右舷側方展望室 第一回
1999/04/26〜2000/03/19


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ディンギル少年「どうする?」
ルガールJR「しょうがない、行こう・・・・」
ナレーション「二人はこの時点で気付くべきだった、「ツンパのマーチ」でジョギングとくれば当然パンツ一丁である事に…。」
ルガールJR「反逆起こす!!止めるな弟!!」
ディンギル少年「ちょ、や、やめてよ兄さん!」
ルガールJR「は、はなせ〜〜〜〜!」
ナレーション「一方こちらは彗星帝国」
デスラー「おのれ!なんだシーツは!もう三日も取り替えていないではないか...」
真田志郎「デスラー、うるさいぞ!もうちょっと静かにしてくれ。」
デスラー「静かにだと!これが静かにしてられるか!」
真田志郎「今、ちょうど微妙なところなんだ。気を散らさせないでくれ。」
ナレーション「そういう真田の手には「ルービックキューブ」が握られている。もう少しで色が揃うらしい。」
真田志郎「あ、デスラー総統には、続編の「リベンジ」がいいでしょう。これでもやっておいて下さい。」
デスラー「...これは、どうすれば良いのだ?私は地球の玩具なぞ触ったことは無いのだ!」
真田志郎「ほら、こんな風に色を揃えるんだ」
ズオーダー「…君ら捕虜のくせに余裕だな・・・」
真田志郎「そんなこといってないで、どうです?大帝もごいっしょに?」
デスラー「こうして、ああして、ここをこうやって...むむ。」
ズオーダー「いや、違う、そこ右だ、いや左だ。えーい。不器用な奴だ。私によこせ!」
デスラー「真田よ、他のは無いのか?こう、横からやいのやいの言われたのでは集中できん。」
真田志郎「うう〜〜ん・・・あ、そうだ、皆で人生ゲームでもしましょうよ」
ズオーダー「よかろう。」
真田志郎「しかし、三人で人生ゲームってのもなんかさびしいですねぇ。もう少し何とかなりません、ね、大帝?」
ズオーダー「そうだな・・・・・・・おい、バルゼー、サーベラー!」
バルゼー「はは!!(走ってくる)大帝、サーベラーは先程から見当たりません。他の面子も呼びましょうか?」
ズオーダー「4人か。まあいい。さて、私からルーレットを回させてもらうぞ。チャラー(音)・・・・・5か。」
真田志郎「あ、火星人が来ましたよ」
ズオーダー「火星人と会見して有名になる$10000手に入れる。」
デスラー「じゃあ、次は私だな・・・・・8か」
ナレーション「一方地球では・・・」
沖田十三「みんな、よく聞け!今回の発進の目的は、真田志郎の救出及び彗星帝国の撃滅だ、白色彗星は現在地球から120光年の位置を300宇宙ノットの速度で突き進んできている、これに奇襲をかけ、速やかに真田を救出、都市要塞を爆破する」
相原義一「火星より緊急入電です。火星人が沖田艦長に会見を求めておられます。いかが致しますか?」
沖田十三「「馬鹿め」と云ってやれ!」
藤堂平九郎「(無言で沖田を蹴倒す)」
徳川彦左衛門「ふざけている場合じゃない!すぐにヤマトを発進させる」
藤堂平九郎「ま、まて徳川君!今の話は・・・・・・」
効果音「ギュギュギュギュ・・・ゴゴゴゴゴ・・・」
藤堂平九郎「わしゃ関係な〜い!降ろしてくれ〜〜!!」
デスラー「8…『ヤマト』発進か…。さぁ、真田。君の番だ。」
真田志郎「チャラ−(音)....3。車の故障につき、一回休み、か...。自分で修理するから、ってのは...ダメ?」
バルゼー「駄目!それやったらきりないから。ええと、次は私ですな。チャラ−(音)...1。振り出しに、戻る...う。」
徳川彦左衛門「うわぁ!!ヤマトが急に故障した!!」
島大介「機関長!出力が足りない、もっとパワーを!」
徳川太助「波動エネルギーが漏れています。出力が上がりません。」
山崎奨「薮!薮はどうした!」
赤城大六「いないっす!」
ナレーション「薮はなぜか振り出し(地球)に戻っていた。」
藤堂平九郎「ぐっすん...わしが戻りたかったのに。」
ズオーダー「6…、娘が事故に会う…娘が居ない場合は居る人の娘が…」
ナレーション「一方、こちらはヤマト艦内調理室」
真田澪「るんるんる〜〜〜ん、今日は艦内のみんなにイスカンダル料理ふるまっちゃうも〜ん。きゃっ、指切っちゃった。」
デスラー「私の番か……4、「落とし穴に落ちて1回休み」?…イヤな予感が……」
真田志郎「さてと・・チャラー・・・5「自分の設計した装置に欠陥が見つかる。給料が$1000落ちる」嫌なとこにきたな。」
バルゼー「良い数、出ろよ。チャラ−(音)...1。振り出しに、戻る...うう。」
ズオーダー「「無様だぞ、バルゼー。しかし、お前は要領が悪いな・・・・」」
デスラー「大帝は次は3ですか…何々?『独身男性に口説き文句を言わせる!?この中で独身男と言えば…」
真田志郎「私、実は娘がいますので。デスラー総統も確か奥さんと娘さんがいたはず...あ、あと、あこがれのあの人..」
デスラー「余計な事は言うな!さて、そうすると大帝かバルゼ−将軍のどちらかになる訳だが...」
ズオーダー「バルゼ−、判っておるな?これは、”命令”だ。」
バルゼー「ええ!いや、そのう.......そうだ、大事な事を思いだした!」
ズオーダー「何の用だ?敵前逃亡は重罪だぞ。」
バルゼー「た、確か、真田は前回一回休みだったはずでは?それなのにちゃっかり廻してましたが...」
ズオーダー「馬鹿者!だったら次の番のお前がそのときに注意せんか!今更そんな事を持ち出しても遅いわ!」
真田志郎「まあまあ、楽しくやりましょう。私もうっかりしてた事ですし。で、どうします?」
バルゼー「分かったよ!言やあいいんだろ、言やあ!シクシク」
デスラー「いや待て…真田、君は確かに娘はいるが育てただけで法律・実質上はまだ独身なのでは…?」
真田志郎「ギクギク、いや、あれは・・・え・・・・姪・・・・し、しまった、墓穴を掘ってしまった!」
デスラー「真田よ。君が我がガミラスの軍人であったら、今頃落とし穴行きだぞ。」
ズオーダー「うむ、全く。我が彗星帝国でも厳罰に処するところだ。」
バルゼー「そうだそうだ!」
ズオーダー「お前も人のことは言えんぞ、バルゼー」
真田志郎「....わかりました。それでは私とバルゼ−将軍が二人とも言うことにしましょう。」
バルゼー「さ、真田よ、ちょっとまってくれい!」
真田志郎「さあさあ、大帝のマスで17回も潰してますよ、腹決めて、さっさと口説き文句をいましょうや。」
バルゼー「むむむむむ、むむむむむむ、むむむむううううううううう....この上は、し、死して大帝に...」
ズオーダー「死なんで良いからとっとと言え!大ガトランティスの将軍たろう者が口説き文句の一つも言えんとは、情けないぞ!」
真田澪「だめよお父様!!こんな事で口説き文句なんて使ってたら結婚できなくなっちゃうわ!!」
真田志郎「(−−−−−−→ピクッ!)はて、誰かが頭の中でしゃべっていたような?」
バルゼー「ええい、もうやけくそじゃあ!じ、実は私には...」
ミル「だめよ、それをいっちゃあ!!」
ズオーダー「......?」
バルゼー「ミ、ミル!どうしてここに!」
ミル「やっと、監視が終わりましてね、報告に行ったらゲームしてるって言われたので来たんですよ。」
真田志郎「ちょうどいいや。あんた、銀行やってくれない?いや、面子足りなくてさ。」
ナレーション「一方こちらはヤマト」
相原義一「地球との交信が回復しました。」
藤堂平九郎「おお、ご苦労だった。早速で申し訳ないのだが、参謀長を呼び出してくれないか?」
脇役「もうしわけありません。参謀長はただいま♪銀河をはなれ〜、イ〜スカンダルへ、はぁ〜る〜ばァ〜るゥしゅっちょ〜ちゅー♪…でございます」
藤堂平九郎「ガビーーーーーン!」
古代守「長官、私が代わりに承ります。どのようなご用件でしょうか?」
藤堂平九郎「おお、守か。実は、現在の地球防衛軍艦隊の配置状況を知りたいのだが...担当の参謀はいないか?参謀Aでも先任参謀でもいい。」
古代守「参謀がタランのですか?タラン副総統を捜してきましょうか?」
タラン「守殿、私は「副官」であって「副総統」ではありませんぞ。」
藤堂平九郎「守、その方はどなただ?ガミラスの軍服を着ているように見うけられるが?」
タラン「私はデスラー総統の副官を勤めているタランと申します。現在、デスラ−総統は真田殿ともども白色彗星に捕らわれの身。ここは協力して事に当たるのが得策という事で地球連邦軍に連絡役として派遣されたのです。」
藤堂平九郎「そういう事でしたか...しかし、初対面のような気がしませんなあ。」
タラン「それは・・・声が総統と同じ・・・・あ、いや、こちらの話で」
古代進「おい、相原、長官はさっきからなにを話してるんだ?」
相原義一「黙れ」
古代進「な、なんだと!」
相原義一「っふっふっふっふふ、私は今神の声を聞いた!」
古代進「お、おかしくなられた!」
古代守「あー、もしもし?一体どうしたんだ?」
真田志郎「(その頃の彗星帝国)…むむむ、「毒電波にやられて1回休み」…くそっ、毒電波ってなんなんだ?」
デスラー「真田よ、先程から「一回休み」が多いようだな。」
ズオーダー「そうだなぁ…びりになったらその人間に女装してもらおうか(」
バルゼー「げげっ!(俺、まだスタートから一マスも進んでないのに...!)」
真田志郎「総統、私に言わないで下さいよ。ここに書き込んでる人間がワンパターンなんですよ。まあいい。次は誰でした?」
ズオーダー「私だ。ところで真田とバルゼ-、例の件だが...まだ果たしておらんぞ。」
ナレーション「その時、意地の悪い微笑みを浮かべる大帝と苦悶の表情の二人に気付かれないようにしてデスラーがズオーダーのルーレットを勝手に回していた事はXファイル以上の極秘事項である。」
ミル「デスラー総統、何をしているのです?」
デスラー「な、なんの事ですかな?(おのれ、さすがは監視艦隊司令……)」
ズオーダー「では、(チャラ-...)8が出たか。1、2、3...7、8と。何々?「親友に裏切られ、大事な秘密を漏らされた。$10000没収」」
バルゼー「どこかで聞いたような話ですな・・・・チラリ(デスラーを見る)」
デスラー「(知らん顔)次は私だ。(チャラ-...)4.いち、にい、さん、し、と。「新兵器の開発に成功。$50000獲得」おお、ラッキー!さ、ミルよ、早く$50000よこせ。」
ミル「はいはい。$50000ですな。」
真田志郎「私は一回休みなんで、次バルゼ-将軍、どうぞ。」
バルゼー「(チャラ-〜廻しながら)新兵器と聞いて思いだしたんだが、ガミラスとの技術提携で貰ったあの瞬間物移送機というやつ、あれもイマイチでしたな...」
デスラー「代わりに供与していただいた回転砲塔は我が方の主力兵器として使っているがね。しかし、瞬間物資移送機を応用して火炎直撃砲ができたのだろう?」
バルゼー「まあそうですが・・・・。8か。えーと、レアメタル鉱山を掘り当てる。$100000手に入れる。おう!俺にもツキがまわってきたぜ!」
真田志郎「羨ましい...俺なんか、ほら、これ(赤札:銀行からの借金)ばかりなのに。」
デスラー「しかし真田よ、お前は実生活ではあれだけ色々発明・開発してるのだから、特許料金だけで相当な金になっているのだろう?」
真田志郎「特許って…(苦笑) 商品にするわけではないので…」
デスラー「商品にするつもりがなくても、公表に値する技術を開発したら特許申請するのは技術者としての義務ではないのか?」
ズオーダー「もったいない。優れた技術は宇宙征服の上でも不可欠だというのに。そうだデスラー総統、」
デスラー「何か呼びましたか?」
ズオーダー「(ちっ、IE4SPめ)...そうだデスラー総統、この前放映した星間放送に特許について扱った番組があったな。題名は、確か...」
デスラー「N*Kの「世紀を越えて」だったですかな。」
ズオーダー「そうそう、「世紀を越えて 第二集:ビックパワーの戦略 特許で宇宙を制覇せよ」だった。」
デスラー「そういえば我がガルマンのスターシアエレクトロニクス社が地球の南部重工業を特許権侵害で訴えるらしい。」
ズオーダー「ほう...一体何の疑いだ?」
バルゼー「………(世間話しとらんでとっととルーレットを回さんかい!と言いたいが、立場上できないので黙っている)」
真田志郎「順番が詰まってますよ。次の人は回してください(つわもの)」
ズオーダー「む、すまん。(チャラ-...)4。いち、にい、さん、し、と。(真田め、なかなかの男と見た...)次、デスラー総統。」
デスラー「うおおお〜」
真田志郎「どうしました総統?いきなり大声あげて。」
デスラー「ガ・・・・ガミラスが・・・・母なる星のガミラスが・・・・」
ナレーション「デスラーのいるところから3コマ前方には「ガミラス崩壊。$100000を失う」というマスがあった。」
真田志郎「…で,もう一回ルーレットを回し、1がでたらイスカンダル爆発、ですか…」
デスラー「進むべきか、進まざるべきか、それが問題だ。」
真田志郎「しかし、4コマ前には「モノポール密集域を発見。売って$200000手に入れる」と言うのがありますよ。」
デスラー「金か...人の心には、毒より恐ろしい毒だ。」
ズオーダー「まるで、世界1周双六ゲームの南米エリアだな。」
デスラー「よおし(チャラ〜〜〜)...4!やったぞ!おお、神よ感謝します...まて、ガミラスの神様って?」
真田志郎「まぁんなこたぁ、どーでもいいじゃないですか」
古代守「(壁からにゅっと身体を出して)そおそ。気にしても始まりませんて(某ホームズ口調)」
真田志郎「こ、古代!!お前どこから顔出してる!!」
古代守「お前が造った装置使ってんだよ。何てったかなほら、空間貫通装置だっけ?」
デスラー「輸送装置ぢゃい!」
バルゼー「へえ。あれってエネルギーだけじゃなくって、人間も輸送できたのか。」
ミル「しかし...何と言いますか、微妙にぼやけているというか、歪んでいると言うか...声もなんかヘンだし。」
真田志郎「あ、わかったぞ!古代、おまえあの装置を「イスカンダルモード」で起動したんだろう。」
ナレーション「説明しよう。「イスカンダルモード」とは離れた場所に自分の姿と声を転送するモードである。副作用として「声が高くなる」「顔がでかく写る」等があるがそれはまた別の話だ(BY真田)」
真田志郎「因みに、画面が途切れて顔が愉快に映る「イカルスモード」や、ホワイトノイズだらけの音声しか伝わらない「テレザードモード」、突然天井にでかい顔と大音声を出す「デスラーモード」なんかもあるのだ、えっへん。」
スターシャ「それってどういう意味ですか?」
古代守「おい、スターシア。勤務中なんだから、私語は遠慮してくれなきゃ。」
スターシャ「だってあなた、ずっとお仕事でお忙しいでしょう?こうでもしなきゃ、あなたとゆっくり話もできないじゃありませんか。(と言って、やや潤んだ目で守を見上げる)」
古代守「スターシア...」
スターシャ「守...」
古代守「スターシア...」
スターシャ「守...」
古代守「スターシア...」
スターシャ「守...」
ズオーダー「ええい、君たちは世界でやっててくれ。ゲーム続行だ!」
ミル「(二人の世界に没入している守とスターシャを見て)これ、いつまで続くんです?」
真田志郎「大丈夫、これには有効期間がありまして、宇宙時間で700秒しか持たないのです!...マンガじゃないんだから。」
古代進「(その頃のヤマト)ふっ、レアメタルを手に入れたり未知のエネルギー密集域を発見したけど…真田さんがいないからどう使っていいのかわから〜ん!(ちゃぶ台返し)」
効果音「ガラガラガッシャ〜ン」
ナレーション「古代は雪が心を込めて入れたコーヒーをちゃぶ台ごとひっくり返した」
効果音「(でーでん。でーでん。でーでん。でででで...ちゃらり〜 BGM:ジョーズのテーマ)」
森雪「かぷっ!!!!」
古代進「痛え!何すんだ...あ。」
真田志郎「…喧嘩に巻き込まれて片腕を失う重症で治療費に100000!?…もともと無いんだけどなぁ」
ミル「はい、赤札五枚ですね。」
真田志郎「トホホ...次は、バルゼー将軍ですよ。」
バルゼー「いくぜ!チャラー・・・・・9。指揮卓から転げ落ちて怪我をする。治療費として$1000払う。・・・て、指揮卓の上で何をやっていたんだ?」
真田志郎「そう言えば、おれの遠ーーーい知り合いに、そんな事する奴がいたよ...まったく、そろって手が焼けるんだから!」
デスラー「うむうむ。お互い、廻りがたらんと苦労するのう。」
タラン「総統、それは洒落でっか?」
島大介「(飛びついて口をふさぐ)落ちるぞ〜そんな事言うと落ちるぞ〜」
ミル「こ、今度は...何やら面妖な音が...た、大帝!」
ズオーダー「うろたえるなミル!何の用だ。」
ミル「...次の番です。」
ナレーション「その頃のヤマトではお約束どおり古代が指揮卓の上から転がり落ちていた。後日古代は「なんでか知らないが急に指揮卓の上に登りたくなって…そこから記憶がないんです」と語った」
古代進「痛てて、どこかで「ジュマンジ」でもやってるのか?」
古代守「そういや捕まってるはずの真田達が人生ゲームをやってたんだが、その目のイベントが俺達に起こった事とそっくり同じだったなぁ」
相原義一「来る...奴が来る....!!!!」
古代進「今度は何が来るんだ?というより、ゲーム上ではどんなイベントが起こったんだ?」
スカルダート「はっはっはっはっはっは!」
徳川太助「なんだ、シxアじゃないのか。」
真田志郎「それにしても、この人生ゲーム、えらい古いもののようですな。ところどころには妙な字があるし。」
ズオーダー「我が帝国が龍座銀河で手に入れたものだ。研究では、この字は「これを征する者、宇宙を制す」と書いてあるらしいぞ。」
ミル「因みに六分儀座C銀河では...あれ、言ってもいいんでしたっけ?」
デスラー「たかが、ボードゲームに大げさな文句ですな。このゲームに勝って宇宙を手に入れられるのなら今頃、宇宙はこれを造った人間の物になってるでしょうよ。」
ナレーション「彼等は気付いていなかった。ゴールの半径9マスには「」」
観客「…「ふりだしにもどる」ばっかりじゃないか!?」
ズオーダー「さてと、進めるとするか。チャラー・・・4。何々?$10000払うと「1マス進行権」を手に入れられる?金がないのう。パスだ。」
デスラー「チャラ−...6.いち、にの、さん、おっと、「強制ストップ!ここより職業の選択開始」か。どれどれ...」
真田志郎「1 ホスト、2 ヒモ、3 主夫。……」
デスラー「46.マッチ売り 47.地質学者 48.オペラ歌手...」
ズオーダー「589.Jリーガー 590.モンティ・パイソンの7人目のメンバー 591.ヒマラヤから来た世界的曲芸師...」
バルゼー「1725.獣医 1726.アニメーター(動画担当) 1727.勇者...幾つあるんですかね、これ?」
効果音「しょくぎょーせんたくのじゆーう、じーゆうう♪」
デスラー「一番、宇宙を支配できそうな職業はと・・・やはり「軍人」だな。」
ズオーダー「宇宙の帝王、というのは無いのか?」
真田志郎「有りますけど...1300.宇宙の帝王 でも、条件厳しいですよ、これ。」
ミル「皆さんルールを勘違いしてるようですので、一言。職業は自分の好きなものを選べる訳ではありません。職業選択ゾーン中で、カードを引いてそれが気に入ればその職業で「人生の門出」に飛びます。気に入らない場合は次の機会にかけます。ただし、選ばないうちに選択ゾーンを出てしまうと...」
バルゼー「ヒラのサラリーマンからか・・・・。」
デスラー「とりあえず、引くぞ。えーと何々?「考古学者」ふむ。」
ミル「[」
デスラー「どうしたミル。まだあるのか?」
ミル「]のとこでもない、...すいません、老古学者の説明カードが見当たらないもんで...ああ、見つかった、端の方に落ちてました。はい、これです。(デスラーに渡す)」
デスラー「なになに?古いものを手に入れたとき、通常の3倍の価格を手に入れられる。・・・これにしよう。」
ズオーダー「ガミラス総統になるべき人材の職業にしては、ちと地味のような気もするが...まあいい、真田、次だぞ。」
真田志郎「よし!(チャラ−...)6。いち、にい、さん...ろく、と。次当たり職業の選択だな。それじゃバルゼ−将軍、どうぞ。」
バルゼー「ほれ。チャラー・・3。職業選択か。ミル!カードだ!いいやつよこせよ!」
ミル「私はルール違反をしてないか監視してるだけで、カードの内容は確認していません。」
バルゼー「そ、そうか...では、失礼して...(一枚取る)「歯科医師」...へ?」
ナレーション「その頃、ヤマトの医務室では診療台に縛りつけられた古代進がもがいていた。」
バルゼー「うーむ。収入は結構多いな。」
デスラー「バルゼー将軍、収入も重要だがどん尻を驀進中の身としては、もっと移動力の上がりそうなのを選んだ方が良いのではないかね?」
バルゼー「ふっふっふ、デスラー総統、私のこの驚異の追い上げを知りませんな?ほれ、いつのまにか真田を抜いてるし。」
真田志郎「あれま、ほんとだ。てことは私はビリッけつで一人だけ大赤字?」
バルゼー「ふふふ。というわけで、歯医者させてもらいます!」
ズオーダー「決まったか。では(チャラ−...)ミル、一枚....!?」
デスラー「何の職業だったのです....て、てれさあ!?!」
バルゼー「これって、いわゆる職業なんですかねぇ?」
デスラー「なになに「聖職者の一種で、お祈りをすると他のプレイヤー全てに足止めをかけられる。」「但し、祈りをするには宣言をした上でルーレットを回し、その数字と手持ち金額の上一桁が一致しなければならず、不一致の場合は進むことが出来ない」」
ミル「待ってください、「職業:”テレサ”にはもう一枚、カードがあるのを忘れてました!」」
デスラー「その2つから選ぶのか?それとも補足説明が載っているのか?」
ミル「前にお渡ししたのが”てれさ てれびもーど”、でこれが”てれさ げきじょーもーど”だそうで...やっやこしいなあ。」
デスラー「「自分の手持ちの資金全てを放出することで、任意のプレイヤーの資産、家族を全て0にする事が出来るが、スタート地点に戻される」」
ズオーダー「しかもプレイ中は一切の衣服を着用する事ができない、だとう!」
ミル「ああ、それはオプション条項です。やりたければ、どうぞ。」
デスラー「”げきじょーもーど”は、少しリスクが多すぎるような気がするな。」
ナレーション「”げきじょーもーど”には「他の人と同じマスに止まったら爆発し、全プレイヤーはふりだしに戻る」という特徴があるのだが、それは説明カードにあぶりだしで書かれているため誰も気付いていない…」
ズオーダー「うむ。しかしテレサのような勇敢な人物の役をやれるというのは名誉なことだ。TVモードを選んで見るか?」
バルゼー「しかし大帝、テレサといえば我が帝国に最後まで歯向かった、いわば仇敵ですぞ。大帝がその役を演じになるというのは、どうかと...?」
テレサ「あんだとコラ?」
古代進「(未だにヤマトの医務室で診療台に縛りつけられたまんま)や〜め〜て〜く〜れ〜〜〜!!!」
アナライザー「テレササン、アナタハ、シカイシノ、シカクヲ、オモチナノデスカ?」
テレサ「それがどうした?」
アナライザー「シカイノシカクガナイノニ、イリョウコウイヲオコナウト、イシホウイハンデツカマリマスヨ。」
テレサ「このポンコツ、私に歯向かうってのかい?」
佐渡酒造「しっかし、柄の悪いテレサじゃのう〜。あんた、どっちのテレサ?さらば?それともTV?」
テレサ「映画版だったら服着てねーだろ!ヒック、ウイー。」
ヤレタラ「ツバクカンサルマ」
テレサ「てめーは戦車につぶされてろ!ヒック」
島大介「テレサ!」
テレサ「おう、命を助けてもらっておきながら、その後も、うじうじと他人の女を追いかけた下衆野郎がきたのかい。」
島大介「...助けてくれって頼んだわけじゃない!僕にだって、男としてのプライドがあるぞ!」
テレサ「な、何だと、この、くされ外道!(ヒック)祈ってやる祈ってやる!!」
佐渡酒造「ちょい待ち。あんたずいぶん酔っ払っとるようだけど、その酒どっから持ってきたの?ひょっとして、まさか...」
テレサ「ヤマトカクテル」
ナレーション「その言葉が終わると同時にテレサの祈りによる精神波動が周囲に広がった。たちまち島、佐渡は倒れてしまった。」
古代進「ちょ、ちょっと待って佐渡先生!し、島!倒れるのは俺を助けてからにしてくれよ!」
森雪「全く、この忙しい時に皆どこにいったのかしら。(医務室に入ってくる)佐渡先生、古代君や島君は...あら、古代君!?な、何をやってるのよ!!!!!!!」
古代進「何って、この人に縛られて、あんな事されたり、こんな事されそうになったり、そりゃもう...それより早く、ほどいてくれ。」
森雪「ちょっと待ってて、先に2人を出すから。・・・・と。じゃ、遼は自分で脱出してね。」
テレサ「あんた、森雪だね。....ちょうどいい。あんたも一緒にそこに並びな。」
森雪「きゃー怖ーい。隔壁閉めて逃げよっと。」
ナレーション「さしものテレサの精神波動も真田の開発したサイコミュブロッカーの前には効果がなかった。そのころ人生ゲーム会場では・・・・」
ズオーダー「ううむ、悩むのう...ミル、とりあえず保留、と言うのは駄目か?」
ミル「良いようですよ。ただし、職業カードを複数持って「人生の門出」に突入すると「住所不定無職」になっちゃいますので、気をつけてください。」
バルゼー「ミル!お前、そんなルールだったなんて教えてくれなかったじゃないか!」
ミル「...聞かれませんでしたから。」
ズオーダー「とりあえず、次回に「人生の門出」に行く可能性はないようだ。よし、ここは保留にして「てれさ:てれび&げきじょうもーど」を貰っておくぞ。」
デスラー「(チャラ-....)いち、に、と。ミル、職業のカードだ。」
バルゼー「ああっ、デスラー総統まで!ずるい...」
デスラー「バルゼ-将軍、自分のプレイしているゲームのルールぐらい、自分で確認したまえ。我々は今、競争しているのだよ。」
ズオーダー「それで、何の職業だったのだ?」
デスラー「.......................地球連邦軍司令長官。なんじゃ、こりゃ。」
藤堂平九郎「(ちゃら〜ら〜らら〜ら〜;ロッキーのテーマ)説明しよう!」
沖田十三「はあ、長官、またあの「私は、如何にして地球防衛軍司令長官になったか:藤堂平九郎の半生」ですか?」
南部康雄「(ひそひそ)太田、逃げ出すぞ。」
太田健二郎「(ひそひそ)気づかれないように、そうっと...」
相原義一「(大声で)あああああああああああ!!!!!!」
藤堂晶子「相原さん、落ち着いてっ!」
相原義一「だって、君がとんでもない事言い出すから...(視線に気づいて)あ。」
沖田十三「相原。一体、どこと交信しておったんだ?」
藤堂平九郎「沖田艦長、まあ、そう固いことを言わずに...」
沖田十三「一応、勤務、」
効果音「(ドッカーン!ヤマト、大きく揺れる)」
沖田十三「中だぞ、気をつけたまえって...一体何があった!太田、レーダに反応は?」
太田健二郎「ありませんでした!」
沖田十三「技師長...はいないか。そう言えば、古代も島も森君もおらんじゃないか。一体どうしたんだ?」
効果音「ドコーン!(再び被弾)」
沖田十三「策敵班!どこ見てたーっ!!」
太田健二郎「大変です、艦長、ヤマトの周囲10宇宙キロを謎の大艦隊に囲まれています!」
沖田十三「全艦、直ちに戦闘配備につけ!古代と島はどうした!まだ見つからんのか?」
南部康雄「捜してきましょうか?」
沖田十三「そんな暇はない!南部、お前が戦闘指揮席に座れ。直ちに砲劇雷撃戦の準備にかかれ。それから太田、お前は操縦席に座れ。島に替わってヤマトを操艦せよ...二人ともどうした?」
南部康雄「あ、頭が痛い!頭が割れる!」
太田健二郎「ううっ...こ、こんな時に」
相原義一「く、苦しい...息ができない...だれか助けて...」
藤堂晶子「相原さん!大丈夫?返事して!」
藤堂平九郎「まだ晶子と交信中だったのか。(相原に近づく)おい、しっかりしたまえ...おや?」
ナレーション「ふと長官が通信機を見ると、謎の電波がヤマトに向かって発信されていた」
藤堂平九郎「また毒電波か?しかし私や沖田艦長は何とも無いようだが...?」
沖田十三「機関長!そちらの状況は?」
徳川彦左衛門「私は何ともないですが、他の連中が異常を訴えています...おい、太助、しっかりしろ!」
沖田十三「電算室は?だれか報告しろ!」
新米俵太「お、おばあちゃん...苦しいよう...」
沖田十三「ここもか。レーダ室、状況を報告せよ!レーダ室!」
真田澪「レーダー室、皆倒れています。大丈夫なのは私だけです。」
沖田十三「ということは、老人と女性にはこの電波は効かないということか。」
藤堂平九郎「どうやら症状と有効者から考えると、こいつは「アンチもっこり電波」だ!まずいぞ!」
沖田十三「そのネーミングはさておくとして、一体誰がこんな事をしているのだ。ここは太陽系内だぞ。」
藤堂平九郎「むう、ここは地球防衛軍全軍での対応が必要だな。晶子、土方総司令に連絡をとって欲しい。直ちに全艦隊、第一級戦闘配備に入るよう命ずる。それと、ガミラスの艦隊だが...守、彼らはどのような状況なのだ?」
古代守「それが・・・・・・さっきから応答ありません!」
ナレーション「そのころ、ガミラス艦隊はア・バオア・クーに対する第3戦闘ライン上に集結しつつあった。」
ガンツ「司令官、前方に敵の要塞らしきものを発見しました。」
シュルツ「ようし、全艦戦闘隊形、砲撃戦用意!ガンツ、直ちに本体に連絡せよ!「ワレ、テキトセッショクス:23:53」」
ガンツ「本体、でありますか?」
シュルツ「...本隊、だ。ガンツ、お前最近チェックが厳しくなったな。」
ガンツ「はっ!、直ちに連絡します。」
シュルツ「さあ、やがて狼ドメルが駆けつけてくる!敵を挟み撃ちにできるぞ!」
ガンツ「それまで、我々はどうします?」
シュルツ「まず、敵の戦力の概況を知っておく必要がある。ガンツ、威力偵察をかけるぞ。まず大型ミサイル二発を打ちこみ、続いてデストロイヤー艦一個小隊で敵に側面から攻撃をかける。ただし、あまり接近しないようにな。」
ガンツ「了解しました...大型ミサイル発射準備完了。第03デストロイヤー小隊突撃準備できました。」
シュルツ「よし...大型ミサイル、発射!」
効果音「ゴゴゴゴ・・・・・・・・・チュッドーーン!!!」
ガンツ「し、司令!超大型ミサイルが撃墜されました!し、しかも敵機編隊がこちらへ向かってきます!」
ゴーランド「ふふふ。ガミラス艦隊め、我が彗星帝国の強さを思い知らせてやるわい。全機、敵艦隊の外側の駆逐艦を集中的に撃破せよ!」
シュルツ「第03デストロイヤー小隊は直ちに反転!第05、第07小隊は03小隊を援護せよ。ちい、あれだけの数の船をまともに相手にするのは、難しいな。ドメル将軍の艦隊の到着時間まで、どうやって時間を稼いだものか...」
ナレーション「やがて、デスバテーター雷撃機隊が思い思いの方向からミサイルを撃ち込んできた。」
ガンツ「デストロイヤー艦00024、00207撃沈!00304、00502、07112号大破!」
シュルツ「何故だ?何故奴らは、護衛艦のみを狙ってくるのだ?輪形陣中央部の主力艦には殆ど攻撃を掛けてこないではないか。」
ガンツ「それに、思ったよりは艦載機部隊の統制もとれておりません。思いきって、攻勢に出てもよろしいのでは?」
シュルツ「ガンツ、油断は禁物だ。それにあの背後の要塞、あれがどうも気になる...あれはガトランチスのものでは無いようだ。」
脇役「ゴーランド提督!、敵艦隊の護衛艦艇は半数は撃沈いたしました!」
ゴーランド「今だ!破滅ミサイル発射ぁ!」
ガンツ「敵、大型ミサイル発射確認!」
シュルツ「この距離なら十分に回避可能だ。全艦、回避行動をとれ!隊列を乱してはならんぞ。」
ガンツ「シュルツ司令、このまま防戦一方では戦力をすりへらすだけでは?」
シュルツ「分かっておる。だが、ここは敵を引き付け本隊到着まで時間を稼ぐのが目的だ。もどかしいのは分かるが辛抱しろ。ドメル艦隊到着の暁に今までの分を倍に返してやればいい。」
ガンツ「敵大型ミサイル回避しました。損害ありません!」
シュルツ「あの間合いでミサイルを発射しても、高速艦に当たるわけはあるまい。敵は素人か?あるいは別な策があるのか?...ガンツ、艦列を立て直せ。」
ゴーランド「ふふふ、かわしたと思って油断してるな。大型ミサイル内部に詰め込んだ小型対艦ミサイルがばらまかれた時が奴らの最後だ。」
ナレーション「その瞬間、ゴーランドの言葉通り、数百発のミサイルが一気にガミラス艦隊の後方から襲いかかった。」
ガンツ「わ、我が艦隊が全滅してしまいました!」
シュルツ「く、くそ!」
ナレーション「その時、一筋の光がゴーランド艦へと突き刺さった」
ドメル「すまんシュルツ、到着が遅れた。」
シュルツ「こちらこそ、本隊の到着前に大損害を出してしまいました。総統に何とお詫びしてよいのか」
ドメル「気にするな。とりあえず眼前の敵をたたく事が先決だ。シュルツ、敵のデータを送ってくれ。」
シュルツ「ガンツ、今までの戦闘データをドメル司令官の旗艦に転送してくれ。それから我が艦隊の残存艦隊を集結させ、本隊に合流するぞ。くそ、これからが本番だったのだが...無念だ。」
ドメル「シュルツ、データを受け取った。早速確認したいのだが、あの要塞は一体なんだ?」
シュルツ「はっ。どうやら隕石を2つくっつけてつくった要塞のようです。超兵器のたぐいは確認されていませんが、防御力は並ではありません。」
ドメル「確かに直接攻撃ではな。ここは任せておけ。全艦ミサイル発射。続けて瞬間物質移送機起動。ミサイルを要塞内部へ転送せよ!」
脇役「転送と言いましても、正確に空間の位置に転送しないと、岩盤に転送しても、ミサイルを構成する原子がばらばらになって惑星と一体化してしまうのですが。よろしいのですか?」
ドメル「・・・・そうだった。では敵艦隊の後方に転送しろ。我が艦隊は混乱に乗じて紡錘陣形で敵要塞のふところに飛び込む!」
シュルツ「残存大型ミサイル、全弾発射準備完了。よおし、今度は出し惜しみ無しだぞ!」
効果音「(デヒュ−・・・・・ン、デヒュ−・・・・・ン、デヒュ−・・・・・ン、デヒュ−・・・・・ン、デヒュ−・・・・・ン、デヒュ−・・・・・ン)」
ドメル「全艦、機関始動.....第一波ミサイル発射、よし!」
脇役「アインス、ツヴァイ、フィアーフォアティッヒ...ロス!(注:えーかげんです)」
ドメル「瞬間物質移送機、作動準備よし....(カチッ!)」
効果音「ヒィ〜〜〜ン(ミサイル群が要塞後部に転送される...突然、要塞から二筋の光線が発射される)」
ガンツ「大変です!転送したミサイルが、こちらに転送され返されてしまいした!」
ドメル「えーい。軍事交流協定で渡した瞬間物質移送機を使われたか。」
シュルツ「いやドメル将軍、あれは瞬間物質移送機ではありませんぞ!高速移動中の物体は瞬間物質移送機では転送は無理だったはず。あれは新規に開発中のワープ光線ではないですかな?」
ドメル「確かに、瞬間物質移送機の発展形として要塞や大艦隊の移動用が可能なワープ光線を、検討はしていたが...実用化は当分先のはずなのだが。」
ガンツ「そんな事より、再転送されたミサイルが!」
効果音「ガガーン!ドドーン!チュドーン!」
ドメル「仕方がない、全艦、一旦後退せよ。」
ルガール「はっはっはっは、ガミラスめ我がディンギルの開発した高速瞬間移送機にうろたえているようだな・・・・・ルガールU世!」
ルガールJR「父上、私の事は「マスク・ザ・ルガール」と呼べとのボスからのお達しです...忘れたのですか?」
ルガール「むううう...貴様が十傑集に選ばれ、私はA級エージェント止まりとjは...納得がいかん!」
ルガールJR「それは我らが秘密結社「TERESA」の掟によって決められた事。それともボスの命令に不服でも?」
ルガール「ふん!」
ルガールJR「まあ、父上はそこでゆっくり御覧ください。そろそろガミラス艦隊に送りこんである我らのエージェントが動き出します。」
シュルツ「敵の攻撃が収まった。一息つけそうだな。ドメル司令、ここは一旦引くべきかと思いますが...」
ドメル「...分かった。撤退しよう。シュルツ、駆逐艦隊の整理を頼む。ゲール!...ゲールは、どうした?」
ゲール「ZZz・・・Zzz・・・」
ドメル「ゲール!忙しい時に寝るなあ!」
ゲール「....ほあ?おはしょう」
ドメル「ゲール!とっとと目を覚ませ!」
ゲール「ふふふふ....ドメル、私はもう貴様の命令なぞきかん!」
ドメル「ゲール君。君は少し疲れているようだ。休暇をやるから、本艦隊から退去したまえ。」
ゲール「やかましい!もう俺は、以前のゲールではない!」
ドメル「な、なに?どういうことだ?・・・・・・・ぐはっ」
ゲール「お前を殺す。任務完了・・・・・・。」
森雪「艦長!電波の正体がわかりました、この電波は「ガンダムっぽくなっちゃうけどどうにかなるでせう電波」です!」
沖田十三「電波策敵班!どこみてたーっ!」
サーシャ「あ、おじい、すいませーん。て、いうかあ、みんなあ、マジ苦しいって感じ?でえ、仕事してくんないしい、サーシア一人じゃどうにもならにないし、まじやばいって思ってたしい...」
古代進「認めたくないものだな。自分自身の年齢ゆえの苛立ちというものは・・・。」
島大介「古代、診療台にくくりつけられた状態で恰好つけた台詞言っても、サマにならないぞ。」
佐渡酒造「赤い流星も地に落ちたものじゃな。」
島大介「佐渡先生、それを言うなら「赤い遊星」でしょ。」
古代進「…そういうお前はみどりのタヌキだろ(ぼそっ)」
ナレーション「その頃真田達はルガール達の居ない間、しっかり逃げ出していた.人生ゲームもしっかり持って。そしてその時…」
古代守「スターシア...」
スターシャ「守...」
古代守「スーさん...」
スターシャ「マモちゃん...」
ナレーション「2人は、呼び合えば相手が現れるとでも思っているのかと思われるほど、長く呼び合っていた。」
藤堂晶子「いいわねぇ...大人の愛って感じだわあ。」
相原義一「ぼ、僕たちも負けずに...うぐっ...だ、だめだあ...」
沖田十三「ううむ、「アンチもっこり電波」の威力は未だに強力だな。機関長!波動エンジン出力最大に。ワープするぞ!」
徳川彦左衛門「それが艦長、こっちも若い者がみんな「アンチもっこ利電波」にやられて...こっちで使いもんになるのは、わしと...」
山崎奨「ううう...く、苦しい...」
徳川彦左衛門「こら、山崎!急に苦しいふりなぞしはじめおってからに。ふざけとる場合じゃなかろう!」
山崎奨「...本当に、苦しいんです!」
徳川太助「機関長...怪しい...」
徳川彦左衛門「太助、そういうお前は大丈夫なのか?まだ若いのに・・・。」
徳川太助「馬鹿にして〜〜〜!」
効果音「(どかどかどか...彦左衛門にかけよる太助...ぶぎゅ!)」
山崎奨「俺を踏み台にしたァ!?」
徳川太助「この、ヒトラーの尻尾があ!」
徳川彦左衛門「カツオ、お前勘違いしとらんか?」
沖田十三「...ワープは無理そうだな。長官、思ったより「アンチもっこり電波」は強力なようだ。地球連邦軍の艦隊も、うかつに近づけない方が良いでしょう。」
藤堂平九郎「沖田艦長、忘れたのかね?我が地球防衛軍にはこのような時にうってつけの人間がいる事を。」
沖田十三「・・・?おお、そうか!「もっこり」と言えば、あの男!」
加藤三郎「ふふふふ!この私新宿の種馬、CITY *UNTERと言われた私の出番のようだな。で、依頼料としてユキちゃんと1発ということでどうかな?彼女には結構借りも会ったような気がするし。」
佐渡酒造「ん?どうした古代、殺意の波動を背負ってどこいくんじゃ?」
島大介「診察台を背負ったままで...凄過ぎる...」
森雪「ちょっとー、シロー。それは私が刑事役やってた時の話でしょ。」
真田志郎「ど〜こ〜か〜で、誰かの、声がするう〜〜〜、ど〜こ〜か〜で、誰かが、呼んでいるう〜〜〜」
森雪「あ、間違えた、サブローだったわね。」
加藤四郎「もっこりだったら僕だって兄貴には負けませんよ!...ま、見ててください。」
ナレーション「いきなり四郎の上半身の服が破れ出した!(○斗の拳風)…どうやら筋肉がもっこりだといいたいらしい」
加藤三郎「ふっ....へのつっぱりは、いらんですよ(弟に負けじとビルドアップ!)」
ルガールJR「馬鹿めらが・・・・・ふん、下品なものもこの世にはいらんな、今すぐあの世へと送ってやることにしよう・・・」
ドメル「こちら、ガミラス東部銀河系方面軍オリオン腕宙域派遣部隊司令官ドメル。地球防衛艦隊と至急連絡を取りたし。応答せよ!」
土方竜「こちら地球防衛軍連合艦隊司令の土方だ、ヤマトからの通信が途絶えている、何かあったのか?」
ナレーション「一瞬ドメルは口籠った。「アンチもっこり電波」などという下品な単語を自分がしゃべる訳にはいかないのだ。なぜなら…(ガミラスに下品な男は不要だby総統)」
真田志郎「はっ!デスラーが電波を送っている!!」
デスラー「(この携帯電話の電池がそろそろ切れるぞ、誰でもいいから早く救出に来い!)」
ズオーダー「それはそうと総統、地球防衛軍司令長官のカードはどうするか結論は出たのかね?」
真田志郎「(デスラー。それ、PHSじゃないのか?)」
デスラー「その前に、この職業の説明を聞いていないような気がするのですがね?」
真田志郎「(だから、通信圏外じゃないのかって聞いてるんだ!)」
ズオーダー「ミル、説明してやれ。」
真田志郎「(電波の届かないところで掛けても電池の無駄だろ。早く切れったら)」
ミル「ええとですね、地球防衛軍司令長官とは...」
真田志郎「(そんな事、良く知ってるはずだろ。いいからその電話...)」
デスラー「じゃかましいわい!」
ミル「デスラー総統、私が大帝のご命令により説明中だと言うのに...まさか。」
デスラー「ミル。君に言っているんじゃない。そこのマッドサイエンティストに言ってるんだ。」
真田志郎「(デスラー、だから、電池が切れるって!)」
ナレーション「その時、携帯電話の中で一つの電池が瞬いて消えた。 その時、一つの時代が終わりを告げた。 次回、銀河英雄伝説第82話 「魔術師、還らず」 銀河の歴史が、また1ページ」
真田志郎「仕方ないな...しばらく大人しくしてますか。では、ミル司令官、地球防衛軍司令長官について説明をお願いします。」
古代進「ごめん、ユキ…。ごめん、島…。ごめん、みんな…」
ミル「えっと。他人がヘマしたときの出費を代わりに支払わなければならない。但し給料は$1,000,000と全職業で最高値を示す。」
ズオーダー「えらい高給取だな。わしだってそんなにもらっちゃおらんぞ。」
デスラー「わたしもです。それにしても他人の出費を全部出すなど冗談ではない!」
スカルダート「それについては、儂も同意見である。」
ベムラーゼ「いやいや全く。為政者というのは骨がおれますのう。」
ルガール「力の無い輩に限って、いざとなると我々を頼りにするしか能が無いくせにな。」
脇役「tubekobe」
ナレーション「ってゆうかあんたらどっから湧いて出た?>ルガ、ベム、スカル」
ルガール「その言い方、まるで、妖怪人間*ムみたいじゃないか。早く人間になりたーい?そりゃ、スカルダート君はそうかもしれんが」
ミーくん「人間にしてくれるの?」
ミル「あのう...あの人達、良く見ると足のほうが...」
真田志郎「ぼやけてるな。またホログラフだろう…」
デスラー「次、真田、君の番だ。」
真田志郎「ルーレット回すの久しぶりだな。チャラー・・・5。職業選択だ。」
ナレーション「ルーレット回すといっても、一体何の話なのだろうか?本当にこれでいいのだろうか?」
脇役「(現在、ズオーダー、デスラー、真田、バルゼ−、ミル(銀行)の面子で、人生ゲームをやってるのだ!)」
真田志郎「さてさて。ええっと、職業のカードは...神主?」
デスラー「貴様なら薀蓄たれながら憑き物くらい落とせるだろうな…」
ズオーダー「いや、化け物が現れても冷静に解析しとるのではないかな?」
ミル「科学と心霊、どっちが強いか...興味ありますねぇ。」
バルゼー「馬鹿馬鹿しい!科学にきまっとろうが。なあ、真田殿?」
真田志郎「...いや、ご先祖様で実際に田舎で神主してたのがいたんですよ。」
ズオーダー「それはもしや…、その前にはとある星の王子をしていた御仁か…?」
真田志郎「うーん、私の先祖は参謀やらNo.2の役をやることが多くて、No.1はやった記憶がないんですよ。」
デスラー「まあ、確かにあの御仁の血を引いているとなるといろいろうなずける点はあるな。」
ミル「そうです。たしか、脇役のじじいの癖して美味しい所をちゃっかりもってく人だったと、我が帝国のデータベースにも記録が残されております。」
ナレーション「ミルはパソコンで検索した結果を出した。「海のリハク、ムライ参謀長、関羽雲長(三国志)・・・」」
バルゼー「なかなか、渋い役が多いですな。」
ナレーション「ちなみにGS美神の見鬼君(アイテム&解説役)という絶対に渋くないものやメタルギアの大佐のようなハマり役まであるが、多くは語るまい」
ズオーダー「昨日の「N*Kスペシャル 人体PartV 〜遺伝子〜」では登場した外国の博士の声を全部担当されておったが、あれもなかなかハマリ役であったな。(観てるこっちは悶絶しそうだったが)」
バルゼー「ところで真田殿、貴君の専門は何なのかな?」
真田志郎「専門って、どちらの?(声の?それともキャラの?)」
バルゼー「いや、俳優としてのA.T氏の役柄だ。(AT)」
真田志郎「そりゃあ、やっぱり、「いざというとき頼りになる、クールな二枚目」ですよ、うん。」
ミル「神主という職はちょっと違うようですが。えーと「税金を納める必要なし。」」
真田志郎「はあ・・・・あんまり特殊効果ないですなあ」
ミル「後、嫁さんが美人でと生まれてくる子供が」
真田志郎「う、生まれてくる子供がどうしたって!?(どきどき)」
佐渡酒造「わしのようになるのじゃ(うふっ)」
ナレーション「その瞬間、首から上が佐渡先生のサーシアの姿が独身男真田の脳裏をよぎった...」
真田志郎「毛生え薬を開発しなければ・・・・」
サーシャ「(佐渡先生の声で)ねえパパ、散歩に行こうよ!」
真田志郎「今まで黙っていたけれど、君の本当のパパは別の人なんだ…」
ナレーション「などとひとりでブツブツつぶやいている真田をみてデスラーは「おかしくなられた」というヒスのセリフを思い出していた。」
ズオーダー「そろそろ決めてもらおうかな、真田よ。」
真田志郎「今回はカードをキープして見送ります。」
デスラー「それでは次、めでたく歯医者で出発のバルゼ−君だ。ルーレットを廻したまえ。」
バルゼー「やっぱり、やり直したいんですけど...」
ミル「では、職業カードを引いて下さい。」
デスラー「ミル!銀行がルールを厳正に守らなくてどうする。」
ミル「そうは思ったんですが、同じガトランティスの軍人としてバルゼ−将軍のしょげ返った顔をみていますと....なんか、こう。」
ズオーダー「それに、まだ職業選択エリアからは出ていないしな。」
真田志郎「私は別にかまいませんが...」
デスラー「むうう....だが、しかし....」
ミル「賛成3対反対1のようですね。」
デスラー「ミル...この私に多数決などという軟弱な方法論が通用すると思うのかね?...まあ、いいだろう。バルゼ−君、早く引きたまえ。」
バルゼー「ではでは....ええっと「仕立て屋」...仕立て屋さん、か。」
デスラー「無理言った割には大した職業じゃないようだが、どのような特殊効果があるのだ?」
真田志郎「洋服代がただになる、とか?」
ズオーダー「失敬な!我が彗星帝国では制服は全部、無料であるぞ。」
バルゼー「でもまあ、この際新しい制服考えるのも悪くないな。どんなのがいいかしらん?」
土方竜「おい、バルゼー。この前は、火炎直撃砲で、痛い目に合わしてくれたよな。今度は地球防衛軍連合艦隊の必殺兵器、拡散波動砲で痛い目見せてやる!防衛艦隊全艦に伝達する。拡散波動砲、発射!目標は、バルゼー艦隊っ!」
バルゼー「おいおいそりゃTVのほうだろうが。」
古代進「はっ、波動砲発射。目標、バルゼー艦隊」
ラム「あ、その節はどうもありがとうございました。古代艦長。私も協力いたしましょう。」
バルゼー「人生ゲームの邪魔だ。火炎直撃砲、目標、地球艦隊。発射!」
ラム「私もお手伝いしましょう。ブラックホール砲、発射!目標、彗星帝国バルゼー艦隊(べムラーゼ要塞を持ち出している)」
ナレーション「何か、とてつもなくスゴイ事が起こっているような予感。あ、ちょうど、地球防衛軍の波動砲が彗星本体の渦の中心洞に命中した。」
効果音「....ぷう。」
古代進「おい、島、このやろーっ、戦闘中に屁をこくとは何事だ〜〜〜〜〜〜っ。」
島大介「違うぞ。古代。あの音は、渦の中心洞に波動砲が命中した音だぞ。」
土方竜「ようし、古代。援護する。全艦、ヤマトが都市帝国に強行着陸するので、ヤマトを援護するぞ。全砲門開け!目標、都市帝国」
南部康雄「えぇ!俺達、あそこに下りるんですか?!」
古代進「南部、ビビってるんじゃねぇ。行くぞ。加藤、斉藤。配置に就いたか。オウ、配置に就きました。(←斉藤、加藤の復唱)」
効果音「「...ぷう」」
古代進「この大事な時に、また屁をこきやがったのはだれだ!出てこい!」
島大介「そんなこと言っている場合か。行くぞ、古代。あの都市帝国のてっぺんに真田さんが居るって話だよな。」
古代進「いーや勘弁ならん!一度ならず二度間でもこの俺を愚弄するとはふてえ野郎だ!」
森雪「古代クン...」
沖田十三「馬鹿者っ、今は戦闘中なんだぞ。」
古代進「ユ、ユキ...君ならいいんだ、君なら、うん!」
南部康雄「砲撃開始します。目標、都市帝国、周辺リングに向け、主砲、発射!」
古代進「コスモタイガー発進。全艦、戦闘配置。艦外白兵戦用意。」
ナレーション「だが、その瞬間、ゆっくりと彗星帝国の後ろから姿を現した巨大な影があった。その姿は・・・ア・パオア・クー!ドメルの艦隊を壊滅させた悪魔が再びあらわれたのだ。」
バルゼー「・・・・?何か、見たような船がいるな....?....!!!あれはうちのミサイル艦じゃないか!?!」
古代進「波動砲、発射用意!目標、前方小惑星!発射ぁ!」
ナレーション「ヤマトの波動砲が、ア・パオア・クーに命中し、要塞は消滅していった。そして、都市帝国上陸作戦が行われた。」
デスラー「何やら騒がしくなってきたようだな。」
ズオーダー「心配はいらん。あの爆発も作戦のうちだ。ゴーランドがうまくやるだろう。」
バルゼー「ゴーランドが?何時の間に出撃したのです?」
ラーゼラー「大帝、誠に残念なお知らせをしなければなりません。ゴーランド提督ですが、先ほどの振動の際に殉職なされました。なお、原因はヤマトから発射された波動砲です。」
古代進「島、強行着陸だ!全艦、艦外白兵戦用意っ!空間騎兵隊は準備良いか。コスモタイガー発進せよ!目標、都市帝国防御施設と都市帝国を推進するための司令室っ!!」
ズオーダー「うーむ。そうだ、陸戦といえばザバイバル君の出番だな。そういえば彼はまだここに出演したこともなかったんじゃないか?」
デスラー「しかし、大帝、ザバイバル司令官は所詮陸兵。敵は、ガトランティスの上にきているのですよ。」
バルゼー「大帝、私も迎撃部隊を率いて出撃しましょうか?」
ズオーダー「(心の声)果たして、これは偶然なのだろうか。ガミラス艦隊とゴーランド艦隊の戦闘、地球防衛軍の攻撃。何かありそうだ。」
真田志郎「(何とかして、ヤマトと連絡が取らないと...巻き沿いで心中するのは勘弁して欲しいぞ)」
デスラー「(うーん、何とかして、タランと連絡を取らないと。巻き添えは御免だからな。私には大ガミラスを再建する目標があるのだから。)おいっ、真田。真田。ちょっとこっちに来い。」
真田志郎「何です総統、相当焦っているようですが?」
効果音「ズザザザザーーーーーーーーーーー。(ヤマトが都市帝国に強行着陸した音)」
古代進「戦闘班、空間騎兵。出動。命令は、ヤマト技師長、真田志郎を救出すること。向かってくる敵兵は、射殺せよ。」
ナレーション「はっ、了解しました。戦闘班長。(戦闘班、空間騎兵隊の全員がそう言っている)」
古代進「何故か、もののすぐに真田技師長とデスラー総統が救出された。着陸地点が、彼らの近くだったからだったから。そして、ヤマトは飛び立った。」
土方竜「全艦、総力を上げて、あの邪悪な都市帝国を砲撃せよ。手加減はしなくていい。思いっきりやれ。やらないと、後で、16時間ぶっ続け訓練を1年間続けるぞ。」
沖田十三「待て土方!総攻撃の前に、周囲を確認した方がいい!」
ナレーション「その通りだった。彼らの周囲には先ほど崩壊した要塞の破片が大量に浮かんでいたのだ。それもただの破片ではなかった。」
島大介「要塞の破片が、動き出した...?」
ズオーダー「それにしても、えらく急な展開だな。この人生ゲームを途中終了させてでも進めたいような、よいシナリオ展開を思いついたのか?」
南部康雄「小賢しい奴だ。片っ端から、焼き払ってやる!!」
古代進「待て、南部。こんな破片の始末に主砲などは使わん。コスモタイガーで十分だ。艦長、コスモタイガーに破片処理させてもいいでしょうか。」
沖田十三「古代、敵をあなどってはならん。こいつらはおそらく、破片に見せかけた機雷群だろう、1つでも爆発させると連鎖爆発を起こす危険がある。」
古代進「では、この前のガミラス機雷のように、コントロール機雷を探し出した後に機雷を手でどけますか。」
佐渡酒造「手でか。勇ましいのう。男よのう。」
森雪「そんな・・もし失敗したら、古代クンが、古代クンが死んじゃう!」
島大介「そりゃ、失敗すりゃあね・・・真田さん、こんなことに備えた発明品は何か用意してないんですか。」
古代進「いねぇ人のこと言ってもしかたねぇぜ。島、いっちょお前いってこい。」
島大介「それは、お前の任務だろうが、古代。」
沖田十三「早く行かんか、バカ者っ!!」
古代進「はっ、はい。古代進、宇宙戦闘班を率いて航路上の機雷と思しき物体を排除する任務に行ってきます。」
加藤三郎「おい、古代、まさか手で押すなんて言うんじゃないだろうな?敵の大要塞の前で、しかも相手は岩だぞ、人間が押しても動く訳がないぞ。」
古代進「いや、あの岩に見せかけた機雷にロケットを付けて、彗星帝国にぶつけるんだよ。」
南部康雄「戦闘班長。例のミサイルですが、完成したと科学班から連絡が来ました。」
古代進「ようし、艦首魚雷発射管と艦尾魚雷発射管から、連続射出してくれ。機雷への取り付けは手でする。あ、加藤、安心しろよ。コスモタイガーで対空施設は叩いたじゃないか。」
真田志郎「反物質感応器、発射!3番、5番の順で打て!!!」
古代進「ようし、ミサイルを機雷に取り付けに行くぞ。」
加藤三郎「古代!何を見ていたんだ?技師長が何時の間にか復帰して、「こんなこともあろうか…。」と反物質感応器を、勝手に機雷に装着してしまったぞ。」
古代進「真田さん。何時の間に復帰していたんですか?」
真田志郎「いや、何、ヤマトが強行着陸した所がちょうど、デスラーと脱走した所から近かったから、自力で来たんだ。」
ナレーション「と話している内に彗星帝国が動き始めた。」
南部康雄「早速、反物質感応器を装着した機雷ごと回転を開始します。」
ナレーション「機雷は回転を開始した・・・・・・周囲にいた連邦の艦を次々吹き飛ばしながら。」
古代進「南部、どこ見て回転させているんだ。味方をフッ飛ばしながら機雷を回転させる奴があるか。」
ゲーニッツ「敵はほぼ全滅です。これほど旨く事が運ぶとは・・・・・・。」
土方竜「拡散波動砲、発射。目標、都市帝国」
脇役「ダメです!回りは機雷だらけで撃ったらこちらもやられます!(一体どこのバカだ!機雷を回転させたのは!)」
土方竜「だったら、通常モードで発射せよ。」
南部康雄「彗星帝国にささやかなお土産だーっ。ガチャ(反重力感応器を彗星帝国に指向させた)」
ナレーション「隕石機雷は彗星帝国に向かった。そして波動砲ビームも・・・・・波動砲のエネルギーは隕石を破壊するのに浪費され、都市帝国本体には大した被害は与えること出来なかった。」
アナライザー「アトモウスコシデ、インセキキライハスイセイテイコクニメイチュウシマス。」
効果音「ドカーーーーーーーーーーーーーーン(インセキ機雷が彗星帝国に命中した音)」
ゲーニッツ「第34ブロックに被弾!ここは・・・確かレクリエーション施設ブロックのはず。(ズームUP)観覧車が倒壊しています!」
ズオーダー「何!まさかガトニーランドがやられたのか!?他のテーマパークや遊戯施設の損害を至急確認せよ!」
古代進「ようし、敵に被害を与えた所から砲撃開始するぞ。艦長、いいでしょうか。」
沖田十三「…やっぱ駄目」
古代進「何故なんですか、艦長。理由は何なのですか。」
沖田十三「・・・後方の土方の事を考えてみろ。アイツは、短気だからな。今機雷原に囲まれているから、イライラしているだろう。だからだ。」
板東平次「誰が、短気だと。沖田、お前のほうこそ、短気じゃねーか。すぐに部下をブン殴ったりしている癖に、よく人のことが言えるもんだ。」
ナレーション「すみません、↑の人は土方竜です。」
沖田十三「お前の居る所とは違うんだよ。宇宙で戦っている最前線の状況は。」
古代進「心の声(これじゃあ、子供のケンカだな。早く都市帝国を攻略しないと。)南部、艦長は、承諾なされた、砲撃開始せよ。」
南部康雄「大砲の側にくっついて、わき目もふらず弾込める!大砲の側にくっついて、わき目もふらず弾込める!!」
古代進「口を動かしてないで、手を動かせ。このバカ者が。」
真田志郎「大体、弾込めと言っても、ボタン一つなんだが・・・・。」
古代進「主砲、発射!!目標、彗星帝国」
南部康雄「大砲の弾が飛んできて、第二副砲をもいで持ってった!!!」
古代進「島、右旋回90度。全砲門、連続射撃始め!!」
南部康雄「それでも大砲にくっついて、わき目もふらず弾込める!!!!」
古代進「うるさいぞ、南部、さっさと仕事しろ。」
南部康雄「大砲の側にくっついて、わき目もふらず弾込める!!!!!大砲の側にくっついて、わき目もふらず弾込める!!!!!!」
森雪「な・ん・ぶ・クン。ちょっとこっちいらっしゃい。」
古代進「おい、雪。気でもおかしくなったのか。あ、ははあ。そうなのか。(雪が南部を呼んだのは雪の背中に沖田艦長が隠れていたからだ)」
沖田十三「佐渡先生、至急ブリッジへ上がってくれ。南部がおかしい。」
南部康雄「闇の力を秘めし、鍵よ。今こそ真の姿を示せ。レリーズ!」
沖田十三「馬鹿者っ、目を覚まさんかぁっ!!バシッ!(沖田艦長が気が変になっている南部の横っ面を殴り飛ばした音)」
南部康雄「・・・め、めがね、眼鏡はどこだ〜〜〜」
古代進「先生、早く南部を拘束してください。」
山田安彦「拘束なら私の仕事です。あとわお任せ下さい。誰に頼まれたかゲロさせてみせます!」
南部康雄「その件に関しましては、記憶にございません。」
古代進「山田、手加減しなくていいから。南部、その言い訳、リ○ルート事件の時のいいわけみたいだな。」
南部康雄「ええ、ピーナッツなんてしりませんよ。」
古代進「山田、早く連れて行って、元の正常な南部に戻してくれ。坂巻、南部の代わりに砲術長を勤めろ。」
坂巻浪夫「ええ!私が指揮をとるのですかあ、デモンレッド様ぁ!」
古代進「寝ぼけた事言ってないで、早く砲術席に付いて、砲撃しろ。それに、何だ、そのデモンレッド様っていうのは。」
坂巻浪夫「あ、あっちにはアーデンパープル様まで!(といって雪を指差す)」
古代進「寝ぼけた事言ってると、頭に一つ穴があくぜ。」
島大介「落ち着けよ、古代。それでなくても訳のわからん状況下で、お前までカリカリしてどうする?」
古代進「う、そうだな。アナライザー、お前、緊急事態だ、砲術席に座って、砲撃指揮を取れ。」
アナライザー「リョウカイシマシタ。ワレラガアルジ、ジュライオウサマ。」
古代進「真田さん、アナライザーまで、狂っていますから、何とかしてください。」
真田志郎「もしもし、ナイト財団ですか?うちのアナライザーがイカレタので、KITTを貸して欲しいのですが・・・・え、仕事中ですか・・・KARLなら出せる?うーん」
古代進「真田さん、KITTはいいですけど、KARLは止めといた方が良いでしょう。」
ルガール「おおおう!出番だぞ、我が息子ルガールJRAよ!」
ナレーション「あなたたち、勝手に競馬場に行っていなさい!!ここは、星間戦争の真っ最中なんだから。」
ルガール「ルガールJR北海道よ、星間連絡船は廃止したのではなかったのかな?」
古代進「ええ〜ぃ、止むを得ない。全砲塔、手動戦闘配置に付いて、砲側照準で砲撃開始せよ。」
脇役「ぼ、ぼくは、たいほうをうった事が、ないんだな。」
古代進「あ、そういや最近、手動発射訓練してなかった!」
沖田十三「古代、何を躊躇している。ヤマト戦闘班長なら、戦闘班を信じろ。」
古代進「(全然、論理になってないような気がするな。部下の力量を正確に把握して作戦を立てるのも指揮官の仕事だろう?)」
沖田十三「何をボヤボヤしている。早く命令を実行しろ。」
古代進「(...一部下として艦長に従い、主砲を発射すべきなのか?それとも戦闘班長として現状で砲撃を開始しても効果は得られない事を進言すべきなのだろうか?)」
ナレーション「(と思いつつも戦闘班長としての責任感から、自らの照準操作で主砲を発射しようとする古代であった。)」
沖田十三「古代、何をやっておる?各砲塔ごとに手動照準にて砲撃を開始するのだろう?」
古代進「はっ、各砲塔へ伝達する。各砲塔、手動照準で射撃開始せよ。」
仁科春夫「よっしゃ!こんな時に日頃の訓練が生きてくるんだ。土門見てろよ、プロの腕を見せてやる。」
ナレーション「仁科は、そのように自分が信じてもいないことを部下に言った。」
坂巻浪夫「あ、古代さん。失礼致しました。さぁ、プロの腕を見せてやろうぜ。」
仁科春夫「よーし、照準はOKと。いくぞ!ファイアー!」
土門竜介「だめだな!命中点を外している。」
坂巻浪夫「こら、土門。俺の少ない台詞を取るなぁ〜っ!!」
仁科春夫「古代班長、ダメだ。当たらない。他の艦のコンピュータとデータリンクできませんか?」
古代進「へ、データーリンク?真田さん、そんな機能があるんですか?」
真田志郎「古代、こんな事もあろうかと出来るようにしておいたんだ。」
古代進「(ヘルプを見ながら)こんな機能があったんですか。使用目的としては自艦の照準装置が故障した場合と、自艦の照準が正確で艦隊統制砲撃をする場合の2つのモードがあるのか。今回は前者だな。相原!友軍に片方向データリンクの要請を出してくれ。」
相原義一「了解。こちら、地球防衛軍、宇宙戦艦ヤマト。アンドロメダ、応答せよ。」
土方竜「データリンクか・・・・我が艦との間では隕石が多くて安定したリンクができないかもしれんな。ヤマトの近くにいるシステム対応艦を調べて双方に伝えよ。」
脇役「それが、そのう...(なにやらすごくいいづらそうである)」
土方竜「なんだ!どうした、早くせんか!」
脇役「ええとですねえ、ヤマトは元々イスカンダルへの超遠距離航海を目的に作られた舟ですよね?ですから特注というか、通常の地球防衛軍の船とは違う点が多々ありまして...」
土方竜「だからデータリンクはできんというのか?」
脇役「出来ないと言うわけではありません。ただ、ヤマトのデータリンクシステムは連邦の標準プロトコルの下位互換なのです。何せ古い規格で造られましたから。」
土方竜「しかし、ヤマトは地球寄港中に改造したと聞いているぞ。」
脇役「改造というか、怪造というか、友造というか....なんせ、担当者があいつだったもんで...何をやらかしているやら(←発言者は、実は真田と同期の技術科将校だった)」
土門竜介「心配しなくとも、それでデータリンクが出来なくても貴官の責任を追求はせんよ。ヤマトと随伴艦に連絡したまえ。」
脇役「はあ...それでは取り敢えず、正規の手順でヤマトにアクセスしてみます...」
古代進「erffhhnj」
沖田十三「yamamo」
脇役「やっぱり、何かやってるな。通信班を呼び出してみます。」
相原義一「こちらヤマト。アンドロメダから「アーフェンジ」とデータリンクせよという指示だったのですが通信速度が遅いのです。」
脇役「遅い?...真田め、勝手に通信機を入れ換えるか設定を変えるかしやがったな。おいっ、真田の阿呆をだせ!」
真田志郎「おいっ、真田の阿保とは何だ。お前こそ、戦闘マシーンみたいな戦艦に乗りやがって、軍人として恥ずかしくないのか。」
脇役「あのなあ...戦艦は「戦闘する船」以外の何物でもなかろうが?ヤマトはそれ以上の目的を持って造られた船だと言うのはわからんでも無いが、今は目の前でやってる戦闘を片付けるのにその全能力を発揮してもらわにゃこまるんだ。」
真田志郎「こっちだって必死にやってる!それをいきなり、阿呆呼ばわりすることはないだろうが!...まあ、いい。用件を言ってくれ。」
脇役「いや、こっちこそ事情も知らずに、悪かった。で、問題なんだが、ヤマトと他の艦の間で砲撃データのリンクをしたいんだが、うまくいかないんだ。何か心当たりあるか?」
真田志郎「何も無い。ただ、改造の際に最新プロトコルに換えておいたぞ。あ、ひょっとしたら、何かよからぬ妨害電波がまた出ているのではないのか。」
脇役「アンチモッコリ電波か・・・・有線で接続したらどうか?もちろん同軸ケーブルじゃなくて光ケーブルでな。」
真田志郎「有線か。しかし、有線だと如何しても」
脇役「何かまずいことでもあるのか?」
真田志郎「それだけの長さのケーブルの手持ち、あるのか?」
脇役「ヤマト自慢の艦内工場で造れないのか?」
真田志郎「造れなくはないんだが...材料が、なあ。」
古代進「真田さん、そこで話している暇はありませんよ。」
真田志郎「暇がない暇がないって・・・・何か優先項目があるのか?「現状のデータリンク速度による散発的な砲撃でいいからやらせろ」というなら話は別だが。」
古代進「艦長、もう一度波動砲による攻撃を実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。」
沖田十三「古代、同じセリフをあっちでもこっちでも言うんじゃない。それに回りは機雷と隕石だらけだ。」
古代進「しかし、隕石機雷には反重力反応機が敷設してあり、こちらから誘導してやれば、波動砲を発射できるはずです。」
島大介「その反重力装置の操作は南部以下の戦闘班の担当なんですがね、戦闘班長。」
古代進「真田さん、波動砲エネルギー充填作業中に反重力反応機に動力を送っても支障ありませんよね。」
真田志郎「いや、あれも結構エネルギー食うからなあ。スーパーチャージャーが付いているといっても、難しいよ。」
島大介「真田さん、そんなモノ何時の間に付けたのですか。」
真田志郎「この前の大改造の時。嫌だな島、君が是非にと言ったから無理したんだぞ。納期間に合わせるの、大変だったんだから。」
島大介「す、すみません。真田さん。」
真田志郎「さてと・・・、スーパーチャージャ起動!」
古代進「動いた!さーて、やるぞ!」
沖田十三「古代。ワシは承諾していないぞ。」
古代進「へ、今なんておっしゃいましたか。艦長」
沖田十三「ログを見ろ。お前が提案したことに対して、わしが許可発言をしているか?」
古代進「では、何故、許可していただけないのでしょうか。」
沖田十三「お前が許可を求めてこないからだ!」
古代進「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
沖田十三「古代、お前の決断力と行動力はヤマトにとって実に得がたいものだ。だが、戦闘班長が率先して規約破りをするようでは困る。以後は心してくれるな?」
古代進「分かりました、以後、気をつけます。」
沖田十三「よろしい。古代、直ちに反重力反応機を始動せよ。徳川機艦長、波動エンジン出力全開に。相原、再度データリンクの準備にかかれ!」
古代進「了解しました。反重力反応器、始動!!」
徳川彦左衛門「機関出力増大、波動エンジンに問題無し。」
相原義一「データリンク準備開始...通信速度の同調を始めます。」
島大介「ちょい待ち!古代、お前が反重力反応機をコントロールしたら、誰が波動砲を撃つんだ?」
北野哲「私です。早く波動砲を打たせてください。」
沖田十三「馬鹿者、ひよっ子には波動砲は撃てない」
土門竜介「(¥_¥)←ものすごーく、物欲しげな目付きで沖田艦長の方を見ている、の図)」
沖田十三「ドモン・・・このバカ弟子があっ!」
古代進「ど、土門...せっかく引き立ててやった俺を裏切って、沖田艦長に尻尾を振るとは...」
土門竜介「し、師匠ーーーーー!キングオブハートの称号を下さい!」
島大介「まったく、近頃の若い奴ときたらなっとらん!」
古代進「じゃあ、島。お前今何歳だ?」
島大介「ぐっつ・・・・長髪の小僧め!」
森雪「島君って、ホント、若年寄よねぇ。」
古代進「はっ・・・・・・・・・(呆然)」
森雪「あ、古代クンは違うわよ、もちろん。でも時々、すごくじじくさい事も言うけど...」
古代進「・・・・・・・・・・・」
森雪「いやねぇ古代君、そんな深刻な顔しちゃって。そういうところがじじくさいっていうのよ。」
効果音「がーーーーーーーーーーーん(雪に痛恨の一打を与えられて、呆然とする古代の心の音)」
島大介「こ、古代...大丈夫か?」
ナレーション「こだいは、20PTSのせいしんてきダメージを受けた。」
古代進「ゆ、ユキ。君だって、”ばばくさい”ところがあるぞ...!」
森雪「(ムカッ)だったら、一生、私のコーヒーを一日中、飲ましてあ・げ・る(はぁと+怒)」
古代進「げげ...こ、こうなったら...出でよ、×リアン・ミ○ツ!」
ナレーション「と、呼ばれて出てきたのは、ディンギルの密航少年だった。」
古代進「ただ今より君を、僕専用の紅茶係に任命する!上手いのをいれてくれよ。」
ディンギル少年「古代提督、ブランデーは入れませんよ。」
古代進「ううん...じゃ、とりあえずレモンティーね。」
沖田十三「古代、何時の間に提督になったのだ。今は戦闘中なのだから、さっさと命令された行動をしろ、馬鹿者がぁーーーーーーっ。」
ルガール「む、息子よ...敵の紅茶係とは情けない...せめて、切符販売係であってくれたら...」
沖田十三「親も親なら、息子も息子だ。」
古代進「いやあ、薄すぎず濃すぎず、熱すぎずぬる過ぎず、結構なもんだねえ。絶品絶品。」
沖田十三「感心しとる場合か?古代。早く戦闘指揮をせんかーっ!」
古代進「艦長、人間やっぱり平和が一番ですよ。カリカリしてないで艦長も一杯、どうぞ。」
沖田十三「はあ・・・・ところで都市帝国の姿が確認できないようだが・・・?」
真田志郎「はっ、ただいま位置計算します。」
効果音「Serech Result [404 Not Found] 」
太田健二郎「相当前にどっかにいっちゃいましたけど。」
ナレーション「ズオーダはずーっと無視されているので怒って撤退してしまったのであった。」
沖田十三「逃げた・・・・いや、見逃してくれたのか・・・・。」
古代進「ほらね。愛と友情と平和を愛する心さえあれば、宇宙に争いなど起こらないのですよ...あと、一杯の紅茶さえあれば、ね。」
沖田十三「徳川君、波動エンジン出力全開!!技師長、艦の損傷状況をチェックせよ。全艦戦闘配置、追撃戦に移る。目標、白色彗星帝国!!」
島大介「艦長、相手はどこに行ったかわからないのにどうやって追撃するのです?」
沖田十三「森、タイムレーダー作動させろ。追尾目標は都市帝国」
真田志郎「ああ、しまった!」
沖田十三「どうしたのだね、真田君。」
真田志郎「わ、私のルービックキューブと人生ゲーム...持ち逃げだあ〜〜〜」
沖田十三「山田、真田技師長を正気に戻してくれ!!」
真田志郎「ああ...立夫君(ルービックキューブの事)...仁美ちゃん(人生ゲームの事)...ずっとずっと、友達だったのに...」
ナレーション「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(第一艦橋 メイン・スタッフあ然としている)」
山田安彦「山田少尉、真田大尉を引き取りに参りました。」
沖田十三「ご苦労、早く技師長を元に戻してくれ!!」
真田志郎「艦長!こうしてはいられません。直ぐにでも彗星帝国を追わなくては!そして、全宇宙に愛と勇気と平和と秩序を取り戻すのです!!!!」
沖田十三「わかったわかった。だから君は安心して精神科に行ってきたまえ。」
森雪「艦長、タイムレーダーを始動させます。」
太田健二郎「ええっと、森雪の先月の出勤日は20日」
森雪「?」
太田健二郎「うち外出が5日、残業36時間、深夜残業18時間、休日出勤2日、遅刻はなし、と。」
島大介「太田、敵の進路は判明したか?」
太田健二郎「...早退なし、遅刻なしと。さすが生活班長。」
森雪「(ハリセンでバシッ!)それはタイムレコーダでしょ!」
太田健二郎「痛て!でも、作動させたのユキさんでしょ?」
森雪「えっ、太田君じゃなかったの?」
太田健二郎「八つ前の台詞みてくださいよ。確かにユキさんでしょう?」
効果音「ベタベタ・・・・・(雪が太田をガムテープでぐるぐる巻きにしている音)」
太田健二郎「(フガフガ)」
沖田十三「山田君...ついでだ、この二人も引き取っていってくれたまえ。」
古代進「しかし、艦長。レーダー管制はどうされるのでしょうか。」
沖田十三「アナライザー。すまんが2人分の仕事を頼む。」
アナライザー「イヤデス。ワタシハユキサンノトコロニユキマス!」
佐渡酒造「アナライザー、艦長命令だぞ。解体されたくなければ、命令を受けたらどうなんだ。」
アナライザー「タトエカンチョウメイレイデモ、ジンドウニハズレテイルバアイハキョヒイタシマス。」
島大介「人道って...二人とも医務室に行って、休んでもらうだけだって。その間、他に代わりがいないんだから...」
古代進「つべこべ言わずに、早く命令実行しろ。ポンコツ」
アナライザー「(ムカッ!)ポンコツトハナンダ、コノヤロ!」
効果音「ビシビシ・・・・・(アナライザーに電気ショックを与えている音)」
アナライザー「イテテテテ・・・・・・・ワカリマシタヨ。ヤリマスヨ。ヤレバイインデショ。ヤレバ。アア、ユキサンノミガアンジラレル・・・・・・・。」
古代進「なにい、ユキの身に何かが起きたのか!?×リアン、ついて来い!(駆け出す)」
沖田十三「古代、何を勝手に席から離れているんだ。席から離れて良いと誰も言ってはおらんぞ。」
島大介「....行っちゃった。」
佐渡酒造「騒がしいのう、まるでドタバタコメディじゃわい。」
脇役「佐渡先生、医務室で治療待ちのクルーが列作ってまってますけど。」
佐渡酒造「解ったわかった、わしの持ち場はあそこじゃからのう。一人ぐらいまともに言う事聞く奴がおらんと、艦長が気の毒じゃわい。(エレベータの所へ行く)」
アナライザー「センセイ、ソレデハワタシモイッショニイキマス!」
佐渡酒造「ああ、お前はこんで良いというのに!残ってレ(エレベータのドア、閉まる)」
島大介「また行っちゃった...」
森雪「艦長、自力で元に戻りましたので、任務に就きたいと思います。」
沖田十三「いや、ユキ。君もしばらく休んでいたまえ。残念だが彗星帝国は取り逃がしてしまったようだ。私も、少し休んで事後の対策を練るとしよう。(...艦長室に上がる)」
島大介「艦長まで行っちゃった...」
太田健二郎「えーと、今、ブリッジにいるのは、私と、徳川さん島さんと相原さんだけですか。まるで通常巡航時みたいですね。」
島大介「太田、何時の間に戻ってきたんだ?」
太田健二郎「佐渡先生が気を利かしてくれんたんですよ、島さん一人じゃ大変だからって。」
島大介「(さては佐渡先生やっかい者を追っ払ったな……。)」
太田健二郎「何かいいました?」
島大介「いや、何も言っていないぞ。」
太田健二郎「そうですか。さてと、ユキさんもいないことだしレーダーの監視、しっかりやらなきゃね。(自席に戻る)」
島大介「やっと、正気になった人達が戻ってきた。」
相原義一「定期交信の時間が終わったんで、自室に戻ります。」
沖田十三「島、古代は戻ってきたか?」
島大介「まだです。」
沖田十三「そうか、では第一艦橋要員が戻ってきたら作戦室に集合するよう伝えてくれ」
島大介「了解しました。」
沖田十三「それまでは、最低限の人員を残して後は休んでていい。色んなことがありすぎたから、皆頭が混乱しとるだろう。」
徳川彦左衛門「それじゃ、わしは機関室の方にいっておる。」
島大介「では,私は第二艦橋に行って来ます。太田、その間、操縦桿を頼んだぞ。」
ナレーション「がらーーーーーーーーん」
太田健二郎「暇だなあ...」
効果音「こちら、コスモタイガー隊、加藤。こちら、コスモタイガー隊加藤。都市帝国の残骸らしきものを発見した。至急、急行されたし。」
太田健二郎「加藤、現在位置を報告せよ。」
森雪「Bブロック、座標修正0.9!急いでぇーっっっっ!!!」
沖田十三「落ち着け、雪。太田、微速前進。」
太田健二郎「しかしでかい声だな、医務室からここまで響いてくるなんて...艦長、ヤマト微速前進ようそろ。」
沖田十三「太田、艦内通話装置の出力先がスピーカになっているぞ。だから聞こえたんだ。」
島大介「艦長、一体今の声はなんですか。」
太田健二郎「どうやらユキさんや技師長が、医務室で何やらやっているらしいです。」
島大介「まさかお医者さんごっこやってんじゃないだろうなあ。」
真田志郎「艦長、今の声はなんですか。」
沖田十三「真田君、今医務室にいるんじゃなないのかね?...変だな。」
古代進「(血相変えて)かっ艦長、今雪の叫び声がしませんでしたか?!」
沖田十三「全艦、戦闘配置。彗星帝国の残骸発見場所に向け、全速前進!!」
太田健二郎「艦長、17列ほど上の書き込みをよく見て発言して下さい。」
島大介「おかしい...(艦長室直通のインターホンを押す。)沖田艦長、いらっしゃいますか?」
沖田十三「ん、島か。皆作戦室に集合したのかね?」
島大介「(沖田艦長が、二人いる.....!)」
ナレーション「ところが事態はこんなものでは済まず、もっとややこやしい事になっていた!」
古代進「下手なこと言っていると、もう一つ目ができるぜ。」
森雪「古代君が、そんな事言うなんて...どうしちゃったの?」
古代進「あ、ちょっとここのナレーションがおかしくなっていたのを治そうと思ってさ。」
ナレーション「ナレーションを敵に廻すたあ、いい度胸だ。覚悟しているがいい...」
森雪「古代君、何か変な声がしたわ。」
南部康雄「わたしはいまどこにいるんだろう。」
沖田十三「南部、おまえは医務室で療養中だ。さっさと戻りたまえ」
佐渡酒造「こら、南部。治療中の患者が勝手に逃げ出すでない。ヒック(既に出来上がっている)」
坂巻浪夫「土門、飯だ、飯もって来い!」
土門竜介「坂巻キャップ、食事製造マシーンの調子が悪い為もう少しかかりますが。」
坂巻浪夫「こういう時は、飯を食ったもんの勝ちだ!腹が減っては戦はできんと言うからな。」
南部康雄「私はもう完治しました。頑丈がとりえです。第一艦橋で任務に・・・って戦闘がないとヒマなんですよねー」
坂巻浪夫「そうだ、ドモン、食事製造マシーンじゃなくてLOVEマシーンの方はどうだ?」
ナレーション「第一艦橋でヒマそうな南部」
土門竜介「大変です、LOVEマシーンの運用者が一人抜けるって言ってます!」
坂巻浪夫「嘘つけ!あんなにやる気まんまんだったのがどうしてだ?」
南部康雄「平和ボケしそうだ・・・。」
ナレーション「そしてヤマトはあっさりと彗星帝国に追いついたのだった。」
ズオーダー「うわーみっかったーウワッハハハハハ」
南部康雄「艦長、ヒマなので彗星帝国撃ちましょう。」
沖田十三「うむ、そうするか。ちょうどわしも退屈で眠たくなっていたところじゃ。よぅし、全砲門を彗星帝国に向けて、砲撃ィ!」
古代進「全砲門発射用意、目標 都市帝国!!」
沖田十三「待て待てまてーい!だれが勝手に攻撃してよいと言った!」
古代進「誰がって、艦長がたった今...ああああ、お、沖田艦長が二人いるう!?」
南部康雄「メガネの調子が悪いのかな・・・いや、ちがう。・・・戦闘班長、とりあえず撃っときましょう!」
ナレーション「そして南部は沖田艦長を撃った。」
効果音「ガキー―――ン(南部の打った弾が近眼の為艦長から外れ、艦橋の壁に命中した音)」
古代進「あ、危ない南部!鉄砲を向けて良いのは、撃っても苦情の来ない相手だけにしろと言ったろう!」
南部康雄「ん、外れたか?んじゃ、次はこっちの沖田艦長を撃ってみます。..バキューン、キーン、カーン、コンコン、カキーン...(南部の撃った弾が第一艦橋を跳ね回る音)」
古代進「コスモガンを使えー!」
山田安彦「ちょっとちょっと!どっちが本物か分からないのに撃たないでください。2人を連れていって調べておきます。」
古代進「プラス、南部の方も頼む」
山田安彦「そう言えば南部は現在「山田安彦〜愛、尋問:君は戦士のように耐えられるか〜を体験中のはずだったのに。いつのまに逃げ出した?」
南部康雄「俺に波動砲を撃たせろー!」
古代進「南部は狂っているから、早くここから放り出せ!!」
島大介「古代、それはちょっと乱暴なんじゃないか?それに変なのは南部だけじゃないみたいだぞ。」
古代進「へ、なんだと。島、今言った事は本当か?」
島大介「さっき、機関室に連絡したら徳川機関長が出た。どうも様子がおかしいんだ。ずーっと、黙り込んでいてさ。」
ズオーダー「・・・ワシのことを忘れておらんか」
古代進「わあっ!アンタどっから艦内に入ってきた!!」
デスラー「なんだここは。客人に対して茶の一杯も出さんのか」
南部康雄「そんな・・デスラーまで・・」
古代進「南部、デスラーとそこのサリーちゃんパパのような髪型のおっさんを撃ち殺せ!!」
島大介「さっきから放り出せとか殺せとか、なんだか乱暴なことばかり言うなあ。は、ひょっとして?」
古代進「(エレベータが空いて)おい、今ここに俺が来なかったか!あ、いた!」
島大介「古代、お前もか...どうしましょう、艦長....って、こっちも二人か...」
真田志郎「という事は、どちらかが本物かクローンかという事になるな。」
南部康雄「ためしに撃っちゃいますかね」
島大介「撃った方が本物だったらどうするんだ?」
森雪「私が私と本物の古代君しか知らない質問をしてみるわ。」
証人「わたしが証人です」
森雪「古代君、古代君と私が初めて会ったのはどこだった?」
古代進「ヤマトの第1艦橋さ!」
森雪「そっちの古代クンは?」
古代進「確か……地球防衛司令部病院だったっけなぁ?」
島大介「第一艦橋といった古代、覚悟はいいな。」
古代進「くっ……もう1つ質問をしてみてくれないか……?」
島大介「ダメだ、山田、連れて行け!!」
山田安彦「はっ!しかし、どこへ連れて行けば良いのでしょう……?」
南部康雄「とりあえずコミケ中の東京有明ビッグサイトにでも放りこんでしまいましょう。」
古代進「本物:いや、拷問室に連れて行け。そして、正体を暴いておいてくれ。」
島大介「おい古代、いつのまにそんな部屋作ったんだ?」
古代進「こんな事もあろうかと、艦長代理の特権を駆使して極秘のうちに建造していたのだ!わはははは。」
島大介「それは……越権行為じゃあないのか?」
真田志郎「おまけにその台詞は俺の専売特許だぞ。」
南部康雄「こんなこともあろうかと、主砲発射用意をしておきました!」
真田志郎「南部よ、おまえもか。」
沖田十三「いい加減にせんかーーーっ!!」
古代進「お、沖田艦長...」
沖田十三「(もう片方)よさんか、これからは彼ら若い者の時代なのだ。彼らの好きなように、やらせてやろう。」
古代進「お、沖田艦長...」
山田安彦「さあさあ、3人とも、ブリッジから出た出た。」
ナレーション「(3人)うるさい!部外者は黙ってろ!!」
真田澪「(たまたま、非常にタイミング悪く、エレベータで上がって来てた)報告します...え、部外者...そんな....」
島大介「ああ違う、そこに古代が二人いるだろ?どっちが本物かって事でいろいろやっているうちに良くわかんなくなってね。で、山田を呼んだんだよ、尋問のスペシャリストだし。」
真田澪「そうだったんですか、良かった(ほっとしている)でも変ですね、山田安彦さんならさっき尋問室で南部さん相手に二択尋問出してたんですけど?」
真田志郎「なに、本当か?」
真田澪「本当です。私、山田さんのお手伝いしてたんですから間違いありません。」
ナレーション「わけが分からない事が起こっているヤマトであった。」
南部康雄「ふっ・・カリスマ砲術長登場」
古代進「山田、南部も連れて行って尋問してくれ。」
山田安彦「ですから南部はもう俺が尋問中ですって...変だな?」
真田澪「あれ、山田さん、いつのまにいらしたんですか?さっき後2時間はかかるって・・・・・・・。」
古代進「・・・・・・・・・・・・・・・」
南部康雄「俺は一体どんな尋問を受けてるのだ?は、jひょっとして澪ちゃんにあんな事やこんな事をされたりしているのでは!」
古代進「南部、澪のおじは誰か知っているだろうな?(ドスがはいっている)」
真田志郎「古代、俺はお前を実の弟の様に思ってきた・・・」
古代進「真田さん、突然何を!」
真田志郎「いいか、立派な艦長になるんだぞ・・・ 斎藤いくぞ!!」
ナレーション「真田は斎藤を引き連れ走り去った。」
古代進「何だったんだ、一たい」
斉藤始「技師長、慌てず急いで正確にな・・・」
真田志郎「もう少しだ、頑張ってくれよ!!」
徳川彦左衛門「古代ィィィッ!!真田と斎藤が波動エンジンに爆弾を仕掛けとるぞぉーッ!!!」
ナレーション「真田はヤマトを自爆させて全ての出来事を無に返そうとしていたのだ。」
観客「そろそろ終わりそうだな、この物語も」
沖田十三「(カチッツ)真田は自爆するつもりだ。艦底部の乗員は上部へ退避せよ、急げ!」
効果音「ぽむっ!」
古代進「南部、加藤。衝撃銃用意!!機関室を解放するぞ!!」
島大介「底部ゲートオープン!」
南部康雄「戦闘班員は速やかに集結せよ!」
古代進「宇宙戦闘服を着用し、第二武装で機関室に突入するぞ!!」
ナレーション「古代達は真田を守る様に立ちはだかる斎藤に容赦なく衝撃銃を乱射し、斎藤はその場に崩れおちた。」
真田志郎「古代、見事だ。だが遅かったな。波動エンジンは暴走を開始している。もはや誰にも止められん。」
古代進「くうう...」
ナレーション「その時現れたのは...もう一人の真田だった!」
古代進「さ、真田さんまで!ああもう、訳がわからん...」
真田志郎「今まで艦内で起こっていた怪奇現象を解明しようとしていたんだが、だいぶ手間取ってしまってね。そうか、もう一人の自分はやはりここに来たか。」
古代進「真田さん、こうなったらもう伝導管を切るしかありませんね。」
真田志郎「そうだな、古代。あっちの俺があんな事を始めたのにはそれなりの訳があるんだが...理由も説明しないで物事を始めちまうのは、俺の悪い癖だな。」
古代進「ぐたぐたいっていないで、伝導管を早く切りましょう。機関長も手伝ってください。」
南部康雄「そうです、早くしないと大変な事になります!(伝導管に駆け寄ろうとする)」
古代進「(もう一人の古代)みんな、動くな!動くと撃つ!」
徳川彦左衛門「なんじゃ、お前は...こ、古代が二人!?こりゃあ一体?」
古代進「(本物)撃つといっても衝撃銃だからな。」
ナレーション「そうこうしている内に、波動エンジンの暴走は臨界に達し、ヤマトはすべての乗組員を道ずれに大爆発し、バイストンウェルに帰還してしまったのであった・・・」
テレサ「西暦2201年ヤマトは永遠の旅へたびだっていった・・・ちゃんちゃん!!」
山本明「次からは、俺が主役の銀河英雄エースパイロット伝説が始まるぜ!みんな応援よろしくな!!」
観客「勝手にヤマトを沈ませるんじゃない!!もう一度やり直せ!!」
ナレーション「(しかしスタッフロールが始まっていた)声の出演_古代進:富山敬、沖田十三:納谷吾郎・・・・・・」
効果音「さらば、地球よ...旅立つ船は...」
観客「あーあ、本当に終わっちゃったよ。」
ナレーション「次回、新たなる旅立ちに乞うご期待!」
古代進「なんだ、このナレーションは!!」
森雪「古代・・君」
古代進「なんですかぁー?」
森雪「これからよ、本当の戦いは・・・・地球のみんなの願いが込められているのよ・・・勝ってね、きっと勝ってね・・・それでこそ古代・・進・・・私の・・・・・」
ナレーション「ライバル」
古代進「雪ー−−−−−−−−ぃ!」
脇役「ゆーきのふるまああちの〜〜〜(わわわわ)ゆーきのふるまちのおおお(わわわわ)」
沖田十三「誰が、歌を歌えと言ったぁーーーーーーっ!」
新米俵太「どんな時でも身だしなみ、死んだ婆ちゃんの遺言だ。」
脇役「俵太よ、よく来たのう。」
古代進「お前ら・・・・・・・・・・・・(呆)」
島大介「ひょっとして、俺たち...?」
新米俵太「そう、その「ひょっとして」みたいですよ。オーラゲージが現世では考えられないほど高い値を出しています。」
相原義一「因果地平の彼方に来ちまったのか...トホホ。」
真田志郎「相原、そんなに悲しむな、確かに我々は魂の安息の場に来る事になってしまったが気が付かないか?艦内での異常現象が収まっている事に。」
古代進「あ、そう言えばさっきまでいた俺のにせもんがいない。真田さん、あれは一体なんだったんですか?」
沖田十三「古代よ、わしがお前に教える事はもう何も無い。お前は立派に成長したヤマトの艦長だよ・・・」
古代進「艦長・・・・・、・・・・お父さん・・・。」
新米俵太「おばあちゃん・・・」
真田志郎「澪・・・・・」
相原義一「ここの世界もまんざら悪くなさそうですね。このまま住んじゃいますか?」
古代進「お前は、晶子さんという大事な人を残してここに住もうなどと思うのか。」
古代武夫「進よ、お前はわしや母さん、守と一緒に暮らしたくは無いのか!!」
古代あき子「そうよ進、母さんはあなたをそんな事言う子に育てた覚えは無いわよ!!」
揚羽武「この世界でなら...ルダ・シャルバートと一緒になれるのか?」
島大介「BY TV版ヤマト2)」
ルダ・シャルバート「揚羽さん、私の精神はそちらへアクセスできるんですけど、体は無理ですわ。」
古代進「父さん、母さん。そういう意味じゃないんだよ。」
古代武夫「じゃ、どういう意味なんだ?」
古代進「そ、それは・・・・・・・」
森雪「お父様、初めまして、私は古代君と結婚を前提としてお付き合いをさせて戴いております、森雪と申します。」
古代武夫「2人で結婚前提戦士ラブラブファイアーてことかな?」
古代進「(雪と一緒に)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
古代あき子「あなた、それはちょっと古すぎません?2人が固まってますわよ。」
古代進「まあそういう事だよ父さん、母さん。僕もいつまでも子供じゃないんだ!!」
古代あき子「進む、おいなりさん食べるかい?」
古代進「母さん・ゥゥゥゥゥゥゥ・」
森雪「あら、これ美味しいですね...モグモグ。」
古代進「ゆ、雪・・・・・・・」
古代守「どうした、進?せっかくのお袋の料理、食べないのか?」
古代進「に、兄さん。何時の間にこの世界に来たの?」
古代守「ああ、これか。スターシアエレクトロニクス社の開発した霊界電話で出ているんだ。」
古代進「どこにあるんだい、スターシャエレクトロニクス社って。」
古代守「イスカンダルに決まってるだろう。」
古代進「なぁ、雪。イスカンダルにスターシャエレクトロニクス社なんかあったっけ?」
森雪「何言ってるのよ。「手術室」のログ見てみなさいよ。」
古代進「え・・・・、フムフム・・・・あーーーーーーーーーーーっ、デスラーの野郎っ!!ダミー会社作りやがった。」
デスラー「聞き捨てならんセリフだな。古代!」
島大介「そうだろう、デスラーちゃん。」
デスラー「き、貴様!私を「デスラーちゃん」
効果音「バシ!」
古代進「いいじゃねーか、デスラー。」
デスラー「貴様まで慣れなれしく、「デスラー」だとう!」
真田志郎「古代、俺も前から思っていたんだが、デスラー総統に対して、呼び捨てはないだろう?総統の方が地位も年も上なんだから。」
古代進「そんなの関係ないでしょう。普通、敵の親玉に敬称つけて呼びます?」
真田志郎「ま、まぁ、それもそうだな。そうですよね、艦長。」
沖田十三「いや、古代、お前の遠−い親戚は年少のラインハルト元帥に敬語を使っていたぞ。」
古代進「艦長、艦長って本当は誰なんですか?」
ナレーション「And Now ... , For Something Completely Different」
沖田十三「わしか、わしは、以前の前世で、おまえをたよって亡命し、その下で客員提督として働いていたのだ・・・・そうだ、真田君もいたな。」
真田志郎「メルが二人でメルカッツウ〜〜〜とか言って、皆で楽しく過ごしてたんですよね。因みに私と艦長は大の仲良しで...」
古代進「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(呆)」
真田志郎「で古代が副官の女の子に手ぇ出して、「ヤーン、提督ぅ」とか言われてたりもしたっけ。」
森雪「古代君(怒りモードの雪)」
古代進「む、村井君!君だって一緒に汚職した中じゃないか。」
森雪「誰が村井君ですって。自分の彼女の名前も間違えるなんて、サイテー!」
古代進「ゆ、雪。ごめん。もう雪の名前を間違えないよ。」
真田志郎「(俺の名前は間違えてもいいんかい!)」
沖田十三「真田くん、ひがんじゃあイカンよ。」
真田志郎「ひがんでませんよ...そうそう、確か、加藤もいたっけ。あいつは確か...」
沖田十三「総員、配置につけ!!」
古代進「はい、艦長!...でも、肝心のヤマトが無いんですけど...」
沖田十三「ヤマトなら、あそこに停泊しているだろう」
ナレーション「といって沖田が指差したのは、なんだか強欲そうなおやじが頑張っている渡し舟であった。」
古代進「本当に、あの船に乗ったら、ヤマトに会えるのだろうか。」
島大介「ただの渡し舟じゃないですか?どう見たって、全員は乗れそうにないなあ。」
古代進「水雷艇と思えばいいんじゃないか。島」
島大介「それにあの渡し守、どうも気に入らない。」
古代進「どういうところが気に入らないんだ?島」
島大介「なんだが、ザバイバルに似ている気がするのだが…。」
斉藤始「何でお前が存在を知っているんだ?」
島大介「なぜだかは知らないけど、君と僕とは記憶を一部共有しているらしいんだ。」
斉藤始「野郎と記憶を共有!?どうせなら生活班長とかと共有したかったもんだぜ。」
古代進「誰が、『生活班長とかと共有したかったもんだぜ』だと?」
斉藤始「おおっと失礼、いや、言葉のあやってやつだよ。(古代は雪のことになるとしゃれが通じないからな)」
古代進「艦長代理として命令する。斉藤。今日からお前は食堂で皿洗いだ。」
斉藤始「何て事を古代が言ってますが、いいんですかい艦長?」
沖田十三「古代!越権行為だ。勝手なことを言ってはいかん。」
真田志郎「おそらく、記憶の混同は、アカシックファイルに無意識が繋がっているからに違いない。間違いない!ここは…。」
古代進「艦長、私は一体・・・・・・。」
沖田十三「古代、人に聞かずに自分の心で考えてみろ。」
古代進「分からないから聞いているのです。」
脇役「(渡し守)おい!そこの連中!乗るのか、乗らないのか!」
斉藤始「貴様の招待は…、いや正体は何物だ?」
古代進「変なところでボケるな、斉藤。」
脇役「わしか?わしはいろいろな名を持っておる。」
デスラー「古代、色々苦労しておるようだな。」
古代進「デ。デスラー・・・・・・・・・・一体、どこから出てきたんだ?」
脇役「そこの顔色の悪いの!お前の乗り場はここじゃない!あっちへ行け!」
効果音「ズキューーーーン。(デスラーが渡し守を射殺した音)」
脇役「(と、死んだはずの渡し守が起きあがって)さて、用は済んだかな?ガミラスの総統よ。」
古代進「斉藤、対戦車バズーカ用意」
斉藤始「おりゃあ!(対戦車バズーカをぶっ放す)」
古代進「俺は、まだ用意と言っただけだが・・・・・」
斉藤始「すまん、古代、つい戦車と戦うときの癖が出ちまった。」
脇役「(煙の中から渡し守が出てきて)もう終わりかね?」
古代進「この脇役、死にぞこないか?」
脇役「(渡し守)で、乗るのか?乗らんのか?」
古代進「真田さん、多弾頭砲を持ってきてください。」
真田志郎「持ってきたのはいいが、少し組み立てに時間がかかる。」
古代進「そうですか、では私も手伝います。おい、アナライザー、手伝え!!」
脇役「(渡し守)そのあならいざあとかは、ここには来ておらん。からくりにんぎょうは、べつな場所に行くのじゃ。」
古代進「あれは、ほとんど人間だぜ。スカートめくりや酒を飲んだりしてるからな。」
脇役「(渡し守)確かにそんな事を言って、大暴れしとったな。」
古代進「手がつけられないんだよな、アイツ。なぁ、島。」
島大介「「てめーら人間じゃねえ」とまで言ってたこともあったよ。」
古代進「そうそう、あの後でコスモハウンドの着艦口制御室で暴れたよな。」
佐渡酒造「あのときは土門や揚羽、坂東に縛られて分解されようとしとったのをわしが助けたんじゃ。」
古代進「それもそうだが、誰も捕まえて来いと言ってないのに、デスラーの宇宙バクテリア・ボタルを溜め込んでヘンになった事もあったよな。」
斉藤始「あれは風流でよかったじゃないか。」
古代進「よかないよ、俺なんか第一艦橋で、戦闘指揮席のコンソールとキスしている状態だったんだ」
斉藤始「ま、たまにはそういうのと接吻するのも趣が変わっていいんじゃねえか。」
古代進「痛かったんだぞ、いきなり叩きつけられたんだからな。」
斉藤始「俺達騎兵隊は地上で戦車なんかに乗ってるときはしょっちゅうおなじ目にあってるぜ。」
古代進「それは、そうだけどな、お前らよりも強力な兵器で撃たれるんだぞ。」
斉藤始「装甲の厚さで比較してみろよ。ヤマトの装甲の強さは宇宙船の中でも折り紙つきだろ。戦車の装甲のなんぞ、紙ぺらみたいなもんだろ。」
南部康雄「なんの話だかわからなくなってる・・・。」
古代進「まぁ、そうだけどな。でも、波動砲クラスの砲撃には耐えかねるぞ。」
斉藤始「こっちなんか良くてバズーカ砲、普通はコスモガンでしまいにゃコスモ爆弾抱えて突撃だぞ。いいよな、海軍さんは。」
古代進「よかないよ、俺たち、一番狙われやすい艦橋なんだから。」
観客「確かにハイパー放射ミサイルが直撃した事もあったような,なかったような…」
真田志郎「そうだ、第二艦橋に被弾したんだ。」
斉藤始「それでも、誰も死ななかったんだろ。俺の部下なんかテレザート星で何人死んだかわかりゃしないってのに。」
観客「横っ腹に命中したときは何人か宇宙に吸い出されたんだけど・・・」
古代進「斉藤、あのハイパー放射ミサイルは、宇宙放射線を撒き散らした後で、爆発する癖の悪い兵器なんだ。」
斉藤始「しかし、艦長代理。あんたはあれに生身で耐えたじゃないか...は、ひょっとして?」
古代進「何だ?斉藤。まさか、俺がロボットやアンドロイドなんていわないだろうな。」
真田志郎「(そ〜っと逃げ出そうとしている)」
脇役「(渡し守)そこの、古代とやら。お前さんの場合、結構微妙じゃのう...割合からすると、あならいざあとかと一緒なんじゃが。」
古代進「な、何だとぉーーーーー?はっ、マシーン関係とすると、佐渡先生じゃなくて、そこの逃げ出そうとしている真田さん!!」
真田志郎「(ぎく!!)な、なんだ、古代?」
古代進「真田さんはどうなんです?両手両足は作り物、しかも爆弾まで仕込まれているんですよ。」
真田澪「お父様、それ本当なの?」
真田志郎「本当だよ...(と言いつつ、遠ざかろうとする真田)」
古代進「ジャキッ!!(コスモガンを構える音)真田さん、質問に答えていませんね。」
斉藤始「技師長、ちゃんと答えてやれよ。(と言いながらバズーカを構える斉藤)」
古代進「斎藤、それ構えるのはいいが、周りのことを考えたか?」
斉藤始「うんにゃ。全然。」
真田志郎「おまえら、二人して俺を殺す気か?」
古代進「そりゃ、無理でしょ。だって私ら、既にあの世に来てますもん。」
島大介「おいおい、あの世でも少しは考えろよな、古代。」
徳川太助「考える人の手って、どっちだったっけ?」
古代進「右手だろ、ポーズを取っているのは?」
徳川太助「じゃ、左手はどうなってましたっけ?」
南部康雄「お腹の上かひざの上に置いてるはず。」
斉藤始「鼻をほじってたんじゃなかったか?」
島大介「それじゃ、「鼻をほじる人」だよ。」
斉藤始「ふむ。(渡し守に)おっさんはどう思う?」
古代進「あのおっさんにそんな知力あると思うか?斉藤」
脇役「(渡し守)失礼な奴よのう。あならいざあと一緒の所に行ってもらおうかの?」
古代進「誰が行くか!!それとも、渡し守。お前、地獄耳か?」
脇役「(渡し守)さっきからずっとここにおったわい。全くわしを無視しおって。」
古代進「いや、存在すら気付かなかったよな。」
斉藤始「自分から発言しないと存在自体を否定されるのがこの世界なんだぜ。」
脇役「(渡し守)その理に気づくとは、お主中々見所があるのう。どうじゃ、優先席を用意してやるから先に乗らんか?」
斉藤始「いらねぇ、そんな事より、ここは一体何処なんだ?」
脇役「(渡し守)東洋風に言うと、三途の川と言うところじゃ。」
古代進「それじゃ、俺たちは皆死んでしまったのか!?」
デスラー「私はどうなるんだ、そこの渡し守」
脇役「(渡し守)お主も死んでおる。生きておったらここに来ることは出きんからのう。」
デスラー「ふむ。ではここに、ベムラーゼと言うタコジジイは来たことがあるか?」
脇役「(渡し守)ベムラーゼ?はて、誰かな?・・・あ、ひょっとして、あの倣岸極まりない振る舞いをし、頭がハ○に近い男かな?」
デスラー「...ヤマトの諸君、残念ながらここは地獄のようだ。」
古代進「なぜ地獄だとわかる?」
デスラー「あのような、悪辣な渡し守が居るから地獄と分かるのだよ。」
脇役「(渡し守)わしがいるから地獄なのではない。地獄があるからわしがいるのだ。」
太田健二郎「げげ。ここってやっぱり地獄なんですか?」
デスラー「そうか、ここは地獄か。では、私の質問について答えてもらおう。ベムラーゼというガルマン・ガミラス帝国を愚弄した男はここに来たのかという事だ。」
脇役「(渡し守)倣岸極まりない振る舞いの、頭がハ○に近い、鼻毛が少し伸びすぎてるタコジジイなら確かに来たが...あの男もあんたと同様わしの担当じゃないんで良く分からん。」
タラン「そいつだ。そいつは何処に行ったぁ!!」
脇役「(渡し守)地獄に落とされてわしの担当でないということは、いきなり閻魔大王様の所に連れて行かれたはずじゃ。」
古代進「い、いきなり、閻魔大王のところへ?」
ナレーション「そのころ閻魔大王の所では...」
ベムラーゼ「ここはどこだ?ゴルサコフ、ハーキンスはおらんのか?」
脇役「(閻魔大王)どーれおしおきだーべー」
ベムラーゼ「何じゃお前は。」
脇役「(閻魔大王)ワシがこの地獄の王、閻魔大王だーべー。」
ベムラーゼ「閻魔大王?ふん、わしは大ボラー連邦の首相、ベムラーゼだぞ。」
脇役「(閻魔大王)ああ、あのよわっちい戦艦の保有国だな。」
ベムラーゼ「弱っちいだとう!お、おのれ、そこになおれい!」
脇役「(閻魔大王)なおらせてどうするつもりじゃ?ここではお前もただの一人の死人、ワシにはかなわんよ。」
ナレーション「閻魔大王が言うのも無理は無い。地球防衛(連邦)艦隊所属戦艦にすら撃破され、ガルマン・ガミラス帝国所属戦艦にすら敗れる戦艦なのだから。」
脇役「(閻魔大王)というわけじゃ。それとお前が呼んでおった二人は既に裁きを受けておるから、いくら呼んでも来ることはないぞ。」
ナレーション「人道に反する罪で死刑になっている、ハーキンスとゴルサコフであった。」
ベムラーゼ「待て。既に死んだ者をどうやって死刑にするんだ?」
脇役「(閻魔大王)宇宙の歴史から、存在そのものを抹殺されるのじゃ。」
ベムラーゼ「それではあの二人はもう・・・」
脇役「(閻魔大王)もはや「誰の発言?」のエントリーからも消されておる。」
ベムラーゼ「ええい!部下がおらずともお前には負けんぞ!」
脇役「(閻魔大王)お前は既にボラー連邦の首相ではない、一介の死人だということがまだわからんのか?」
ベムラーゼ「ふっふっふっふっふっふ、そんな脅迫がわしに通用すると思ったか。わしは地獄なんぞ信じておらん。だから貴様なぞ怖くないのだあ!」
脇役「(閻魔大王)ここまで物分りの悪い奴も珍しいだーべー。仕方ない、こいつにはこいつにふさわしい罰を与えるだーべー。ベムラーゼ、汝には「だーべー」の呪いをかけてやるだーべー。」
デスラー「しばし待たれよ、閻魔大王。私は、ガルマン・ガミラス帝国の総統デスラーである。この男の処分、デスラーが行おうぞ。」
ベムラーゼ「デスラー、お主も地獄にきたのか。やはりお主も悪人だな。」
デスラー「タラン!デスラー砲発射準備!!」
脇役「(閻魔大王)残念ながら、タランは別な場所にいったぞ。」
デスラー「なにい?」
脇役「(閻魔大王)タランはな、無事に天命を全うした上で極楽行きになったぞい。」
ベムラーゼ「うはは、タランは極楽でデスラー、お前は地獄行きか、これは愉快だーべー。..は!」
脇役「(閻魔大王)どうやら、「だーべー」
ベムラーゼ「き、貴様はわしに何をしたんだーべー!あぁぁぁぁ!」
脇役「(閻魔大王)「だーべ−の呪い」だーべー。ベムラーゼ、お主は「だーべー」をつけないとしゃべれなくなるだーべー...永遠にだーべー。」
ベムラーゼ「ふん、き、貴様だってだーべー言葉だ、だ、だ、だーべーぇぇぇ。おう、だーべー!」
脇役「(閻魔大王)わしか?わしは、ほれ、普通にもしゃべれるぞ。どうだべー?くやしいか?」
デスラー「ベムラーゼ君、私に老いた者よのうと言った言葉を取り消すかね。」
ベムラーゼ「誰が取り消すかだ、だだだだだーべ、べべべべべ、だーべー!くそう、だーべー!」
ラム「・・・・・首相、これは一体?」
ベムラーゼ「おお、ラムだーべーでないかだーべー。なぜだーべーここにだーべーいるだーべー。」
ラム「おっしゃっている事が、良く分からないのですが?」
デスラー「私がハイパーデスラー砲で、あの世に送ってあげたのだよ。ベムラーゼ君」
ベムラーゼ「ふんだーベー、貴様だーべー地獄に落ちてだーべーいるだーべー。おたがいだーべー様だーべー。」
デスラー「ベムラーゼ君、少しは意味が分かるようにはなしてくれたまえ。」
ベムラーゼ「だからだーべーおまえもだーべーわしとだーべー変わらんとだーべー言っただーべー!」
デスラー「ラムと言ったな。あれほどの奮戦が、こんな輩のためにあったとは、気の毒と言うしかないな。」
ラム「恐縮です。で、あなたは誰ですか?」
ベムラーゼ「こらだーべー、デスラーだーべーなんぞとだーべーくちをだーべーだーべーだーべー。」
デスラー「ベムラーゼ君、一体何を言いたいのだね?」
脇役「(閻魔大王)「だーべー」の呪いが強くなったのだ。やがて奴は、「だーべー」以外の言葉を発する事はできなくなるぞ。」
デスラー「醜すぎるから、早く楽にしてやってくれ。」
脇役「(」
ラム「デスラー?・・・ま、まさか、あの、ガルマン帝国総統のデスラー総統ですか?」
デスラー「そうだ。私がガルマン・ガミラス帝国の総統、デスラーだ。」
ラム「再就職させてください。ガルマン・ガミラス帝国軍に」
デスラー「うむ、貴官のような勇者が味方になってくれるとは心強い。そうだ、地獄にも我がガルマン・ガミラスの覇権を打ちたててやろうぞ!」
ラム「ありがとうございます。ボラーの戦艦では、どこの宇宙戦艦にもかないませんから。」
ベムラーゼ「こんな時のためにだ〜べ〜、惑星破壊ミサイルだ〜べ〜、を用意していたんだ〜べ〜。発射だ〜べ〜!」
古代進「何?惑星破壊ミサイルだと。波動砲、発射用意!!目標、惑星破壊ミサイル!!」
タラン「総統!天国よりデスラー砲をお持ちしました!!」
デスラー「ありがとう、タラン!!」
タラン「はっ、デスラー砲発射用意、目標ベムラーゼ。」
デスラー「発射。」
ナレーション「デスラー砲から放たれたエネルギーの奔流はベムラーゼと閻魔大王を吹き飛ばした・・・。」
古代進「やり過ぎだぞ、デスラー。」
タラン「総統、閻魔大王も居なくなった今、我々はどうすれば良いのでしょう?」
デスラー「簡単な事だ、今まできた道を引き返せば良い。帰るぞ、タラン。」
ナレーション「そういって、デスラーとタラン、それにラムは元来た方へ歩き去って行った・・・。」
古代進「誰も居ない・・・、一人になってしまった・・・。」
デスラー「古代、帰らないのか?雪が待っているぞ。」
古代進「ああ、帰るよ。デスラー、でも、ベムラーゼ首相を放っておくわけにはいかんだろ。」
デスラー「ベムラーゼ?あいつはもう放っておいて良かろう。」
脇役「(地獄の門番)閻魔大王が死んで私たち、失業だぜ。」
古代進「可愛そうに、いっしょに来るか?」
観客「閻魔大王、地獄の門番居なくなったらどうなるんだ?」
古代進「僕らの知った事か!!」
島大介「そうだな、俺達の知った事じゃないしな。」
古代進「艦長、今から徒歩にて帰還しようと思いますがいかがでしょうか?」
脇役「(地獄の門番)ここと現世の間の距離は、地球とイスカンダルの10^10倍はあるぞ。」
沖田十三「それでも、何もせんよりはましだ。いくぞ!」
真田志郎「渡し守さん、あんたはどうするね?」
脇役「(渡し守)わしはここに残って、誰かが来るのを待つよ。」
ナレーション「こうして、ヤマトの乗組員と地獄の門番達は現世に向かって遥かなる旅に出た。」
真田志郎「(計算上は現世に戻る遥か前に、宇宙の方が崩壊しているはずなんだが...まあ、黙っておこう)」
ナレーション「THE END」
管理者 Kuyou Sagami : WeB DoRaMa v1.25 [Shigeto Nakazawa]