな。まさか、瞬間物質移送器で襲われる寸前で、沖田艦長をワープさせる気だな。」
真田志郎「瞬間物質移送機の電源切っといてくれませんか?突如援軍が現れそうで・・・タランさん」
坂巻浪夫「閻魔堂は闇や宵や。」
島大介「で、決戦はいつ?どこで?(わくわく)」
幕之内勉「うをををををを!弁当つくって売りまくるぜ!」
相原義一「ねえ、誰をもらうか決めておきませんか?」
南部康雄「やっぱり、シュルツ兄弟か、ドメル、ガンツあたりかな。」
太田健二郎「いや、やはりフラウスキー少佐だな!あの人の頭脳と真田さんが揃えばもう無敵だもんな!」
古代進「(恐らく、向こうも同じような事考えているんだろうなあ・・・)」
ナレーション「一方、ガミラスサイドでは」
フラウスキー「あの・・・真田君用の研究所を用意しておけとはどういうことです?」
タラン「他に誰かもらいたいような人物がいるのかね?」
フラウスキー「それは私の立場は・・・?」
タラン「真田君幼の専用補佐官だな。がんばれよ。フラウスキー君。」
フラウスキー「ははっ!少佐の名にかけて!(敬礼)」
古代進「ところで、レフェリーはどうするんだ?」
島大介「どっちにも関係しない人物がいいよな。」
ルガール「その審判。私が引き受けよう。」
沖田十三「よし!ドメル将軍!用意はいいか!」
古代進「そういえば、レフェリー・・・・・戦っている最中に、ハイパー放射ミサイルなんか撃たないようにしてください。」
ルガール「(ぎく)」
フラーケン「どうも信用できませんな。」
相原義一「通信がとれました!!」
古代進「どこの誰とだ?」
相原義一「相手は、ジュラと名のっています。デスラーの娘の。」
民衆「(ジュラ)→勝った方にわたくしの無修正ヌード写真集をあげましょう!」
デスラー「ジュラ、なんと言う事を・・・・私は悲しいぞ!」
沖田十三「燃えてきた燃えてきたぞー!!!」
太田健二郎「これって向こうの作戦じゃないでしょうね?」
島大介「ありえるな。特に、独身者には堪えるのでは?」
デスラー「頼むから辞めてくれ・・・ジュラ・・・・もう少し家庭をかえりみるから無茶をしないでくれ・・・(T^T)クゥー」
ナレーション「と言う感じの映画を遊園地でデスラーは見せられて発狂寸前だったのだが、驚くことに、ジュラのヌード宣言以外は現実に起こっているのであった。」
タラン「それでは、数日後に、惑星メーテルでよろしく。ヤマトの皆さん」
古代進「惑星メーテルって、どこにあるんだっけ?」
南部康雄「えっ!古代さん知らないんですか・・・!」
タラン「ついでに入場料と放映権料で我が帝国はぼろもうけに・・(⌒ー⌒) ニヤリ」
デスラー「タラン、何かセコイ事を考えていないかね・・・・?」
タラン「財政赤字の解消のためです。このたびだけは・・・・」
デスラー「しかし・・・・おほん!(気合を入れ直す)お・・・おまえら・・・俺を休養させたのはこのためだったんだな・・(怒りに震えるが、ジュラににらまれてあきらめる)」
効果音「ドガーン!!!!(遊園地に艦砲射撃がされ始めた音)」
デスラー「だめだ!ジュラ!怒ってはいかん!」
古代進「あれは、デスラー艦隊の砲撃じゃない!彗星帝国だ!!全艦、戦闘配置につけ!!」
ズオーダー「おっと失礼、ついクセが出た。わしらも観戦に来たのだよ。フハハハハ。」
バルゼー「大帝、この際やつらを火炎直撃砲にて葬ってしまえばおのずと我らが宇宙の覇権を握れると思うのですが・・・!」
ズオーダー「馬鹿者!宇宙の帝王たるものが、そんなせこい真似ができるか!」
南部康雄「ラッキョウみたいにむいてもむいても次が出てくるのもちょっとセコイよな。」
ズオーダー「愚か者が!あれは帝王のたしなみというものだ!」
ナレーション「(ジュラ)私の遊園地を壊したの誰!?(大激怒)」
古代進「ああっ!ジュラが艦砲射撃の衝撃でお空の彼方」
デスラー「ジュラ・・・・かたきは取ってやる・・・・しかし今の俺では・・・・(T^T)クゥー」
タラン「総統、こういう時の為に新型デスラー艦を用意しておきました。ハイパーデスラー砲も、エネルギー充填完了しています。」
民衆「(ジュラ)→お父様、遊園地を壊したやつらをこらしめてやって!でないと本当に私の無修正ヌード写真集を宇宙中で売り出しちゃいますわよ!」
デスラー「ハイパーデスラー砲、発射!!!」
バルゼー「むわぁぁぁぁぁ〜っ、裏切り者デェスラーめぇーっ!!」
ズオーダー「我が方も空間磁力メッキだ!・・・って開発する人材がおらんのか。」
バルゼー「あはは、やられちったあはは〜(やられて壊れた)」
ズオーダー「バルぜーもついにダメになったか・・・。ぶざまよのぅ・・・。」
ゲーニッツ「大帝、つかぬことをお聴きしますが、大帝は何歳なのですか?(体はたくましいがおじいさんしゃべり)」
ナレーション「なんだか頭が痛い。ワープしろ!(なんで?)」
タラン「それでは話の方をワープさせまして、数日後の惑星メーテルでございます。」
沖田十三「肉体バトル!!!」
ドメル「フフフ。軽くひねって差し上げよう。それとヤマトクルーは、技師長抜きで銀河を放浪する対策を進めておくべきだよ。ハハハハハ。」
沖田十三「君たちは勝っても負けても放浪癖が身にしみてるから勝ち負け関係ないだろう?(爆)」
ドメル「弱い犬ほど良く吠える・・・・ふふ。」
沖田十三「その弱い犬に負けたのはどなたでしたかな?(爆)」
ナレーション「その頃惑星メーテルには、全宇宙から見物人が続々と・・・」
ルダ・シャルバート「戦うのは愚かなことです。でもこれは試合です。戦いではありません。戦いではないので、シャルバートの教えには反しないのです。」
脇役「えー、ビールはいかがっすかあ!」
タラン「本日のルールをご説明いたします。地球連邦対ガルマンガミラスの時間無制限一本勝負!ただし6人タッグで行います。」
島大介「おい、いつそうなったんだ?6人て誰が出るんだ?」
タラン「先ほどです。デスラー総統と、その他の主催者会議で可決されましたもので・・・人選を早くしてくださいね。御願いします。」
真田志郎「となると、沖田さんと斎藤とあと一人か・・・問題だな。」
相原義一「加藤兄弟でいかさまします?(爆)同じ声で同じ顔なんだし・・・」
藤堂平九郎「(肩ポン)真田君、君以外に誰がいるというのかね?」
真田志郎「さすがに義手義足の人間は反則でしょう。爆薬仕込めば最強ですから・・・・」
ナレーション「ところ変わってガミラスの控え室・・・・」
ドメル「私の他のメンバーはどうなっているのだ?」
タラン「今ジャンケンしてます。お待ちを。」
デスラー「せーのっ、出さなきゃ負けだよ最初はグー・・・」
タラン「ジャンケンポイ!!」
デスラー「タラン、おまえは偉大なるガミラスの副総統でありながらあとだしをする気か!?」
タラン「いえ、とんでもございません!そうゆう総統もあとだしでは?(子供のケンカ)」
ナレーション「一方のヤマトベンチでは・・・」
古代進「あと一人・・・あと一人・・・ムーーーーーーン・・・」
徳川彦左衛門「ワシが出よう。若いもんにはまだまだ負けんわい。」
徳川太助「とーさん、やめときなよー。」
徳川彦左衛門「なんの!機関室で鍛えたこのカラダ!」
アナライザー「やまとノ年寄ハ自分ノ年ヲ忘レテル!!」
ナレーション「一方ガミラスサイドでは、ザバイバル将軍が参加志願していた。(よそ者なのに)」
ザバイバル「ヤマトの斎藤と決着をつけたいんです!なにとぞ私の亡命とこの試合の参加の許可を!!」
タラン「総統っ!またあとだしなさりましたなっ!?」
デスラー「大ガミラスの総統にむかってインチキをしたとゆうのか!?(とゆうかまだやってる)」
ナレーション「一方のヤマトサイドでは老いぼれがさわいでいた・・・」
徳川彦左衛門「出るんじゃっ!わしが出て若いもんをギャフンと言わせてやるんじゃーっっ!!」
アナライザー「ワー!オチツイテクダサイ、サンタサン!!(爆)」
佐渡酒造「こうなればワシが・・・(しかも酔ってる)ヒック!」
アナライザー「サドダイセンセイマデ・・・ヤマトノロウジンハゲンキデスネ・・・」
真田志郎「ちっとも決まらないな。いっそ、クジにでもするか?」
森雪「じゃあ私が作ります。出たい人は誰?」
古代進「えーっと、機関長と佐渡先生と俺(?)だ。」
効果音「きゅきゅっ・・・ポン。しゃかしゃか」
森雪「はい、1つだけ当たりが入ってるから、それを引いた人が出場ね。」
徳川彦左衛門「だてに人生生きとらんわい。クジの当て方など知り尽くしておるわい(ウラ技?)」
佐渡酒造「うぃ〜ヒック!ミー君、絶対当たりを引いてやるぞ〜い」
ミーくん「うみゃ〜(このじじぃどもは・・・)」
古代進「do,」
徳川彦左衛門「おぉ、当たりじゃぁ!!」
効果音「どっか〜ん!」
沖田十三「徳川君!地球のために(?)がんばろうではないか!」
徳川彦左衛門「艦長!艦長は、わしのことをただのエンジンの面倒見役だけとは思っていたんじゃないんですね!?(カンドー)」
効果音「ぎくっ!」
沖田十三「あ、あたりまえではないかぁ〜!!」
ナレーション「一方デスラーサイドでは、ザバイバルの扱いに腐心していた。」
タラン「そろそろ時間なんですから、早く決めましょう。シュルツ殿と、ドメル殿とザバイバル殿で良いじゃないですか!!」
フラーケン「とんでもない!ガルマン・ガミラスの名誉をかけたこの闘いに余所者なぞ出してなるものか。ここは一つ、ヤマトを破った実績を持ってこの私が!」
タラン「ここで文官がでますとみすみす負けに行くようなもの・・・・このたびだけはお控えなされ。フラーケン殿。」
フラーケン「ぎぬぬぬぬ。」
タラン「さ、双方決まりましたね。賭けるのはお互い科学者ですか。」
真田志郎「斉藤!お前が頼りなんだからな。フラウスキー少佐を取って、俺を激務過労状態から解放してくれよ!」
斉藤始「おう!任せとけ、技師長!」
新米俵太「斎藤さん。負けてください・・・・私の出番ががなくなります・・・良くても引き分けに・・・御願いします(TっT)」
斉藤始「(新米の首根っこつかんで)んなコトできるか。お前の出番と地球の運命を秤にかけるわけにゃあいかねえんだ。」
新米俵太「三人とも引きわけたら丸くおさまるんじゃないんですかぁ・・・ややこしい異星人が増えるとまた厄介な事に・・・」
板東平次「なりそーっすね。先輩。」
斉藤始「おい。引き分けなんて器用なことがあのジイちゃんたちにできると思うのか?念のため言っとくが、負けたらお前が技師長なんだぜ。分かってるか?」
島大介「大切な先輩は銀河の向こうに連れてかれるんだぞ。」
新米俵太「はぁ、しかし真田技師長は先輩であって家族じゃないんで(爆)」
徳川彦左衛門「dore,」
古代進「新米っ!コトの重大さが分からず出番を気にするような奴はヤマトにはいらんっ!加藤!新米をサルガッソーにでも捨ててきてやれ!」
相原義一「待って下さい。6人タッグですよね?斎藤さんが一人で暴れ回ったらいいだけの事では?」
加藤三郎「ハイでは早速・・・・・(なぜか古代の首根っこを引っつかんで去って行く)」
ナレーション「そんなこんなで大会本部では・・・・・」
ルガール「ガミラス側はザバイバルという臨時助っ人を使っている。その分ヤマト側に有利な条件を付けてもいいのではないだろうか。」
古代進「じゃあ、ガミラスサイドは腕を使っちゃだめとゆうのは?」
新米俵太「こ、古代さぁ〜ん、加藤さんがぼくをガミラスの硫酸の海に捨てるって言ってるんです〜!!」
古代進「え!?加藤のヤツ本気にしてるのか!?おい、冗談だ、冗談だよぉ加藤!!」
効果音「ズピュウ〜ンッ!(コスモタイガー発進の音)」
加藤三郎「いくぞーいくぞー新米を溶かしてやるー♪(と言いながら新米を縛り上げる)」
ルガール「腕を使うな、か。いいだろう。ガミラスサイドは腕を使うなよっ!」
デスラー「この偉大なるデスラーに足を上げろとゆうのか!?(わがまま総統)」
タラン「総統も総統(そうとう)わがままですなぁ。」
デスラー「・・・・・・・・・・プチッ(キレた)」
ルガール「では、ファイト!」
ナレーション「カーーーーーン!(ゴング)」
沖田十三「ザバイバルは斎藤に任せるとして、ドメルはどうする?2人とは言え相手は若者、こちらは老人だぞ」
徳川彦左衛門「むぅん・・・どうしたものかのぅ?」
真田志郎「こんなこともあろうかと。艦長!全身の筋力を全盛期並に強化しておきました。」
ドメル「こちらだって、こんなこともあろうかと・・・あろうかと・・・ゲール!我々の策略は何だ!?」
ゲール「は?(こいつがいなけりゃ俺は次の総統なんだ・・・こいつの手助けなどするものか・・・)」
ドメル「だから、我々の策略は何だと聞いておるのだ!!」
ゲール「ございません。宇宙の狼ドメル将軍は、あくまで正々堂々がモットーでしょう?」
ドメル「ガンツ!貴様はどうだ!?」
ガンツ「私はシュルツ様にどこまでもお供いたします!」
ドメル「ム・・・・・・その意気や良しと言いたいところだが、それではチト困るのだ。」
ガンツ「は・・・はぁ・・・・・」
南部康雄「あれー、京塚のミヤコさん。どうしてここに。」
京塚ミヤコ「あ、南部砲術長。いや、ここで何か楽しい事が行われるかと聞きまして。」
ルガールJR「父上、まだ始まったばかりですがどちらが優勢でしょうか?」
ルガール「ルガール・ド・ザールよ、なにを見ておるのだ?これから開会式だぞ。」
タラン「選手宣誓!!」
効果音「パンパカパァーン」
沖田十三「我々は、正々堂々戦うことを、アステロイド・ベルトに誓います!(?)」
観客「あのじじぃボケてるぞ・・(ざわざわ)」
ルガール「ふむ・・・ヤマトサイドの方が有利だな。」
ルガールJR「父上、そうゆうワケのわからないことばかり言っておられるから母上に逃げられるんですよ」
ルガール「それは言うなと言っておるではないか。世間ではディンギル星とともに沈んだことになっておるのだからな(爆)」
ズオーダー「さぁとっとと始めろ!この偉大なる彗星帝国を満足させる戦いを見せてみるがいい!!」
シュルツ「ガンツ、こちらの武器は?」
ガンツ「は、ガミラス印の育毛剤「生え〜る]」が一つあります。」
シュルツ「そうか・・・。気が利くな、ガンツ(と言いながら育毛剤を使う)」
効果音「カーーーーーン!」
徳川彦左衛門「うりゃあ!先制攻撃じゃ!うけてみろドメル将軍!!」
ドメル「うわっ!なんだこれは・・・・機械油???」
徳川彦左衛門「エンジンルームからもってきたんじゃ!」
効果音「つるっ」
ドメル「うわっ、すべって転んでしまった!!」
効果音「滑って転んで失神♪」
ドメル「ガミラスの英雄ドメル、機会油に敗れるとは・・・むねん。(といいながら白目をむく)」
沖田十三「ドメルめ、機械油の漢字をまちがえておる。ぶざまじゃ」
ルガール「ふむ・・・ザバイバルと斎藤はすごいな。」
斉藤始「どうだ!おれのち○この方がでかいぞ!」
ザバイバル「なにをゆう!おれのち○この方がでかいぞ!」
シュルツ「反射衛星砲発射!」
効果音「どっか〜ん!!(命中音)」
デスラー「こぉら!よく狙わないか!」
ガンツ「シュルツ様、反射衛星砲の標準がずれていましたぞ!!」
シュルツ「ええいっ!こうなったらヤケクソだ!反射衛星砲無差別連続発射!!」
ドメル「(どっっかーん!)うわああああっ!!」
ザバイバル「(ばっしゅーん!!)でえええええっ!」
ルガール「ドメル、ザバイバル、場外逃避により失格!残るはガミラス側1名、ヤマト側3名!」
ルガールJR「これはかなり地球側が有利になりましたな父上。」
斉藤始「艦長!機関長!どうしてリングを降りるんですか!?」
沖田十三「3対1で勝ってもうれしくないわ!」
徳川彦左衛門「艦長・・・疲れたから降りるって言われたのは艦長でしょう・・」
斉藤始「1対1かよ!・・・まああんなのが相手なら問題ないか。」
シュルツ「ええい!我らの前に勇士なし!我らの後に勇士なしだ!突っ込むぞぉ!」
斉藤始「おおっと!ぶつけられてたまるかよ!」
ナレーション「その時信じられないことが起こった。斉藤にかわされそのままリングロープに突っ込んだシュルツがロープの反動で斉藤の背後から激突。脳天肘打ちが決まってしまったのである!」
斉藤始「いてて・・・・なかなかやるじゃねぇか・・・・・」
ナレーション「しかし、その反動でシュルツは伸びていた。斉藤もやばい・・・・・・・反射衛星砲の自爆スイッチが入ってしまった。」
シュルツ「ぐわっ・・・・・(斎藤を巻き添えに気絶)」
斉藤始「ふぃぃ・・・・・(ピヨピヨ)(失神中)」
真田志郎「おい、起きろ隊長!しっかりするんだ!」
ルガール「カウントするぞ!1!2!・・・」
ガンツ「シュルツ様ぁ!起きてくださぁい!」
ナレーション「そのとき悲劇は起きてしまったのだ。」
効果音「ちゅどぉぉーーーーーーーんっ!!」
ガンツ「シェルツ様!は、反射衛星砲が爆発しました!その影響でエネルギーが逆流して、もうすぐ大爆発をおこしますっ!!」
タラン「シェルツ殿はピヨピヨ失神中でございます。」
効果音「ちゅどぉぉぉぉぉぉーーんんんんん!!!!!」
古代進「うわぁっ!爆風がっ・・・!(とばされる)」
斉藤始「うぅ・・・くぅっ。なにが起こってるんだ?」
真田志郎「斎藤、艦長、機関長!はやくヤマトにのりこめ!」
効果音「ごぉぉーーーーーーーーっ!(ヤマト、とっととワープ)」
デスラー「ヤマトめ・・・逃げおったか!」
効果音「シュン!(ヤマトがワープを終了した音)」
ルガール「・・9!・・10!カンカンカ〜ン!シュルツの10カウント負け!よってこの勝負地球側の勝利とする。よしJRよ、我々もウルクに撤収してこの星域を離れるぞ!巻き添えを食らってはかなわんからな!」
ルガールJR「はは、直ちに!」
デスラー「われわれもワープして離脱するぞ!」
タラン「しかし、それでは負けを認めることになりますぞ!」
デスラー「爆発に巻き込まれてみな昇天してしまっては、我がガミラスは滅んでしまうのだぞ!」
タラン「しかし、」
デスラー「いいから脱出だ!あそこで伸びてるドメルの回収を忘れるなよ!」
タラン「一応総統は、まだ休養中なので指揮権はありませんが・・・」
ナレーション「いっぽう、ヤマトでは。」
効果音「ゴゴォーーーーーーン!」
古代進「おい、島!一体どうしたってゆうんだ!?」
太田健二郎「島さん!強制ワープアウトしますよ!航行用安全装置が作動中!危険度120%!」
島大介「艦長!やはり惑星メーテルから地球までダイレクトワープは危険だったんじゃ・・・?」
沖田十三「大田、現在位置の確認をしろ!真田君、全艦内の損傷率の計算をたのむぞ!!」
効果音「ふぃぃぃぃぃん(ワープアウトの音)」
太田健二郎「現在位置は不明!ただ、近くに小さな恒星系が確認されてます。惑星1、宇宙気流が少しかかっています。」
真田志郎「艦長!!艦の損傷率99,99999%!限界です!揺れるだけで真っ二つになります。」
ナレーション「工場班ががんばって修理をしている中、一方の謎の惑星では・・・。」
脇役「(メラ)あれがデスラーを破ったとゆうヤマトか。幻覚催眠波をヤマトに撃ってやるわ!」
効果音「ビョョョョョン(幻覚催眠波発射)」
ナレーション「催眠波をうけたヤマトでは・・・。」
古代進「うん・・・?あれは島と雪じゃないか?なにをしているんだろう?(とつぶやきながら壁にかくれて様子をうかがう)」
ナレーション「そこには、島と雪がイチャイチャしながら部屋に2人で入るとゆう信じがたい光景が広がっていた。」
古代進「ano」
ナレーション「そう、2人が入った部屋は、沖田艦長が細かい性格だったためにヤマトの中に作った「2人で愛し合おう地球の未来は愛によって作られる!ヤマト子作りの部屋」だったのである!」
真田志郎「(正気)艦長。私に断りなく、勝手に設備を作られては困ります。」
沖田十三「(正気)すまん。「こんなこともあろうかと用意しておいたのだ!」とやってみたかったのだ。」
古代進「うわぁぁぁぁぁぁぁ雪ィィィィィィ!!!!!!(壊)」
ナレーション「しかしこれも催眠波の影響だったのだ。」
脇役「(アイ子)しくしく・・・」
徳川彦左衛門「アイ子じゃないか!地球に居るはずのアイ子!パパとママはどうした?」
脇役「(アイ子)しくしく・・・お腹空いて2人とも私が食べちゃったよう。」
徳川彦左衛門「アイ子が食べただと!?!?」
ナレーション「しかしこれも催眠波のせいだった。」
南部康雄「ん?通信が入ってる。相原いまいないし、おれが聞いとくか。(おもむろに機械をうごかす)」
脇役「(南部の親父)おぉ、息子か!たいへんなんだ!」
南部康雄「・・・うん・・・え・・・工場がつぶれた!?・・・うん!・・・借金取りがつめかけてるだって!?・・・大丈夫かよ!?・・・母さんが倒れた!?・・・ん?よく聞こえない・・・おい!親父・・・切れちまった!なんてこったい!!」
ナレーション「これも催眠波による幻聴だったのである。」
真田志郎「さて、ミサイルを急いで作らないとな!(と、ミサイルに弾薬を詰める)」
効果音「がっちゃーーーーーん!!(真田がミサイルの弾頭をおとした)」
真田志郎「この俺が失敗するなんて・・・なんてことだ・・・!(ガクリと肩を落として気絶する)」
ナレーション「しかしこれは真田本人のミスであった。(催眠波のせいではなく自分の不注意)」
効果音「ちゅっどーーーーーーーん!!!(転がったミサイル弾頭が爆発)」
民衆「(古代・徳川・南部)はっ!」
ナレーション「不幸中の幸い、爆発のショックでメラの催眠波がかき消されたのであった。」
観客「な・・・なんとも強引な・・・・」
古代進「真田さん、一体これは何なんですか!?」
真田志郎「(目がさめた)うぅ・・・謎の催眠波があの星から出ていたのを確認した。あの星へ行こう!」
島大介「了解!小ワープ!」
ナレーション「一方ワープの準備をしている頃、デスラー艦が後ろにワープして来た。」
デスラー「ヤマトめ・・・メーテルではよくもやってくれたな!デスラー砲発射!」
タラン「先ほどのメーテルでのごたごたで発射孔が開きません!」
デスラー「な、何だとぉ!もうトリガーを引いてしまったぞ!」
フラウスキー「エネルギー回路がショートしておりまして、エネルギーがデスラー砲までいっておりませんから大丈夫です。総統。」
タラン「しかし、充填されたエネルギーはどうするのだ?暴発なんかしたら大変だぞ。」
脇役「とかなんとか言っている間に暴発5秒前です!」
フラウスキー「そういうときはこうするんです。(何やらボタンを押す)」
効果音「ポッ・・・(エネルギータンク射出音)」
タラン「まて・・・・あとの行動はどうする気だ?」
フラウスキー「それは・・・・・しまった考えていなかった・・・・ふ〜むどうしよう・・・爆発するよりよかったと言うことにしましょう」
タラン「総統・・・・私達一体、どうなってしまうんでしょうね?」
デスラー「銀河を放浪するのか・・・?」
タラン「結局そうなると・・・。」
山本明「もしもし。お約束のフラウスキー少佐をいただきにまいりました。急いでくれよ、小ワープの時間がせまってるんだからな。」
フラウスキー「ふーん・・・・・・・・・・んん・・・・・ふぅ・・・・・だめだこりゃ。」
脇役「(メラ)ギャァッ!(メラ、何者かに撃たれる)」
ナレーション「(ジュラ)また、貴方ね。イタズラは、もうしない事!」
脇役「(メラ)・・・・・・・。」
ナレーション「そのころヤマトは、ワープを終了していた。」
古代進「おい島!ここはどこだよ!?」
島大介「それが・・・赤のボタンをまちがえて、青のボタンを押しちまって、超長距離ワープをしてしまったらしいんだ。」
森雪「あれは・・・地球だわ・・・。」
真田志郎「いや、超長距離をワープしたのにもかかわらず地球に着くなんてありえない!」
ナレーション「そう、この地球は、人工惑星デザリウムであった。」
スカルダート「ふっふっふ・・・、ヤマトめ来おったか!」
古代進「波動爆雷投下。」
効果音「チュドドドドドドドーン!(爆発)」
サーダ「いきなり弱点をうってくるとは・・・我々はポケ○ンじゃないのよっ!!」
スカルダート「全要塞に告ぐ!全要塞に告ぐ!ヤマトを逃がすなぁ!」
脇役「(デザリウム兵士)全砲門発射!目標ヤマト!」
真田志郎「しまった・・・今度は要塞内にサーシャがいないから入口が開けられない!」
ナレーション「ズドォン!バキャッ!(ヤマト損傷)」
古代進「くっ、もう・・・もうだめだ!くそぉ、あんなハゲ軍団なんかに負けるなんて・・・。」
ナレーション「ドドドドドドーーーーーーーォン!!」
脇役「(デザリウム兵士)ヤマト、我々の攻撃を受けて真っ二つになりました!」
スカルダート「ふふふ・・・はーっはっはっはっ!」
沖田十三「・・・ん?我々はどうなったのだ?」
島大介「ここは・・・どこだ?」
古代進「見ろ、デザリウムがちゃんと見えてる。少なくてもここは天国じゃないな。」
真田志郎「ふふっ、こんなこともあろうかと、真田印の「ヤマト爆発ホログラムビデオ」を放映して相手をだましたんです。」
南部康雄「はは、さすがは真田さんだ!こんなこともあろうかとは心強いぜ!」
島大介「見ろよ!デザリウム要塞が、ヤマトを倒したと思い込んで入口を開いたぞ!」
古代進「第一、第二主砲、波動カートリッジ弾装填。・・・発射!」
効果音「ズドドドドカ〜ン!!」
真田志郎「向こうもホログラフ臭いなぁ・・・手ごたえが見えない。」
相原義一「ああっ!なんで、聖母マリアがいるんだ!!!」
ナレーション「そのころあの2人は・・・」
加藤三郎「ほら、さっさと落ちろよ!(といいながら新米を蹴る)」
新米俵太「たすけてくださぁーい古代さぁぁんっ!」
効果音「バキッ!・・・ひゅぅぅぅぅぅぅ〜ん(新米転落)」
加藤三郎「ん?なんだありゃ??」
ナレーション「そこには黒色艦隊が資源採掘をおこなっていた!!」
加藤三郎「こりゃ大変だ!艦長代理に知らせないと・・!!」
新米俵太「待ってください!加藤さぁ〜ん!」
脇役「(暗黒星団兵士)何だキサマは!捕まえろ!」
新米俵太「ひええええええ〜っっ!!」
ナレーション「ところが、そこにデスラー艦隊が乱入してきた・・・・・」
効果音「ズンズンズンズンズンズンズズズン♪」
デスラー「全艦、我々の母なる星を傷つける敵艦隊にむかって突撃!!」
効果音「ドォーンドォーン!ちゅどーん!」
脇役「(暗黒星団兵士)うわぁぁーーーーっ!!」
タラン「総統、あれはたしかヤマトの乗組員じゃ・・?」
新米俵太「おーいおーい!たすけてくれぇー!」
ナレーション「そのころヤマトはようやくデザリウム要塞を撃破して、戦線を離脱していた。」
相原義一「古代さん!通信が入っています!加藤さんからです!」
加藤三郎「たいへんだ!黒色艦隊がガミラス星を荒らしてる!」
古代進「わかった!急行する!おい、加藤、新米はどうしたんだ?」
加藤三郎「(ぎくっ)し、新米は・・・自らの命を捨てて、敵の艦隊へ向かっていった・・・。」
新米俵太「くそ・・・・あの角刈り加藤め・・・」
タラン「おお可哀想に。だがもう心配ない。我々がヤマトに送り届けよう。それに宇宙蛍10000匹をおみやげにつけようではないか。」
デスラー「まて、確かこいつは技術屋だろう・・・・帰してはいかん。」
新米俵太「あのう、僕早く帰らないとおばあちゃんが心配するんですが・・・・」
タラン「フラウスキー少佐の補佐につけるのですか?」
デスラー「いや、待て。こいつを帰すかわりに真田をこちらに渡せと要求してみるのはどうかな・・・タラン!!」
ナレーション「そのとき新米はデスラー達の前から忽然と姿を消していた」
タラン「ぬおっ!逃げたか!」
フラウスキー「ご心配なく。(コホン)こんなこともあろうかと、あの男には発信機をつけておきました。半径100宇宙キロ圏内であれば、確実にキャッチできます。」
デスラー「フラウスキー少佐・・・君は今、「こんなこともあろうかと」と言わなかったかね?」
フラウスキー「は?もしかして、真田君の口癖が移ってしまったのか・・・?」
デスラー「貴様・・・・寝返ったな!?ダレかこの裏切り者を特別座敷牢に軟禁せよ!!」
フラウスキー「裏切り者ですと?…今まで全てを捨てて総統にお仕えしてきたというのに…総統、お世話になりました!」
タラン「こ、こら!フラウスキー技術少佐、どこに行く!?」
フラウスキー「あのおばあちゃん子を土産として、ヤマトで雇ってもらいます!」
ナレーション「そのころ、ヤマトでは不思議な現象が艦内で見られてた。聖母マリアや大天使ミカエルが出現していたのである。」
アナライザー「ワタシノ立体あにめーしょんヲオ見セシテマス」
古代進「(蹴り>アナ)こんな時に余計なことするなっ!!!」
アナライザー「イタイ!出番ガナイノデ存在あぴーるシタンデスヨ!」
佐渡酒造「古代!そう怒るな・・・わしの酒の余興じゃから・・・・」
効果音「ピンポ〜ン♪(チャイムの音)」
森雪「あら?艦長、お客さんみたいですよ?」
沖田十三「(インターホンにむかって)どなたですかな?」
フラウスキー「あっ、すいません。ガミラス社のフラウスキーともうしますぅ〜(いつから会社に?)」
沖田十三「はい、じゃあエアーロックを開けるんで第一艦橋までおねがいします。」
ナレーション「時は流れ・・・20分後―。」
フラウスキー「いやぁ、ヤマトはデスラー艦よりでかくて入り組んでますなぁ。迷いましたよ。」
沖田十三「なんの御用ですかな?融資ならできませんよ?うちも修理代バカになんないんですから。」
フラウスキー「あ、申し送れました。私ガミラス社の技術部部長をやっておりました、フラウスキー少佐と申します。」
沖田十三「これはこれはご丁寧に。私は(株)宇宙戦艦ヤマトの社長をやっております沖田十三と申します。」
フラウスキー「これ、つまらない「者」ですが・・・」
古代進「これはどーも・・・ってこれは!?」
島大介「新米そっくりな人形だな・・・。気持ち悪いなぁ捨てようぜ。」
真田志郎「いやいや、私がもらっとこう。部屋に飾りたい。」
南部康雄「真田さんって・・・そうゆうのが趣味なんですか?」
新米俵太「ぎ・・技師長っ・・・ぼくです・・アラコメです・・・本物ですぅ・・。」
太田健二郎「へぇ、しゃべる人形かぁ。新米そっくりだぜ。商品名は「新米君実物大ウルトラ人形」か?」
真田志郎「ふぅーん・・・「新米君実物大ウルトラ人形」かぁ・・・興味深いな・・。(マジ顔で)」
新米俵太「いやぁの・・・本物ですよぉ!」
森雪「キャッ!本物!?ビックリしたわ・・・。」
新米俵太「まったく・・・ガミラス星に落とされたりガミラス人に拾われたり、逃げてたらフラウスキーって人にラッピングされて箱づめされて・・・もうなにがなんだか・・・。」
古代進「いやぁ、でもよかったですねぇ真田さん。本物を部屋に飾ることにならなくて。」
真田志郎「(チッ、本物だからこそ飾ろうと思ったのに・・・)あぁ、そうだな・・・。」
島大介「夜中に「先輩〜」なんて泣き声が聞こえてくるところでしたね。」
フラウスキー「真田君。これ、私の履歴書なんだが、受け取ってもらえないか?」
真田志郎「履歴書?すると我が社に就職したいと?」
フラウスキー「ぜひお願いしたい!」
相原義一「ねえ。いつからヤマトは会社になったんだろう?真田さんは人事部長なのかい?」
南部康雄「新米の例からすると人を見る目はありそうだもんな。」
島大介「手足に爆弾も仕込んでいるし♪」
古代進「それはあんまし関係ないような・・・・(汗)」
効果音「ドカーン!!(先ほど射出されたエネルギータンクが第三艦橋に衝突)」
真田志郎「こ・・これは、ガミラスのマーク!フラウスキー殿。何かヤマトにはかりごとでも?」
フラウスキー「いや、私は!何もしていない!信じてくれ!」
ヒス「フフフ、コウモリは嫌われるのだ。エネルギータンクを第一艦橋に衝突させてやる!」
太田健二郎「艦長!前方1200宇宙キロに正体不明の飛行物体を確認!突っ込んできます。」
南部康雄「ダメです!主砲はいまからじゃ準備できません!どうします!?」
沖田十三「う〜む、こんな時はどうしたら・・・チラッ(真田を見る)」
真田志郎「こんなこともあろうかと、「第一艦橋緊急脱出艇」を作っておきました。」
島大介「真田さん、逃げたらどうしようもないんじゃないんですか?」
森雪「距離、800宇宙`に接近!」
フラウスキー「くっ・・・どうしたらいいんだ!!・・・はっ、そうか!あの手があった!」
沖田十三「どうしましたか?新米のフラウスキー君。(入社)」
フラウスキー「あのエネルギータンクは、ある写真を見ると爆発する仕掛けなんです!」
古代進「(科学者の考えることはよく分からんと思いながら)何の写真ですか?」
フラウスキー「ヒス副総統が大笑いしている写真です。レアモノなのでそうはないのがネックなんですが・・・・」
島大介「そ、そんなの…いくら真田さんでも持ってないんじゃあ?」
真田志郎「ふ。持っていなければ合成するまで!」
フラウスキー「そ・・それが・・・あまりにもレアなので、登録番号があって・・・・・」
ナレーション「因みに登録番号は全部で116だ!」
新米俵太「そ、その写真、ぼく持っていますよ〜!!」
真田志郎「なんでそんなもんもってるんだ?」
古代進「それはともかく、あのエネルギータンクに見せてみるんだ。」
新米俵太「ええっ、でも大切なものなんですけど。」
古代進「ごちゃごちゃ言うな!こっちがやられたら大切なものも何もないんだぞ!」
新米俵太「わ、わかりましたよぉ。」
沖田十三「よぉし、少し古いが、デコイミサイルを使おう。」
真田志郎「くわしくは「PS版宇宙戦艦ヤマト愛の戦士たち」をプレイしよう!」
古代進「なるほど!デコイミサイルが開くバルーンに写真を印刷して発射するんですね!!」
南部康雄「発射角プラスマイナス1度、発射!!」
効果音「バッシュウ(ミサイル発射)」
森雪「デコイミサイルが開いて、バルーンが広がりました!ヒスさんの大笑い写真が展開中!k、気持ち悪い・・・。」
効果音「ズドーンバコーン!(ミサイル爆発)」
島大介「やっ、やったぁー!エネルギータンクが爆発していく!すげぇ!」
沖田十三「フラウスキー君のおかげだ!すごいてがらだぞ!」
フラウスキー「じゃあ、雇ってくれるんですかっっ!?」
真田志郎「もちろんじゃないですか。あなたと仕事ができるとは、光栄です。では、この書類に実印をおねがいします。」
ナレーション「ついに味方となったフラウスキー少佐。そしていつの間にか会社と化したヤマト。しかし、裏切り者を生かしておくわけがない。ひそかにデスラー艦が近づいてくることはまだ、誰も知らない・・・。」
デスラー「(いつにもまして怖い表情で)くっ・・・フラウスキーめぇ!ヤマトとともに散るがいい!!」
脇役「(ガミラス兵士)ヒス副総統、なんでデスラー総統はいつにもまして怒ってられるのです?」
ヒス「じつはな、デスラー総統は子供の頃から、たとえ今は自分のものでなくても、一度自分が使った物や持っていた物で他人が得するのが大嫌いなのだ。」
脇役「(ガミラス兵士)ヒス副総統、なぜそんなことまで知っておられるのです?」
ヒス「たとえデスラー総統がタラン将軍のことが気に入っておられるとしても、私は、デスラー総統が生まれたその時からせわをしているのだ。性格はよく知っている。たとえ銃で撃たれても私はデスラー総統のそばに・・・。」
デスラー「ヒス、私の秘密は言っていないだろうな?」
ヒス「はい、総統が3歳のときおねしょしたことや、4歳の時イスカンダルのスターシャさんに電話入れる時、「ヒス〜やっぱりすたーしゃちゃんお電話するのはずかちいよー。」とかいってたこともしゃべっていません!」
デスラー「しゃべっているではないかぁぁぁぁぁぁ!!!1」
効果音「グォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ(怒)」
タラン「そ、総統が!あまりにも凄い暴れように描写ができない!」
ヒス「ぴく・・・・・・・ぴく・・・・・・・ぴく・・・・・・・ぴく・・・・・・・」
ナレーション「ヒス副総統、すさまじいけいれんのため退艦。」
デスラー「(いきなり)デスラー砲発射!!」
真田志郎「あれは・・・デスラー砲だ!空間重力メッキ作動!」
効果音「キィン!(デスラー砲跳ね返る。)」
デスラー「む!2度も同じ手をくうものか!ワープ!ヤマトに白兵戦を仕掛ける!」
効果音「うにょおおおおお〜ん(ワープ)」
太田健二郎「でもなんでデスラー砲が?・・・んっ、これは!?ヤマト右舷に空間歪曲!デスラー艦です!突っ込んできます!」
効果音「どっかぁーん!」
ナレーション「ところがデスラー艦は、隕石に衝突していたのだ」
効果音「ピーポーピーポ(デスラー艦、宇宙交通警察隊に取り囲まれる)」
脇役「(宇宙交通警察隊員)はい、そこのあなた!宇宙船操縦免許証みせて!」
デスラー「宇宙船操縦免許?なんだそれは、タラン?」
タラン「はっ、それがなければ船などを操縦するという資格がないのです。」
デスラー「ではタラン。それを見せてやりたまえ。」
タラン「無くしました・・・・・」
脇役「(宇宙交通警察隊員)ないんですか?だったら、そこの小惑星に船止めて。署までご同行願います。」
デスラー「ふっ・・・ガミラス民族の総統が交通違反で捕まるとは・・・ブザマよのぅ・・・。」
太田健二郎「デスラー艦、宇宙交通警察隊に連行されていきます・・・。」
ナレーション「それから5日間、ヤマトはやることもなく、そのへんの宙域をブラついていた―。」
沖田十三「ヒマじゃのぅ。暇つぶしになにかないかのぅ?」
真田志郎「艦長、ひまなんで起動惑星「ウルク」でも爆破にいきましょうよ。」
沖田十三「宇宙の生命は全て等しく生きているんだ。われわれが勝手にその生命を奪って良いわけがないだろう?真田くん。」
ナレーション「悪いやつらはこらしめて良いのでは・・・沖田艦長?」
沖田十三「どこからか妙な声がした。アクエリアスよ、あなたですかな?」
脇役「(アクエリアス)私はアクエリアス。アクエリアスは、さまざまな星に生命の芽をもたらしました。」
真田志郎「アクエリアスさん、なぜあなたはさまざまな星に生命の芽を与えているのです?だれかにたのまれたのですか?」
脇役「(アクエリアス)これは、仕事なのです。一つの星に生命の芽を与えると、5万円の給料なのです。ですから、星に生命の芽を与えないと、私は破産してしまうのです・・・。」
古代進「ナルホド。一つにつき5万円もらえるのか。アクエリアスさんもたいへんなんだなぁ!」
島大介「うん。時給じゃないために、星が見つからなければお金がなくなっていくのか。つらいだろうなぁ。」
真田志郎「そうか?なかなか割のいい仕事だと思うが・・・。俺なんて、真っ黒になりながら武器を作ってるのに、1ヶ月の給料が1●●●35円だぞ?」
森雪「まぁ、そうなの?私はレーダーを見てるだけで2●●4●●円もらえるのよ。すごいでしょ?」
真田志郎「なにぃ!?俺より約10万も高いじゃないか!ひいきだ!こんなのうそだあぁぁぁ!!!!」
沖田十三「真田君、200円あげるから黙っときなさい。」
ナレーション「その時、ヤマトの右舷に突然次元の裂け目が現れたのであった。」
島大介「うわあ!次元の裂け目だ!操舵が効かない!すいこまれるっ!!!」
古代進「うわぁーーーーーーあぁぁーっ!!」
ナレーション「それから10分後―。」
南部康雄「うーん、ここはどこだ?次元の裂け目に吸い込まれて・・・?」
太田健二郎「おい!」
相原義一「なんだよ大田?いきなり。」
太田健二郎「ありゃ火星じゃないか?目の前にあるあの赤い星は。」
相原義一「通信が入ってます!これは・・・地球からです!」
古代進「そうか。じゃあやはりここは火星付近なんだな。よかったよかった。」
相原義一「ちがうんですよ!地球は地球でも、発信源が目の前の星からなんです!」
古代進「なんだってぇ!?!・!?」
真田志郎「たぶん、次元の裂け目に吸い込まれたために、ガミラスとの戦いの真っ最中にタイムスリップしてしまったんだ!!」
沖田十三「(ただしヤマトの艦長になる前の)むぅ・・・・ガミラスの秘密兵器か・・・・地球も滅んでしまうのか・・・おお!神よ!!」
ゲール「何だあれは???地球の新兵器か??」
シュルツ「大型ミサイル発射!」
古代進「な・なんだ!?全艦戦闘配備!!」
南部康雄「第一、第二主砲、上下角プラス8度。」
古代守「(ゆきかぜ艦長)沖田さん!沖田さんだけでも逃げてください!私が囮になります!!」
古代進「兄さぁん!(涙)」
古代守「ん?進???あいつは今火星にいるはず!!幻聴だろう。」
真田志郎「ゆきかぜだと?待ってろ!今そっちに行ってやる!今度こそ完璧に補修するからな!(格納庫に走る人)」
沖田十三「(ヤマト艦長になる前の)古代〜〜〜死んではいか〜〜〜ん!!無茶をするな!!」
効果音「ゴガァン!(ゆきかぜの爆発音)」
古代進「にいいいいいさああああん!!!」
真田志郎「まて〜ゆきかぜ〜!俺が絶対直してやるからなぁー!」
ナレーション「こうしてゆきかぜは煙をふいて墜落していった・・・。」
古代進「くそぉ!よくも、よくもにいさんを!!波動砲発射ぁ!!」
効果音「どきゅうううううううううううううううん!!!」
シュルツ「なっ、なんなんだあの兵器はっ!?う・・・うわあああ!」
ナレーション「to,」
太田健二郎「周りに空間歪曲!おそらく今の我々の行動を無効にしようと、次元が動いてるんでしょう!吸い込まれるっ、うわーーーっ!」
真田志郎「我々は歴史にないことをやってしまったから、時間の流れが起こったんだ!うわああああ。」
ナレーション「再び10分後。」
沖田十三「ん?ここは・・・白色彗星帝国との地球圏内の戦いの真っ只中じゃないか!」
森雪「あれ?艦長なんで知ってるんです?艦長は乗ってなかったんじゃ・・・?」
ナレーション「そのころ彗星帝国の内部では。」
ズオーダー「なんだこれは!?わしが年寄りなための幻覚か?ヤマトが2隻おるぞ!?」
古代進「(もう一人の古代)なんだ!?となりに船がワープして来たぞ!しかもこれは・・・ヤマトそっくりじゃないか!!」
土方竜「かまわん!今は応戦のことだけを考えるんだ!」
ナレーション「それからとゆうもの、もう一つのヤマトはまったく同じ行動で白色彗星と戦っていた。次元の裂け目からきた未来のヤマトは、地球圏内で高みの見物をしていた。」
古代進「いやぁ、このまま戦えば、勝つ運命だったよな?でもあいつら、勝つとも知らずに頑張ってるぜ。」
沖田十三「ん?ヤマトがテレサと「一緒」に大戦艦にむかっていくぞ?」
古代進「しまった!これは劇場版だ!このままじゃ俺が死ぬ!」
森雪「すると私や真田さんはもう・・・?」
ズオーダー「なんでもいいヤマトが2隻なら二隻とも潰せばよいこと。攻撃用意!!」
サーベラー「超巨大主砲、発射!」
効果音「ズギュ〜〜〜〜〜〜ン(ヤマト2隻に大当たり!!・・・スタートしました。テレサの暴走。)」
ズオーダー「よし!ヤマトはこれで宇宙のチリだ・・・勝ったんだ・・・・ん?げっ!!ま・・待て!話せばわかる!テレサーーーー!!!ぐぎゃぁ〜〜〜〜〜」
古代進「(もう一つのヤマトの方)何とか、死なずにすんだようだな。」
島大介「しかしこっぴどくやられたぞ・・・・」
古代進「(もう一つのヤマトの方)あの時は、瞬時に戦闘能力が奪われたからな。」
効果音「うにゅにゅにゅにゅ〜〜ん(空間歪曲発生)」
真田志郎「わっ、また空間歪曲だ!うわあああ・・・・」
ナレーション「sosite」
沖田十三「うぅ・・・ここはどこなんだ?」
古代進「あっ、見ろよ!ここはどうやら人工惑星デザリウムの内部みたいだぜ?」
森雪「レーダーに反応。このころのヤマトが波動砲を用意しています!」
ナレーション「その時、パネルにサーシャの通信が入ってきた。」
サーシャ「ヤマト!?どっとがヤマトだかはわからないけどとにかくはやく波動砲を撃って!おじさまぁっ!!」
古代進「(この時の古代)そんなこと・・・そんなことできるわけないじゃないかサーシャ!!」
真田志郎「うーん、結末がわかっているだけにイライラするな。はやく撃てとゆうのに・・・。」
古代進「相原、むこうのヤマトに通信をつなげ。話し合ってみる。」
相原義一「(この時の相原)ん?古代さん、向こうに見えてるヤマトによく似た艦から通信が入ってますんで大パネルに投影しますぅ。」
古代進「(この時の古代)!?!?俺がもう一人いる!?」
観客「しかし・・・タイムパラドックスはないのかねぇ・・・・」
証人「それは、言っこなしでしょう。」
古代進「いいか?俺。サーシャを撃つのはイヤかもしれないが、撃たないとダメなんだ。撃たないとヤマトは撃沈されてしまうんだぞ?」
森雪「ああっ、また次元の歪みが・・・きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
効果音「ガッシャ〜〜〜〜ン(隕石に衝突していたでデスラー艦に衝突する音)」
古代進「いってぇーーーーーー!!また、器用に衝突していたデスラー艦にぶつかったものだなぁ。」
真田志郎「まぁ、もとの時空にもどれてよかったな。」
ナレーション「これで、第三回ログを完結いたします。では、第四回ログでまたお会いしましょう。」
民衆「(ヤマト全乗組員)第四回ログも楽しみに待ってろよー!」
観客「いつから始まるんだ?あまり時間がたつと・・・」
古代進「ボケてしまうぞ。」
ナレーション「END」
管理者 Kuyou Sagami : WeB DoRaMa v1.25 [Shigeto Nakazawa]